日本ディクス株式会社
戸邊 光男
POSTED | 2017.06.23 Fri |
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TAGS | 従業員数:101〜300人 業種:IT・情報通信業 創立:15年以上 決裁者の年齢:その他 商材:BtoB |
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IT技術を使ってお客様の経営をサポートしたい!
選ばれ続ける人材を目指しIT技術で挑戦し続けるTopics
日本ディクス株式会社 社長 戸邊 光男氏のONLY STORY
ガソリンスタンドのアルバイトがきっかけで、ITの世界へ
私がITの業界に入ったきっかけは、高校生の時にアルバイトで働いていたガソリンスタンドでした。夜になるといつも、ある社長さんがガソリンを入れに来て、必ず缶コーヒーをおごってくれたんです。缶コーヒーおごってもらったらサービスしないといけないと思うじゃないですか。窓一生懸命ふくとか、灰皿綺麗にするとか。そうすると、よくやるねと声をかけてくれて。そこから高校生なの、就職どうするのって話になって。考えてますって答えたら、うち来ない?って。幾つか同じような話をもらったんですけど、その中で選んだのがIT業界の会社でした。
当時の会社の事業は設備の設計と施工ですね。昔は携帯電話すらない時代ですから。今で言うデータセンターみたいなところではなくて、各社がコンピューター室を必ず持っていて。そのコンピューター室の空調とか、床、壁。あとは大型汎用機の設置っていうのをやってました。
そこから会社の先輩に誘われて新しくITの会社をつくりました。僕も9年いて、ナンバー2でずっとやってたんですけど…今度はちょっと方針が合わないというか、下請けでずっとやろうっていう考え方だったんで。僕はもっと違う方に行きたくて。当時はITバブルの前くらいですから、ものすごく業界が乗ってたわけですよ、だからもうちょっと上のところに行かないとって思って、今の日本ディクス株式会社を平成10年に起業したわけです。
DICSのDはデジタル、Iはインテグレイト、Cはコミュニケーション、Sがサービス。で頭を取ってDICSって社名にしてます。
特に力を入れたのがロゴでして。
よくビルの窓にある赤い逆三角形があると思うんですけど、あれって注意って意味なんですよね。注意って注目にも値するので逆三角形を選んだ。丸は人間のヒューマンパワーっていうか、魂、を意味しています。少し逆三角形を太らせてるのは、安定性。逆三角形っ安定しないから、安定性を持たせた。色はかなり濃いネイビーにしてるんですけど、深海っていうか奥深く、深みがあるよっていう、深みがある会社ですよっていう意味合いでこの色を選びました。
ITにまつわるレイヤーを網羅。これが私たちの強みです。
日本ディクス株式会社は、主にカードソリューションとセキュリティに関する事業を行っています。カードで扱うのはクレジット。例えば自動車のブランドには自動車会社ごとにポイントカードみたいなものがあるんですが、このポイントでオイル交換ができたり、整備ができたりする。
そこに私たちの会社はクレジットカード機能をつけているんです。その中でも私たちはインフラから開発までできる。これは社員の中にカード会社に勤めていた人がいること、カードに関する仕事を長年やってきたことが理由です。
今年の5月10〜12日にビックサイトで行われたセキュリティーエキスポなどにも参加しました。
セキュリティの中の一つにVDIっていうのがあるんですけど、セキュリティの中では特にここに力を入れてますね。VDIっていうのは簡単に言うと情報漏洩を防ぐソリューションです。多くの方がインターネットを仕事で頻繁に使うと思うんですけど、ウェブを利用するとデータが残ってしまう。
これって盗もうとしたら簡単に盗まれちゃうんですよ。それを業務で使うものと、プライベートで使うものに分けちゃう。業務で使うものをサーバーに残らないような設定にすることで、情報漏洩とか、データが盗まれないようにするんですね。インターネットは一個だけど、仮想でもう一個ブラウザで開いて画面を出すイメージかな。今年度も学校とか、病院。そういったところにものすごく注目されています。
このVDIにおいて僕たちが日本での構築件数No.1なんです。これは先ほどのシステムを実際に設置する件数。もちろん販売件数は大手の会社さんが多かったりするんですけど、他社さんには構築技術があまりなかったりするので私たちに仕事が入ってくるんです。
事業を進めていく中で、私たちの一番の強みはITのレイヤー全てを網羅していることですかね。
実はITのレイヤーは細かく言うと4つある。一番上が設計・開発。二番目がネットワークやサーバー周りのシステムインフラ。その下にファシリティ。いわゆるネットワークの配線をするとか、無線LANの設置をするとか。最後が運用。上のレイヤーがやってきたものを運用したり守ったりする。この4つのレイヤーを全て出来るのがうちの強みです。特にファシリティをやっている他者さんは幾つかの大手企業さんくらいしかいないですね。中小企業ではほとんどいない。これが出来るのも、僕が最初に入った会社がファシリティをやっていたからなんですね。
普通の人が上のレイヤーから学んでいるのを、僕はたまたま下から学んでいっていた。
そんな強みもあってか、昨年は3つの子会社合わせて38億円くらいの売り上げを出すことができました。でも、まだまだこれから。2020年には50億まで伸ばしていきたいと思っています。
そのためにもっとも必要なのが“新入社員さん”。この規模を目指すにはあと150人は必要です。
文系理系問わずやる気があって積極的な方、大歓迎です。
ITの会社と言うと文系の人たちは興味があっても萎縮しがちなんですよね。でも実はうちの会社に入ってくる人の半分くらいは文系なんですよ。確かに最初は理系の人たちの方が早い。けど3ヶ月間の研修を卒業して、職場についた時、実際それほど能力に差はないんです。本人の気持ちややる気次第でいくらでも伸びていく。だから全く文系であることを気にすることはありません。
一人でも多くのやる気がある方々と、ともに目標を達成したい!
まずは「2020年までに50億」という目標は達成したいですね。
この目標に向けて社内で一つ意識しているのが「働き方改革」。今社会でもかなり話題になっていますよね。もちろん自分の年間計画次第みたいなところもあるんですけど、上司がきちっと見てあげながら、
やるべき課題をしっかりやって帰る。この能力を育てることも大切だと思います。会社内では水曜日をノー残業デーにしたり、有給奨励日も会社のカレンダーで決めて、連休の時にくっつけたり、休みやすい仕組み作りを意識しています。
最近で言うと、評価制度を今年の4月に変えました。評価制度がすごくわかりやすくなったので
社員それぞれのモチベーションをあげるためにいろいろと工夫を凝らしていきたいですね。
ありがたいことに毎年110%以上の成長をさせてもらっている。だからこそ、この成長度合いに対する人をもっともっと増やしていきたいんです。そのためにも「選ばれ続ける」ことを企業理念に置いています。単に選ばれるだけじゃダメ。今後も人材・営業・技術、もちろん採用でも。これからも選ばれ続ける会社であり続けます。