株式会社クリエ

出口友子

女性起業家の想いを届けるメディアで働き方を提案

戦場カメラマン×テレビ局で培ったコンテンツ力で勝負
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今回のインタビューは、女性起業家の想いを発信するWebメディア「YumeTamago」を運営する株式会社クリエの出口氏にお話を伺います。会社員をしながら経営者として事業を展開する出口氏に、事業に込める想いを語っていただきました。

株式会社クリエ 社長 出口友子氏のONLY STORY


【経歴】

1985年愛媛県生まれ。広島経済大学メディアビジネス学科を卒業後、国際人道支援組織JPF広島駐在所職員としてミャンマーなどに難民支援、自然災害の緊急支援に携わる。2011年から日本テレビ系列・広島テレビグループでテレビCMの製作やアンパンマンショー、水族館など9年間に渡り、イベントをプロデュース。現在はメディアでの経験やネットワークを活かして成約率56%を超えるセミナーをプロデュースをしている。

<メディア出演>
・南海放送(日本テレビ系列)ラジオ出演
 友近ママの「魔法の引き出し」

女性起業家の人生を丸ごとコンテンツに


–まずは、株式会社クリエの事業内容をお聞かせください。

出口氏:弊社は、Webメディア事業、地域創生事業、国際支援事業の3つの事業を展開しています。

Webメディア事業では、「頑張るあなたを応援する」をテーマに、女性起業家を取材するサイト「YumeTamago (http://yumetamago.net/)」を運営しています

地域創生事業では、鳥取県境港市にある株式会社カツキ様と連携し、紅ズワイガニの通販事業を行っています。

国際支援事業では、「幸せのシルクスカーフ」というアパレル事業をクラウドファンディングを用いて行っています。

–ありがとうございます。では今回はWebメディア「YumeTamago」の具体的なサービス内容を教えていただけますか。

出口氏:はい。「YumeTamago」は、会社員の女性が将来自分でビジネスをする際に、ビジネスのアイデア探しとして活用していただくために立ち上げたインタビューメディアです。

若手の女性起業家をインタビューしたストーリーをWeb上で読めるほか、月額3,000円の会員になると、その起業家の人生のストーリーやメールマガジンをさらに読むことができます。まさに、女性起業家の人生をコンテンツ化・シナリオ化するメディアですね。

また、現在は入会キャンペーンとして、鳥取県境港市にある株式会社カツキ様の協力のもと「紅ズワイガニ」をプレゼントしています。

–御社の事業の特徴や、差別化できるポイントはありますか。

出口氏:私自身が、戦場カメラマン時代のインタビュー力と、テレビの世界で培ったコンテンツ力を持ち合わせており、それをかけ合わせてストーリーを作成できる点ですね。

また、女性が起業するにあたって、私は一か八かの賭けになってはいけないと思っています。会社を辞めたら自由になる、ではなく、収入の複数化の手段の一つとして事業を立ち上げるべきだと思うんです。

特に女性の場合、多くの人が結婚や出産というタイミングで一度仕事から離れなければなりません。そういった時に、私自身が会社員をしながら事業を立ち上げたり、女性起業家として同じ立場で情報を発信していたりする点で、想いを共有できるのが大きな特徴だと思っています。

逃げてもいい。何度でもチャレンジできる社会を作りたい


–起業に至った経緯を教えてください。

出口氏:10代の頃は普通の女子でしたが、20歳くらいの頃に戦場カメラマンをやることになり、地雷が埋まっていたり、ミサイルが飛んでくる環境の中で多くの方たちが亡くなるのを目の当たりにして、死生観が変わりました。

私はよく「生き急いでいる」と言われるのですが、人生100年時代とはいえ、本当に人生が100年なのかは誰にもわかりません。それが明日かもしれないし、80年後かもしれない。そう思ったら走り続けるしかなかったんですね。

