宮澤商事株式会社

宮澤 伸英

業界一筋65年。「待ちの姿勢」を一新した訳とは?

チャレンジ精神を胸に大切な社員と目指す100年企業
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宮澤商事株式会社 社長 宮澤 伸英氏のONLY STORY

業界一筋60年以上。時代と業界の変化にどう対応すべきか。


長らく同じ業界でお仕事をしていると、業界内の常識やそれを取り巻く外部環境がどんどん変わっていく。その中で対応しながら変化していくべきことがあれば、一方で変えるべきでないこと・守り伝えていくべきこともありますよね。

宮澤商事株式会社が身を置くこの業界でも、それは同じ。
私が社長を務めているこの会社は、鉄の小売企業です。主にパイプを中心に、建造・建築物、駐車場、自動車、看板など様々なものに利用されている鉄鋼製品を取り扱っている。

立ち上げたのは私の祖父で、それから今年で65年目を迎えました。私は3代目経営者になりますが、幼少期からある1つの夢を変わらずに持ち続けています。

「この会社を大きくしたい」
現在は鉄が衰退して来たと言われていますが、創業から時を経た今、弊社は好調な状態で経営することが出来ています。
その要因の1つには、その時々に合わせて変えるべきことと変えるべきでないことを見極め、変化する努力と守り伝える意識を大切にしてきたことにあるでしょう。
例えば、私たちと同じような業界の方だと営業を自分たちからするのではなく、保守的な姿勢でお客様がこちらにお仕事を依頼するのを待つのが一般的かと思います。
これは、私が宮澤商事の社長の座を受け継ぐ前に色々なことを学ばせていただきながらお世話になっていた会社さまでも同じでした。
ただ、私はこの「待ち」の姿勢に疑問を感じました。なぜならお客様がこちらの元に足を運んでくださるのを待っているだけだと、必然的にその数は減少していきますよね。今は、特にそういう時代にあると思っています。

この現状を変えていかなくてはいけない。そのために何ができるだろう、と私は考えました。

「待ち」ではなく、お客様の元に足を運ぶ「攻め」の姿勢を


悩むより、まず自分自身で動いてみよう。

そう思いたった私は、20年ほど前から仕掛ける営業を始めました。同じ業界を見ると、守りの姿勢が一般的だった中で私は「攻めの姿勢」で自分自身から働きかけていくことをして行ったんです。

こうしたチャレンジ精神が前に出るようなスタイルは、同業の方から見ると昔も今も新鮮に映るのではないでしょうか。
その一方で、私たちには変わらずに大切にしてきたこともある。

それは、小ロット・短納期スタイル。これは、お客様が小ロットから頼むことができ、かつ短納期でお納めできるということです。これは、初代社長の代から続けていることなんですよ。

加えて、そのような製品に関してのことだけではなく、お客様に安心してお仕事を任せていただけるようにするためにアイディアや情報、知識を厚くするということを私たちは心掛けるようにしてきました。

これは当たり前のことかもしれませんが、製品知識の深さや知識量の豊富さというのはお客様に安心感を抱いていただけると思うんですよね。

変わらずに守ってきたことといえば、もう1つ。

それは、宮澤商事株式会社が拠点を構えるこの場所。鉄の材料を扱ったり加工したりする工場の多くが移転していった中で、私たちはあえて創業の地である池袋を拠点に事業を続けてきたんです。その結果埼玉と東京を結ぶ物流の中継基地になり、現在は自社で7台の配送車を所有しています。

こうして「短納期小口配送」のための流通経路を確立してきたことで、新たなニーズの掘り起こしにも成功しました。

大切な仲間たちと共に、これから先も歩み続けたい。


宮澤商事株式会社は、これから毎月平均で10社ずつ新規顧客を獲得していきたいと思っています。とはいえ、急成長したいとは思っていません。半歩ずつ、ゆっくりで良いんです。衰退することなく常に前に進み続けることで、私たちは『100年企業』になってけると信じているんです。

今後ブランド化して新規を増やした上で、既存顧客もしっかりと守り続け、20年先には『年商10億円』を達成したいですね。

そのためには、私や先輩社員が持っている知識は自身だけにとどめるのではなく、一緒に働く仲間たちに伝えていき、人を育てていく力にしていきたい。

最後になりますが、私にとって今ついてきてくれている社員は大切な家族です。

彼らが幸せに暮らしていけるようにお金を生み出したいですし、楽しいと思いながら働けるビジネスを作り出したい。

そうしたところを目指すことは簡単ではないし、考え込んでしまうこともあるでしょうね。ただ、悩みの9割って実は余計な事なんですよ。無駄に考えて視界が曇る前に、とりあえず行動すればなんとかなるもの。行動するってドキドキしますけど、そのドキドキも楽しまないとね。

老後のビジョンをイメージした時に「楽しい」と感じられるかどうか。私にとっての判断基準はそれだけです。

宮澤商事株式会社の住所や電話番号、採用・求人等が載っているホームページはこちらから↓

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