株式会社石井造園
石井 直樹
POSTED | 2016.02.09 Tue |
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TAGS | 従業員数:11〜30人 業種:その他 創立:15年以上 決裁者の年齢:その他 商材:BtoC |
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地域貢献度NO.1!横浜を代表するCSR企業
地元で50年愛され続ける秘訣とはTopics
株式会社石井造園 社長 石井 直樹氏のONLY STORY
小学生の時から「造園屋の社長になる」
弊社は来年で50周年を迎えます。実は僕会社と同い年なんですよ。
はじまりは、ちょうど僕が生まれた頃にうちの父親が庭で植木鉢を売り始めたことでした。
それから小学校の時には既に家業を継ぐと思ってましたね。文集に「造園屋さんの社長になる」と書いていましたし。
その後も専門学校に通って、25歳まで東京の方で公共工事を学びました。ずっとなんの疑いもなくその道一筋で生きてきたと思います。
僕の場合、父親が自宅で始めた家業なので身近にいつも石井造園がありました。
小学生の頃なんかはね、周りのみんなが夏になると、ザリガニ釣りに行くんですよ。一方僕は親から与えられた植木の水やりをやらないと、遊びに行けなかった。
ただそんな役割を与えられて、お小遣いももらって。みんなと遊びにいけなくても、僕は自分に任された“仕事”があることに対してとても誇りに思っていました。
また、いい加減に水やりをすると植物は枯れてしまいます。その枯れた苗を祖父が悲しそうに処理してくれるんです。
死生観というか、植物に対しての向き合い方であったり仕事に取り組む姿勢についても幼少期に培ったと思いますね。
「企業の社会的責任」を果たす
私はこの生まれ育った横浜の地が本当に大好きで。横浜でこれからも活動をしていきたいと思っています。
また、すべての企業には社会的責任があると思っていますので、社会貢献も大事な要素です。
ですから弊社は「企業の社会的責任」(CSR)に基づいて横浜の地に根付いた活動を行っております。
その結果として「横浜型地域貢献企業」に認定をされました。「横浜型地域貢献企業」とは2008年より開始された認定制度で、活動を通して、地域貢献の視点で雇用や環境などの事業活動に取り組んでいる企業や事業体のことです。
ちなみにこの制度は立ち上げから関わり、初年度で認定を受けてから、それら企業の先頭を走ってきました。
「先頭を走る」とはどういうことかというと、ナンバーワン企業の一つとして、その分野の「トレンドを作る」ことができるわけです。
例えば、公共工事における「カーボン・オフセット」を神奈川県で初めて行いました。
工事で排出された二酸化炭素などの温室効果ガスを、植林・森林保護・クリーンエネルギー事業(排出権購入)による削減活動によって「他の場所」で直接的、間接的に吸収しようとする考え方や活動です。
この出来事によって、「オフセットの見本」となる仕組みを弊社が構築しました。
あとは新たな地域貢献の取り組みとして、「盆栽カフェ」をやっています。
「盆栽」を育てるのって難しいイメージをもたれがちなのですが、カフェという気軽に来れる場所で、コーヒーを片手に、地域のコミュニュケーションの活性化が図られるといいですね。
活動を通して、”幸せを共有する”企業とは
私は39歳の時に、父から社長職を受け継ぎました。その際「うちの経営理念ってどういうものなの?」と尋ねると明確な答えが返ってきませんでした。
ISO9001を取得する時につくった経営理念があったのですが、CSRを意識して経営する中で3年前に刷新しました。「企業活動を通して、幸せを共有する企業を目指す」です。
まずは「社員とその家族」と幸せを共有することにおいて僕はやりがいのある仕事を提供して、社員はそれに誠意を持ってこたえる、という関係性が大事だと思います。
今でも毎月給料は一人一人直接手渡しをしていて、きちんと評価を還元することもできているかと思います。
たまに「奥さんが風邪を引いたので休みます。」って言う社員がいるんだけど、それもOKにしてますよ。また、「地域の方々」との幸せの共有は日々肌で感じていて、例えば区長さんが僕だけじゃなくて社員の名前まで覚えていたり、役所に行くと「いつもお世話になってます」と声をかけられます。
あと、小学生が石井造園の”つなぎ”を着ている社員を見て「あ、石井造園の人だ!」と声をかけてくれるんです。本当にそれが誇らしいです。地域の方々に愛されて活動を続けることができています。
また、CSR活動に関しては今までも、これからも私たち石井造園がCSR活動のトレンドを作っていく覚悟です。
こんなにも横浜に対して、愛が溢れていて貢献できる会社はないだろう。