AgeCode Co., Ltd.

池ヶ谷 佑

CtoCプラットフォームに特化したオフショア開発

ビジョンは「時代に名を残すサービスの創造」
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今回のインタビューは、ベトナムを拠点に4つの事業を展開しているAgeCode Co., Ltd.の池ヶ谷氏に、オフショア受託開発事業について詳しくお話を伺います。

サービス内容の強みや特徴だけでなくベトナムでの起業時に大変だったことやこれからのビジョンについても教えていただきました。

AgeCode Co., Ltd. 代表取締役 池ヶ谷 佑氏のONLY STORY


【経歴】

1982年静岡県静岡市出身、18歳で上京し美容師として従事、2年で退職しベンチャー企業であるヴィックスコミュニケーションズに入社、23歳で70名規模のコールセンター統括、その後複数の事業立ち上げに携わり人材部門事業部長を経て2014年株式会社ヴィックスエイジ代表取締役に就任。主にITエンジニアの派遣事業を行う。

2016年AgeCode Co.Ltdを創業、「時代に名を残すサービスの創造と次世代の育成」をビジョンに掲げオフショア受託開発事業、人材紹介事業、自社アプリケーション開発事業、日本語教育研修事業と主に4つのビジネスを展開しております。

ユーザー獲得まで視野に入れた開発が強み


––まずは、AgeCode Co., Ltd.の事業内容をお聞かせください。

池ヶ谷氏:弊社は、オフショア受託開発事業と人材紹介業、自社アプリケーション開発事業、日本語研修事業と4つのビジネスを展開している会社です。

2016年設立以降、増収増益を続けており2019年度売上高は前年比195%を達成しました。とりわけ好調なのがオフショア受託開発です。

––ありがとうございます。では今回は、オフショア受託開発についてお聞きいたします。具体的には、どのような開発を行なっているのでしょうか。

池ヶ谷氏:主にCtoC向けのマッチングプラットフォームサービスの開発に力を入れています。

実績といたしましては、旅行者と個人ガイドのマッチングプラットフォームやジムのトレーナーとユーザーのマッチングプラットフォーム、他にもライブチャットやオンライン上でコミュニケーションが取れるプラットフォームの開発など、幅広い業界のクライアントからご依頼をいただいています。

––競合他社と比べて、差別化できるポイントや強みを教えてください。

池ヶ谷氏:弊社の強みは大きく2つあります。

1つは、ユーザー獲得まで視野にいれた開発です。というのもこれまで自社でCtoCマッチングプラットフォームサービスを開発してきた実績やノウハウがありますので、ただ言われた通りのものを納品するのではなく、そのあとサービスが出来上がった後のユーザー獲得も視野に入れ、UX・UIにこだわった開発ができるんです。

そしてもう1つは、価格です。オフショア開発だからこそ、優秀な人材を低コストで雇用できるので、日本品質のサービスを日本よりもはるかに安く提供することが可能です。

––実際に御社のサービスを利用されたクライアントからは、どのような声をいただきますか。

池ヶ谷氏:例えば、開発工程において言葉の壁によるお客様のストレスをなくすために、弊社では日本語が話せるベトナム人が開発を行うだけでなく、日本人が間にしっかりと入ってコミュニケーションを取ります。その点に関して、クライアントから「細かいニュアンスでもやり取りがスムーズに伝わる」と喜びの声を多くいただいております。

継続率100%の実績もありますので、クライアントにご満足いただけるサービスが提供できている思います。

文化や環境に合わせたマネジメントが重要


––ベトナムで起業された際にご苦労されたことはありましたか。

池ヶ谷氏:ベトナムで起業した当初は、日本との文化の違いによる働き方のギャップに対しストレスを感じていました。日本ではあっという間に終わる作業でも、ベトナムだったら1日かかってしまう。スピード感を重視して物事を判断していた私にとっては、それらはとても大きなストレスでした。同時に「今まで自分はどれだけ恵まれた環境でビジネスをやっていたんだろう」とつくづく思いましたね。

転機となったのは、日本語が話せるベトナム人のスタッフを採用したことです。彼女がサポートしてくれるようになってから、「海外ではうまくいかないことは、当たり前だ」と気付き、物事をポジティブに捉えられるようになったと思いますね。

私の中の葛藤から、メンバーを戸惑わせてしまったことも多々ありましたが、そんな中でも、僕を一番サポートしてくれたのも彼女をはじめとしたメンバーでした。

––この経験を通して自己の成長に繋がったり、学びになったりしたことはありますか。

池ヶ谷氏:相手の考え方や価値観に合わせたマネジメントが大事だと学びました。

例えば、日本ではメンバーができていない部分に対しては、どうやったらできるかを事細かく話し合っていたんですが、それは相手が日本人だったから最適な方法だっただけで、海外でビジネスをする際にはまた別の方法が良いかもしれないと気がついたんです。そこでベトナムに来てからはみんなが主体性を持って動けるようなマネジメント方法に切り替えました。

やはり国が違えば考え方も違う。であれば、相手の意見を尊重して見守る。失敗した場合は、次にどうしたらいいかを考えてもらう。海外ではある意味、放任してやってもらう方がうまくいくなと実感しました。

人生を豊かにするサービスを作り続ける


––今後の目標を教えてください。

池ヶ谷氏:今後のビジョンは「時代に名を残すサービスの創造と次世代の育成」です。

ここでいう「時代に名を残すサービス」とは、ユーザーの人生の1ページに残るようなサービスのことです。その1つの指標としてユーザー数100万人以上を掲げ、一人ひとりの人生の中の一部になれるようなサービスを多く作っていきたいです。

––具体的なサービスの構想はありますか。

池ヶ谷氏:これまでも「IT×リアル」にこだわった開発に力を入れてきましたので、オンラインとオフラインの掛け合わせは外したくないですね。

オンラインがどんどん発展するにつれて、「自分の目で見たい」「出会いたい」というオフラインの欲求も高まると思うので、その軸はずらさずにサービスを作っていきたいです。

––現在、特に力を入れていきたいことはありますか。

池ヶ谷氏:今は受託開発に力を入れながら、世の中でどういったニーズがあるのかという勉強をしている段階です。そこで得た知識や経験を今後の自社開発に生かしていければと思います。

––ありがとうございます。では最後に、読者へメッセージをお願いします。

池ヶ谷氏:アプリケーションの新しいアイデアや、やりたいことはあるけどリソース不足という企業様はぜひご連絡くださいませ。お役に立てることがあると思います。

また東南アジアのマーケットで気になることがあれば、いつでも無償で情報をご提供させていただきます。

執筆=山田
校正=笠原

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