株式会社ミスコンシャス
小山 絵実
POSTED | 2018.04.04 Wed |
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TAGS | 従業員数:11〜30人 業種:広告・マーケティング・制作 創立:11〜14年 決裁者の年齢:40代 商材:BtoB |
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業界最大級のオンラインレンタルドレスサービスを運営
すべての女性が着飾るよろこびを感じられる社会へTopics
株式会社ミスコンシャス 社長 小山 絵実氏のONLY STORY
綺麗なドレスは、舞台に上がる私に自信と喜びをくれた。
普段は子育てに追われるママ、仕事で徹夜続きのキャリアウーマン、お金のない学生さん…。全ての方が「女性」を楽しめる時を少しでも増やせたら。
そうした想いを胸に、私は株式会社ミスコンシャスを経営しています。まず、そうした想いに至った経緯、ひいては起業に至った経緯についてお話しします。
27歳で起業準備に入る1、2年前、自分自身の結婚を皮切りに、友人や先輩・後輩の結婚ラッシュがやってきたんです。
結婚式というのは、同じようなコミュニティの友人が集まることが多く、何度も同じメンバーと顔を合わせる結婚式や二次会に出席するということになります。
そんな時、本来はそれなりのデパートで買ったドレスを身に着けたいのですが、当時はまだ若手社会人。ご祝儀、2次会の会費などの出費が重なり、お金がありません。
ファストファッションに手を出してみたり、前回来たドレスを着たこともありましたが、やはり気持ちはどんより晴れません。無理をして、高級なドレスを購入することもありましたが、だんだんと、たった1~2回しか着ないパーティドレス・お呼ばれワンピースを「買う」ということに不満を感じ始めました。
「レンタル」で数万円の質のいい旬顔のブランドドレスが借りられたら…そんな自分自身のニーズから現在の事業は生まれたのです。
一方で、私がここまでドレスに着目するのには、もう1つの原体験が影響しています。
それは、私が19歳の頃、ミスインターナショナルという大舞台に立った時のことです。
ただの学生だったわたしは、1枚のドレスをまとうだけで、なぜだかいつもとは違う自信が湧いてきて、女性であることを心から楽しむことが出来たのです。
やっぱり、ドレスの力ってすごいな、と心から感じました。そして、せっかくのドレスアップの機会には自信を持った最高の笑顔で着飾ることを楽しみ、自信と喜びを味わっていだきたいと思っていて。
そういった想いもあって、「女性」にフォーカスした企業にしていこうと意味を込めて「ミスコンシャス」という会社名に決めました。
まずは、地元である愛知県の中心地、名古屋でブランドドレスのレンタルを開始します。名古屋という街はブランドが好きという特徴もあることから、当時はGUCCIなどのハイブランドのみを扱う店舗型レンタルドレスサービス「ドレスコンシャス」として立ち上げました。
店舗を立ち上げ後、1年ほどでネットに完全移行します。というのも、1つには郊外のお客様からのニーズが高かったんですよね。その上、ネット展開にすることで、繁忙期の土日でもご用意している全てのドレスを一覧で見てもらえて、常に「クリーニング仕立て」の清潔なドレスを貸し出せます。
現在は、3000着以上のドレスをネットにてすべてご覧いただくことが出来、皆様にご好評をいただいています。
業界最大規模数のレンタルドレスで着飾るよろこびを
株式会社ミスコンシャスは「すべての女性に着飾るよろこびを」というコンセプトを掲げ、お呼ばれドレス・ワンピースのオンラインレンタルサービス「おしゃれコンシャス」を展開しています。
「おしゃれコンシャス」では、結婚式やパーティー、同窓会、謝恩会などに女性が着ていくお呼ばれワンピースやドレスのレンタルをオンラインで行っています。
百貨店で人気のブランド、上質な国内生産ドレス、アルマーニやラルフローレンなどの海外ブランド、今旬のトレンドブランドまで。
全てのご要望に応じられるドレスを幅広くご用意しています。サイズもSS~4Lまで揃えているなど、お客様のニーズや気持ちに広く対応していることは私たちの大きな強みですね。
242ブランド、3000着以上のドレス、全てのレンタルアイテムを合わせると6200点以上にもなる品揃えも、業界最大級のアイテム数です(2018.2現在)。
アイテム数だけでなく、試着しないとドレスを選びにくいというお客様にとっても、安心のつくりになっています。
スタッフの着用コメントに加えて、身長や体重、年齢などが紐づいたパーソナルレビューが2万5000件以上蓄積されているため、お客様ご自身が試着をしなくてもどのドレスが似合うのかを判断できるようにもなっているんです。
それ以外にも、「IKINA」(着飾るをもっと楽しむファッションメディア)というオウンドメディアを運営し、女性の皆様に対する情報提供も行っています。
ドレスは大切なシーンで身に着ける機会が多いことから、女性の中にはマナー、コーディネートなどについての不安を感じていらっしゃる方も少なくないんですよね。そうした方に不安を払拭し、気持ちよくドレスを着ていただくために、普段ドレスを扱っている自社のライターが有益な情報を提供しています。
外部のライターではなく、普段ドレスを取り扱っているファッションライターが書く記事が為になる!と話題になり、月間読者数は40万人を超えています。
そのような努力を続けてきた結果、会員数は5万2千人(2018年度2月時点)を超え、顧客満足度は96%を記録しています。2019期には会員数10万人を見込んでいます。
お客様へのサービスはもちろんのこと、会社で働く仲間のことも出来るだけ考えたいと思っています。
スタッフの8割が働くお母さんということもあり、時間帯の柔軟性やワークシェアリング方式、キッズルームの設置など仕事と関係のない部分でストレスを抱き辛い環境を日々目指しています。
そんな女性たちの活躍がひいては、会社の成長、お客様の為になれば、最高の好循環だと思っています。
パーティードレスをレンタルするという新しい文化を
長期的にはパーティドレスを「買う」と「レンタルする」という選択肢が、どちらも当たり前として並列になることが目標です。
パーティドレスって使用機会とか使用頻度がすごく少なくて、もしかしたら1回しか着ない可能性もあるような洋服ですよね。現在は買うという選択肢の他には、姉妹に借りるという選択肢ぐらいしかない。そうした時に、お金を出して借りる、つまりレンタルするという選択肢が当たり前になり、選べる選択肢が増えるといいなと思っています。
結婚式だけでなく、20年ぶりの同窓会にドキドキしながら出席するとき、初めての子どもの入園式にワクワクと緊張を抱えているママ、目一杯のおしゃれをして思い出を作りたい謝恩会に出席する大学生など、どんな人にも、私たちのレンタル事業「おしゃれコンシャス」を通じて「着飾るよろこび」を味わっていただけるようより良いサービスにしています。
そのような未来の実現のために、サイトのUI/UXの向上や多様なシーンへ対応できるよう商品の拡充なにも今後一層力を入れて取り組んでいきますよ。
潜在的ニーズも含めてお客様の声に1つ1つ耳を傾けること、目の前にあるお客様の細かなニーズに真摯に対応し、改善していくことは常に行っていきます。こうしたことを続けていけば、きっとすべての女性が着飾るよろこびを味わえる社会を作ることができると信じています。
これからも株式会社ミスコンシャルはサービスをご利用いただくお客様はもちろんのこと、弊社に関わる全ての人が輝ける企業を目指し、「女性」から世の中をハッピーにしていきます。