株式会社オフィスたはら
田原洋樹
POSTED | 2016.05.28 Sat |
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TAGS | 従業員数:5人以下 業種:研修・コンサル 創立:11〜14年 決裁者の年齢:50代 商材:BtoB |
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企業に合わせてフルカスタマイズ
現場を大事にした人材育成研修と地域の活性化Topics
株式会社オフィスたはら 社長 田原 洋樹氏のONLY STORY
〜株式会社 オフィスたはら 代表取締役 田原 洋樹様〜
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奈良県生駒市出身。同志社大学商学部卒業。
大手旅行会社JTBで15年間に渡り、法人ソリューション営業を担当する。
サッカースタジアムでの大型イベントを企画・運営し、日経新聞他さまざまなメディアで取り上げられ、社内では常にトップセールスとして実績を残す。
2005年には当時の史上最年少営業マネージャーとして活躍した。
2007年10月に東京都・練馬区に個人事業主登録。人材育成コンサルタントに転身する。リクルートマネジメントソリューションズ専属トレーナーを経て、2011年に株式会社オフィスたはらを設立。
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旅行会社から一転、人材育成の世界へ
アルバイトは、伊丹空港で海外旅行客のスーツケースを並べる仕事をしていました。受付で荷物を預かったり札をつけたりという感じです。
そのときのアルバイトが旅行業との最初の接点だったわけです。卒業後は旅行会社であるJTBに入社しましたが、形のない「旅行」という商品を売ることに、とても魅力を感じていました。
入社して10年くらい経過したとき、サッカースタジアムでの大型イベントを企画・運営することになりました。当時は営業リーダーとしてメンバーをまとめ、率先して新しいことをやらなければいけない立場。対象となった埼玉スタジアムは浦和レッズのホームグラウンドで、水曜日と土曜日に試合が行われていました。
任された企画は、それ以外の曜日にスタジアムを有効活用できないかという企画でした。そこで思いついたのがプロ野球のパブリックビューイング。準備期間2ヶ月の中で、どうやって人を集めるか、自分で企画し自分で運営していく喜びがあったのを覚えています。
当時から私はチャンスがあったら、それを取りにいくタイプの人間でした。そんな積極性を評価していただいたこともあり、35歳の時、当時、史上最年少で営業マネージャーになりました。
通常、営業マネージャーをすると次は支店長、もしくは本社の部長になるというキャリアを歩みますが、私は一度自分を見つめ直そうと考えました。
JTBである程度の実績を残し充足感もありましたが、自分は果たして外で通用するののかどうか、一度外に出て挑戦してみたいと思いました。
そんな時、新聞広告をみていると「リクルートマネジメントソリューションズ」の人材育成トレーナーの募集があり、これまでの営業経験が生かせるのではないかと感じました。
そしてなんとか合格することができ、その後、業界の違いに戸惑うこともありましたが、付きっきりで指導してくださるトレーナーに育てていただました。
中小企業を応援したい!強みは現場感覚
トレーナーとして4年間働いたのち、2011年に株式会社オフィスたはらを設立しました。リクルートの専属トレーナーも魅力ある仕事でしたが、当時関わるのは大きな会社が多かったんです。
私としては環境の整わない、小さな中小企業を応援する場があってもいいなと思ったので、独立することを決意しました。
また、地方で再就職を考えている人、実際に求職している人に対してもトレーニングすることがあります。すると、彼らは目の色が違うんです。みんな必死に食らいついてくる。仕事しているうちに、そういう人たちの力になりたいと強く思うようになりました。
当社の強みとしてはまず、現場感覚を大切にするということ。私は研修の前には必ず受講者にインタビューするようにします。
そこで得た現場の感覚を大事にして、研修の中身を相手に合わせてフルカスタマイズするようにしています。
地方創生は人材育成から。楽しく働ける未来を
今後、短期的には地方創生の仕事にも注力していきたいなと考えています。最近では加速化交付金と言って、全国の地方にお金がついています。
それをどう活用するかを考えている時、内閣の石破大臣の「地方創生はまず人材育成から」というお言葉が耳に残りました。
それがきっかけとなり、今は私がこれまで行ってきた人材育成のノウハウを地域に投入していく仕事をしています。
中長期的には自分自身のキャリアもデザインしていきたいと思っています。現在、大学で講座を持たせてもらっていますが、今後はより学生との接点を増やしていきたいです。大学経営もそうですが、リタイヤした人も大学で学べるようなカリキュラムも提供できればと思っています。
多くの人が自信をもって生き生きと仕事を楽しんでほしいですね。我々もそこに寄り添える存在でありたいと思っています。