曽我株式会社
戸田 昌孝
POSTED | 2016.04.19 Tue |
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TAGS | 従業員数:5人以下 業種:研修・コンサル 創立:15年以上 決裁者の年齢:その他 商材:BtoB |
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ビジネスコンボジットで各種企業を幸せに
『こだわらない』ことで、メーカーから総合商社に!!Topics
幅広い人脈と事業
色々な方面からビジネスをサポート
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曽我株式会社 社長 戸田 昌孝氏のONLY STORY
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1970年9月8日生まれ。東京都板橋区出身。曽我株式会社設立者の父のもと育つ。
大学卒業後、サラリーマンを経験。その後曽我株式会社に入社する。
前社長退任後は、販売先の拡大、販売商品の増加など、事業拡大を進めた。様々な縁から自社の事業が拡大したという経験から、現在メーカーと販売店のマッチングも手掛ける。
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マイナスの状況も考え方でプラスになる
弊社は私の父が設立した会社で、私で三代目になる会社で、私の父のあとは、一度取締役をしていた私の叔父が社長を務めていたのですが、その時代に、経営に失敗してしまい、大きな借金を抱えてしまったんです。
そこで、このままでは会社が潰れてしまうということで、私が社長に就任しました。
ただ、当時はどんどん経営が右肩下がりになってしまっていて、それに合わせて従業員もどんどん会社を離れてしまったんですね。
私が正式に社長になった頃には、全員やめてしまい、私一人しかいない会社になってしまいました。
就任直後で、借金もあるし、支えてくれる従業員は全員やめてしまうしで、正直結構きつかったですね(笑)
でも、その状況でどうしようかと思ったときに、意外にも私のなかで生まれたのは、『一人の会社だったら、すべて自分の責任で自由にできるし良いじゃん』という考えでした。
現在の会社に入る前、他の会社でサラリーマンをしていたのですが、そこで私の感じていた不満が、『自分の作り出したしごとを自由にできない』ということでだったんです。
そこからすると、たしかに、借金があったり、支えてくれる人がいないというマイナスの面もありましたが、自分の好きな仕事を自由にできるという状況がむしろ私にとってはよい状況に感じられたんです。
そこからは本当に自由に仕事をしています。販売地域の拡大や、取扱商品の増加など、既存の事業の枠を超えて、自分の楽しい仕事を自由にするなかで、現在の総合商社のような事業内容に辿り着きました。
婦人服のメーカーから総合商社に!
弊社は一言で言うと総合商社のような会社です。
現在ですと、婦人衣料・食品・ネックレス・靴・雑貨などの幅広い商品を取り扱っています。弊社の特徴は何と言っても『こだわらないこと』です。
『こだわらない』と言ってしまうと、適当にやっているイメージになってしまうかと思うのですが、この『こだわらない』というのは、お客様の要望があったら現在の事業に『こだわらない』で、可能な限り応えるということを意味しています。
もともと、弊社は婦人服の製造を行っている会社で、温泉地向けに婦人服衣料の販売をしていました。
その事業を行う中で、お客様から、『あれが欲しい』とか『これないの?』など、様々な要望を頂いたんです。
その要望に対して可能な限り応えようと思い、ネックレス・靴など今まで扱ってこなかった製品も販売するようになりました。さらには、食品の販売をしてほしいとの要望もいただき、現在、食品の販売にも携わっていますし、本当に総合商社に近いような会社ですね。
ミスマッチをマッチングさせる!?
現在、弊社では北は北海道から南は鹿児島まで、全国150か所の施設に商品を販売しています。
その中で私が感じたことは、日本にはたくさんの一流のメーカーや良い販売店があるのに、そのマッチングができていないということでした。
良い商品が作れたけど売る手段がわからないという企業がたくさんあったんですね。せっかく良い製品や販売店があるのにそれではもったいないと強く感じました。そこで、今後はメーカーと販売店を繋げる仕事をしていきたいです。
その中でも、現在弊社で行っているのが、ミスマッチのマッチングです。例えば、食品の卸に婦人雑貨を卸したり、逆に洋品店に食品を卸したりするんです。一見すると洋服と食品って一緒に買ったりしないんじゃないかと思うじゃないですか、でも意外と一緒に置いておくと、売れることってあるんです。
例えば、服1枚かったついでに食品1個の方が消費者も買いやすいと思うんです。女性の欲しい物はどこへ行ってもさほど変わらないのですが、今まで売れるのを知らないで置いていなかったと言うお客さんへ売れる物の窓口を広げてあげるのが自分の仕事だと思います。
私は今までたくさんのメーカーと販売店を見てきました。その私だからこそ、一流のメーカーと一流の販売店をつなぐ役割を果たせるのではないかと考えています。
一流のメーカーと一流の販売店のマッチングをしていくことで、良い製品をより多くのお客様に届けていきたいです。