株式会社慈眼

柴原幸保

メグスリノキで、秩父市を一大観光地に!

挫折を糧に生まれた「眼茶」。慈眼寺住職が描く未来図とは
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株式会社慈眼 社長 柴原 幸氏のONLY STORY



~株式会社 慈眼 柴原 幸保様~
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昭和34年、埼玉県秩父市生まれ。駒澤大学卒業後、曹洞宗大本山総持寺で3年間修業し、昭和62年、祖父の代から続く秩父幼稚園に就職。

平成9年に学園の理事長、平成10年に寺の住職に就任。
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人を変えたいなら、自分を変えろ。


秩父で780年続く「慈眼寺」の住職をしています。私の人生は挫折と挑戦の繰り返し。多くの人との出会いなくして、ここまで来られませんでした。

一番の挫折は、祖父の代から続く幼稚園の経営に携わったことでした。秩父市は、子どもの数が年々減少している地域。

今後の経営状況に危機感を覚えた私は、簿記の専門学校や学校法人経営のセミナーなどで得た知識を掲げて、経営改革に着手したんです。

世間のことも、幼稚園という現場もよく知らず、人間関係も十分に築いていない中での強行改革でしたから、職員たちは困惑し、私は苛立ちました。

「なんでこんな簡単なことがわからないんだ!」と周囲を責め続けたんです。現場との関係は冷えきり、18年もの間低迷が続きました。

「このままじゃダメだ」と気付いたのは、40歳を過ぎた頃。人は責めても責められても変われないもの。「まずは自分が変わろう」と思い、今までとは違う講座やセミナーに参加することにしました。

たくさんの出会いの中でも、起業家へのコンサルティングの第一人者である福島正伸氏からは、たくさんのことを学びましたね。

メンタリングマネジメントの手法や、自立型相互支援ができる組織作り、具体的な経営ノウハウなどを教えて頂いた事で、幼稚園は自発的に動ける自立型組織へ生まれ変わり、自然と園児数も伸びていきました。

かつては、「どうして少子化の時代なのか」「なぜ子どものいない秩父で幼稚園を経営しなくてはならないのか」と人や環境のせいにしていました。

でも今は逆に感謝しているんです。もし今が少子化でなかったら、そして幼稚園があるのが秩父でなかったら、私はきっとイヤなやつのままで終わっていたでしょうから。

人生で学んだノウハウを商品に凝縮


住職である私は、株式会社も経営しています。かつての株式会社慈眼は、商材を買い込んでは失敗を繰り返す、私の迷いがそのまま反映されたような会社でした。

ですが、自己を掘り下げて、自己と向き合うことで、迷いがなくなり、慈眼寺と会社が1つにつながったのです。

慈眼寺は、「眼の仏様」である薬師瑠璃如来を祀る「め」のお寺。ご祈祷に来られた人に「メグスリノキのお茶」を振る舞い、販売もしていました。

肝臓を整え目に作用する有効成分が含まれていることが専門機関でも研究されていて、回復事例も多く届けられていました。昨年末評判に注目したテレビ通販会社からお声がかかりました。

今はスマホやパソコンのブルーライトなどで目を酷使している時代。このお茶で、皆様の眼の悩みを解消するお手伝いができると思いましたね。

でも、慈眼寺で販売している「メグスリの木のお茶」の料金は原価すれすれ。リピーターのためにも値上げはできません。そこで、商品のネーミングやポジショニングを変え「秩父めのお寺慈眼寺で祈願済み 飲むめの御守り『眼茶』」として提供する事にしました。

キャッチコピーは、「めちゃめちゃいいね!」。「飲むめの御守り」「眼茶」は、商標登録も目指しています。

「メグスリノキのお茶」は他店でも取り扱っている商品ですが、「眼のお寺でご祈願済み」という強みがあるのはうちだけ。競合他社が手出しできないオンリーワンのポジションを見つけ、コンセプトを明確にしたことで、より多くのお客様に魅力が伝わるようになり、大きな反響を頂きました。これまでの人生で学んできた知識や経験を凝縮した結果だと思っています。

眼茶の第6次産業化で地域に雇用を


私は、メグスリノキで秩父を6次産業化し、雇用の少ない秩父市に雇用を生み出したいと夢見ています。今は木材が売れず、日本の林業が衰退している時代。

メグスリノキを秩父の山々や荒れ畑に植え育てる事で、林業の方々の利益にもつながります。また、加工するには葉っぱを集め、乾燥させる人手が必要です。

それほど難しい作業ではありませんから、健常者はもちろん、障がいをお持ちの方の雇用にもつながります。

一番の夢は、「眼茶ファーム」を作ること。メグスリノキを、秩父の観光の目玉にしたいんです。カエデ科の木なので、一斉に紅葉化したら美しいですよ。秩父が紅く染まるのです。

そこに工場があり、お土産屋があり、レストランがある。たくさんのお客様が観光に来てくれるでしょう。

この夢を果たすためにも、まずは、テレビショッピングや、ネットショッピングなどを通じて、販売ネットワークを広げたいですね。

国産・無農薬・ノンカフェイン、肝臓にも効きますから、健康志向の高い女性やお酒を飲む方向けの販売戦略も打ち立てていきたいです。

また「メイドインジャパン」というブランドを活かして、海外にも打ち出したいですね。「メグスリノキといえば秩父」という代名詞になれたら最高です。

株式会社慈眼の住所や電話番号、採用・求人等が載っているホームページはこちらから↓

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