岡本貴史

私の故郷は、岩手県久慈市。3.11の東日本大震災で、大津波に飲まれた地域です。

地元に戻ってみると、街はもう悲惨な状態でした。

私の実家も流され、地域の皆さんも家を失い、職場を失い、途方に暮れていて、その姿を目の当たりにした時、心に決めたのです。

「コーキ株式会社のメインセンターを、久慈市に移管しよう」と。

私がテレアポの仕事を始めたのは、大学生時代。

インターネット回線販売会社でのアルバイトでした。

テレアポは過酷な仕事とよく言われますが、難しさを乗り越えて受注できた時の面白さがありましたし、自分がオススメする商品がいかに良いか、それを導入することでお客様にどんなメリットがあるかを誠実に伝えていくことで、最初は不審そうなお客様の声が喜びの声に変わって行くのも楽しかったんです。

想像以上に成果が出て、西日本ブロックで表彰されたりもしたので、いずれはテレアポに関する仕事をしようと思っていましたね。

その後、一度地元に戻って地元の企業に就職して5年程勤めましたが、自分の会社を持ちたいと言う気持ちを叶えたくて上京。

テレアポ事業を行うコーキ株式会社を設立しました。

そこで、順調に売上げを伸ばす中で発生したのが、東日本大震災だったんです。

久慈市は、高校まで育った大切な故郷です。

うちで久慈市の方を採用して、就業先のひとつとして役立ててもらいたい。

そんな気持ちで、新規のお客様やお問い合わせに対応するメインセンターを、まるごと久慈市に移管しました。

この取り組みは、地元の新聞にも何社か特集していただきました。

企業ですからもちろん利潤目的もあるのですが、地元に貢献したいと言う思いを受け入れて、評価して頂けたことは、本当に嬉しかったですね。

たくさんの方から喜びの声もかけていただいて。

もっと頑張らなくてはという想いが強まりました。

弊社は、テレアポやDMを発送した後のフォローコール、アンケートリサーチといった発信業務を行うアウトバウンドを専門に行っています。

日本全国にコールセンターは数あれど、アウトバウンドに100％特化しているのは、うちだけですね。

他社は、カード会社などの受付窓口といった、受信業務を行うインバウンドを8〜9割、残り１割でアウトバウンドをやるというところがほとんどですから、アウトバウンドに対するノウハウの質の高さと量は比になりません。

テレアポの際に必ず必要になるのが、「トークスプリクト」というマニュアルですが、こちらは幾通りにも設計の仕方があります。

どのキーワードをどこに配置するか、こういう切り返しをしたらどう返すか、心理学的要素も盛り込んでいますし、お客様がお断りになる理由を分岐させていくノウハウなども詰め込んでいます。

これは案件の量をやっていないと見えて来ない部分であり、20年以上やってきたからこそ実現できるクオリティだと思いますね。

この他にも、コールセンターとして業界最安値の料金や、派遣を使わず、全員直接雇用しているのも強みです。

自社できちんと雇用すると、責任感の部分が全く違ってくるんですよ。

久慈市の皆さんを雇用したいというのもありますし、やはり良い仕事をしてもらいたいという気持ちが強いです。

また、弊社では通話録音データを全て無料で開示しています。

通話録音をとっていなかったり、とっていても開示しなかったり、開示に高額料金を取ったりする会社が多い中で、うちがあえて録音データを開示するのは、品質に自信がありますし、きちんとやっていることをクライアントに聞いて頂き安心して頂きたいからなんです。

録音データを開示することは、言わば内部のサインを開示しているのと同じですから、同業他社はまず出したがりません。弊社だからこそ持てる自信ですね。

現在の主力サービスは、『テレアポJAPAN』という、1コール@100円の業界最安値のサービスなのですが、今後は、成果報酬型サービス『トップコール』を強化したいと考えています。

他社の場合は、成果報酬だとどうしても価格が安くなり、成果を出さなくてはならず、テレアポの品質が悪くなってしまいがちなのですが、うちの場合は、録音データを事前にクライアントにお聞かせしますから安心してご利用頂けますし、アポを取った先の企業にもきちんと対応して頂けます。

弊社では、相場と同じか、むしろ高いくらいで見積もりをお出ししているのですが、弊社の強みをお話しすると、クライアントも安心してくださいますね。

安い価格で数がとれても、質の悪いアポイントではムダ足になりますから、多少高額でも質が高く、成果につながるアポイントを求められる方が多いんです。

そうした想いにお応えするためにも、品質の高い成果報酬サービスを充実させて行きたいですね。