その後、ご縁をいただき広島テレビグループの会社に入社をし、8年間、がむしゃらに働いてきましたが、紛争地を駆け回っていたときに「大切にしていたこと」がどうしても忘れることができず、自分の中で「このままで良いのか」という想いが大きくなっていきました。テレビの力は確かに魅力的ですが、自分で発信する「メディア」を作れば、もっと伝えられることの枠を超えられるのではないかと思ったのです。

メディアを自分で作れる技術が欲しい、と思った時に、東京オリンピックが開催されメディアが進化をしていく東京で、自分もWebメディアを作りたいと、テレビ業界を退職して上京する決意をしました。

–現在、渋谷のWeWorkでオフィスを構えていらっしゃいますが、その理由を教えてください。

出口氏:実はテレビ局を辞めた後、六本木のWeWorkにオフィスを構える企業に入社したのですが、地方と東京は全然温度感も違って、大変苦労をしました。たった数カ月でしたが、電車にも乗れなくなったうえ、コンビニも怖くなり、対人恐怖症やうつを発症していたのだと思います。あまりにも症状が重く、医者も怖くて病院も行けなかったことが幸いして(笑)半年ほどで戻ってこれました。

ではなぜ、辛い思い出のあるWeWorkで今回起業をしたのかと言うと、トラウマから逃げたまま新しいことにチャレンジをすることは良くないと思ったからなんです。

今、逃げ出したくても様々な理由で逃げ出せない女性は少なくありません。女性支援をするうえで、そういった方たちに「逃げてもいい。何度でもチャレンジできる」ということを伝えたいと思い、あえて渋谷のWeWorkにオフィスを構えることにしました。

実は、
入居して数日はトイレで急に涙が止まらなくなったり、
特定の場所に行くと身動きが取れなくなるなど、フラッシュバックに苦しみました。

それでも、weworkはスタッフさん含めて周りの環境が素晴らしい。
少しずつ出来ること、居ても辛くない場所を増やしていき、
入居から2ヶ月経ったいまでは、ほとんどの場所に1人で行けるようになりました。仕事でも自信がつきました。

また起業に至っては、弊社の取締役で起業プロデューサーである樋口との出会いも大きかったですね。彼から、会社員を辞めずに起業できるとアドバイスをもらったことをきっかけに、私は現在も会社員として働きながら、経営者として奮闘しています。

会社員でも自分のビジネスを作り、社長になる”大副業時代”到来


–今後の目標を教えてください。

出口氏:「YumeTamago」の女性起業家インタビューを今後3ヶ月で30人分、1年間で100人分を掲載し、読者は300人が目標です。

–長期的にはいかがでしょうか。

出口氏:会社員として生き抜ける時代は終わりつつあると思っています。終身雇用制度が崩壊する中、これからは個人で生き抜くための副業や自分のビジネスが必要になってきます。

そこで弊社は、女性起業家を中心とした300名のコミュニティを作ることを目指しており、会社員というステータスがある今のうちから、皆さんの生きがいとしての「自分のビジネスづくり」をお手伝いしていきたいと考えています。

–社会にどういった影響を与えていきたいですか。

出口氏:これからますます人口が減っていく中で、経営者からすれば人をシェアする時代に、働く側からすればスキルをシェアする時代になっていくはずです。

そういった中で、「YumeTamago」は今後オンラインだけでなくリアルの交流の場も作り、女性の働き方を相談・提案できる存在でありたいと考えています。

–最後にメッセージをお願いします。

出口氏:新しいビジネスがどんどん生まれていますが、専門知識をお持ちの方ほど、伝え方があまりうまくない方が多いと感じます。

会社員でも自分のビジネスを作り、
社長になる”大副業時代”に大切なのは自分をブランディングする力。

マスメディアを持たずとも
みなが情報を発信し、ものを売れる時代です。

私たちは個人のブランディングだけでなく、法人のお客様のブランディングを得意としており、商品のセミナー化や集客までのお手伝いもできますので、ぜひお問い合わせください。

執筆=山田
校正=米山

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