オルウィン株式会社

豊田匡臣

研修事業とデザイン事業で組織をサポートしていく

「ウィンウィン」ではなく「オールウィン」を目指す
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今回のインタビューは、研修事業とデザイン事業で組織をサポートする、オルウィン株式会社の豊田氏にお話を伺います。現在の事業や社名に込めた想い、将来社会の中で果たしていきたい役割などについて語っていただきました。

オルウィン株式会社 社長 豊田 匡臣氏のONLY STORY

組織開発の研修と、継続的なサポート

–まずはオルウィン株式会社が手がけている事業について、お聞かせください。
豊田氏:弊社は大別して3つの事業を展開しています。1つ目が研修事業、2つ目が名刺や会社案内、Web制作を行うデザイン事業、3つ目が人材開発事業になります。その中でも力を入れているのが組織開発を目的とした研修事業になります。

–研修事業では具体的にどういったことを行うのでしょうか。
豊田氏:一番多い名刺制作の研修についてお話しすると、名前の通り研修を受けていただく企業のスタッフに名刺を作ってもらう研修になります。研修内容はワークとデザインの2つに分かれており、ワークでは全員参加のワークショップを行い、目標や得意分野などを発表してもらいます。

もうひとつのデザインでは、ワークで得た「気づき」や「想い」を名刺という普段から目にするツールへ変換します。そうすることで、ワークで芽生えた目標を社内外へと共有しつつ、常に意識しながら働くことができます。

名刺に書いていたことは自分の目指す姿なので、そこを個人個人が意識することで、結果として組織自体の開発へと繋がるんです。

–業界のなかでは、どのような差別化をはかっていますか。
豊田氏:企業で働くスタッフを主人公にしていくこと、その人の個性を引き出していくことに特価している点ですね。そこで働く一人ひとりを集めて、それを離れて見たときに、組織の個性が出ると思うんですね。つまり、組織はそこで働く人の集合体だと考えているからこそ、そのスタッフにフォーカスしたサービスを提供するようにしています。

競合他社でいうと組織のブランドに特化しているところが多いので、その違いはあるかもしれませんね。
–御社の研修に参加された企業さまからは、どのようなお声をいただきますか。
豊田氏:社員に主体性が生まれた、社員同士の会話が増えた、関係性が良くなったといった声は多いですね。あとは笑顔が増えたとか、笑い声が聞こえるようになったという声もよくいただいています。
–御社の事業運営にあたって、一番重要視していることを教えてください。
豊田氏:私たちが何かを教えたり、私たちの型にはめるような形ではなく、クライアントの企業がもともと持っている素材や能力を最大限に生かして、可能性を広げていくということです。

可能性はもともと、みんなが持っているものなので、今は現れていなかったり、自分で意識できていない部分を気付かせるというスタンスを大切にしています。

「ウィンウィン」ではなく「オールウィン」


–現在の事業を始めた経緯について教えて下さい。
豊田氏:オルウィンはもともとデザイン事業をから始まった会社なんです。当時、ひとつのデザインがどれだけ世の中に影響を与えられるのか挑戦しようと思った時に、たまたまご依頼をいただいたのが、防災に携わる会社のデザインでした。

その時に、防災の伝え方をデザインによって変えられるんじゃないか、もっと遊びながらやれるものではないかということを考えたんですね。ただ、防災は災害が起きた時のことを想定して行うもので、そのために仕事をするのは何かが違うと思いました。

そんな時に、とある経営者と、笑顔とか、絆とか、希望とか、そういった明るい内容の会話をしたんですね。その時に、人と出会った瞬間に笑顔や絆が生まれたらいいと思うようになり、人と出会った時に渡す名刺にたどり着きました。そして、名刺を作ることで笑顔や絆を増やしていくこの研修サービスを始めました。

–オルウィンという社名の由来はどのようなものですか。
豊田氏:自分が会社を通して、どういう価値を作りたいのかを考えた時に、近江商人の「三方よし」という言葉がしっくりきたんですね。それがきっかけで、二者の間だけで起こる「ウィンウィン」ではなく、あの人もこの人も例外なく良くなる「オールウィン」が良いと思い、「オルウィン」という名前をつけましいた。

日本が発展する上でのサポートをしていく


–今後の展望について教えてください。
豊田氏:短期的なところでは、現時点で毎年弊社サービスをご提供させていただいている企業が18社ほどいらっしゃるので、その数を増やしていき、2019年で導入企業を50社にすることを目標としています。
–その後の長期的な目標はどのようなものですか。
豊田氏:日本が世界の模範となるような経済大国になっていくサポートをしていきたいです。

現在、私たちの研修で高い効果を発揮できると考えられる企業が、国内に5万2000社あるんですね。なのでまずこの5年間で、その1%に当たる500社に私たちのサービスを届けることが目標です。

すると500社の中から目覚ましい成功を収める企業も幾つか現れて、その企業が日本に貢献し、それが世界までも元気にしていくと思うんです。そういった連鎖を作り出す存在になりたいと思いますね。
–最後に読者へメッセージをお願いいたします。
豊田氏:まずは経営者の方に向けて。10年後も残っている会社というのは10%未満と言われている中で、私は社会に価値を提供できる会社こそが生き残っていけると考えています。そんな経営者と一緒に、自分や自社の利益だけではなく、社会の利益を作っていく仲間として、繋がれたら良いなと思っています。
続いて、学生に向けて。上の世代に「最近の若いやつは」と言われることもあるかもしれませんが、僕らのような上の世代はいわば旧型で、若い人たちが最新型なんです。最新型が旧型に「良し」と言われていても仕方ありません。ぜひ恐れずに、思ったことをどんどん発信して下さい。それが世の中に対する貢献になります。
執筆=スケルトンワークス
校正=笠原

オルウィン株式会社の住所や電話番号、採用・求人等が載っているホームページはこちらから↓

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