インクループ株式会社

三宅 崇之

Web制作会社が手掛ける子どもプログラミング講座

子どもたちの好きなことを伸ばし、可能性を広げたい
SHARE ON

今回のインタビューは、Web制作や広告物作成を手がける一方で、子ども向けのプログラミング講座を運営するインクループ株式会社、代表取締役の三宅氏にお話を伺います。

プログラミング講座を始めたきっかけや、今後さらに力を入れていきたいという教育関連事業について語っていただきました。

インクループ株式会社 社長 三宅 崇之氏のONLY STORY


【経歴】

1978年生まれ。徳島県のうだつの町並みで有名な脇町出身。徳島大学大学院知能情報工学研究科修士課程修了後、京セラ株式会社 研究開発本部にて、3G通信プロトコル、マルチワンセグ向けストリーム暗号、BCMCS、HEMSの開発に従事。

現在、インクループ株式会社の代表取締役として、WEBシステムの開発、WEBコンサルティングを行いながら、学生向けプログラミング学習の推進に取り組んでいる。

Web制作知識を活かしたプログラミング講座


–まず、インクループ株式会社の事業内容を教えてください。

三宅氏:弊社は大きく三つの事業を持っている会社です。まず1つ目が広告物作成事業、2つ目がWeb制作事業、3つ目が人材育成事業になります。

–ありがとうございます。それぞれの事業についてもう少し詳しくお聞かせください。

三宅氏:はい。広告物作成では、お客様の商材やサービスを拡散するために、あらゆるデータからお客様の成功パターンを導き出し、チラシや販促物などを作成いたします。

Web制作については、ホームページをただ作るだけでなく、SEO分析を行いSEOに強いWebサイトを作成しています。

最後、人材育成事業に関して言いますと、弊社のホームページ制作の知識を活かして、子ども向けのプログラミング教室を開講しています。最近では、地元のイベントを独自に企画し、そこで知り合った人たちと協議し、一般向けに講座開催など行っていますね。

このように、様々な業種に取り組んでいるため、ご依頼は100%お客様からの紹介からいただいております。

–どういったお客様からご依頼をいただくことが多いのでしょうか。

三宅氏:実際の案件をお話いたしますと、以前とある塗装会社様からご依頼がきたんですね。「毎月毎月チラシを配布しているのだが、費用が高い。御社の力でどうにかなりませんか。」と。

そこで、そのチラシの分析をしたところ、チラシを配ってから問い合わせが来るまで約3ヶ月時間があることが分かりました。なので毎月配らず、3ヶ月に1回配る方が効果がでるかもしれないという提案をさせていただきました。

その上、浮いた費用でWeb広告をかけ、コストを下げながらも、リアルとインターネットを併用した宣伝活動を可能にした実例があります。

子どもの無限の可能性を引き出したい


–先ほどお話にあった人材育成事業についてお話いただきたいと思います。そもそもなぜ、子ども向けのプログラミング講座を始めたのでしょうか。

三宅氏:弊社は、相模原市でパソコン教室を運営しているのですが、そこで「最近の若い人たちはパソコンを使う機会が減り、操作できずに困っている」という話を聞いたんですね。調べてみると、実際にそういった傾向にあり、小さい頃からパソコンに触れていることが大事なんだということに気がつきました。

その上、2020年から小学校ではプログラミング教育が必修科目となり、今後、社会においてプログラミングはますます重要な知識の一つとなる。そういった背景で、プログラミングを後押ししたいと思ったのがきっかけです。

–プログラミングが必修科目になる。それほど日本の教育として必要なものだと考えられているんですね。

三宅氏:しかし、実は日本のIT環境は諸外国と比べてとても遅れているんです。イギリスやEUでは2013年からすでにプログラミング教育は始まっているんです。その時点で日本は7年遅れているんです。

さらに今、スマートフォンの普及で、若い人たちの中にはパソコンを使わないまま社会人になってしまう人も少なくありません。

だからこそ、小さな頃からパソコンに触れていることが大切だと感じ、子ども向けのプログラミング講座を始めました。

–プログラミング講座を行う中で、印象に残っていることや嬉しかったことはありますか。

三宅氏:プログラミングを通して、子どもの可能性を実感したことですね。

卒業した生徒の中で、学校に通えずコミュニケーションに苦手意識のあった子がいたんですが、プログラミングと出会い、ものすごい才能を発揮したんです。私も驚くくらい天才的な才能でした。

年2回のコンテストでは常に上位を取っていましたし、何よりこの教室に通うことを楽しんでくれていました。そして、プログラミングによって自信が生まれ、周りの生徒達ともコミュニケーションが取れるようになったのです。


子どもの可能性の広がりは360度あると思うのですが、学校教育はどうしてもごく一部の方向にしか向いていません。

残り部分の可能性は誰が育て、認めてあげるのか。それは親であったり、周りの人だったりだと思うのですが、私もプログラミングを通して、子ども達の可能性を少しでも広げてあげるお手伝いがしたい。そう改めて感じた出来事でした。

–今後の展開を教えてください。

三宅氏:今後さらに取り組みたいと考えているのが、教育関連事業です。今、プログラミング教室には31名の生徒がいますが、今年中には100名まで増やしたいですね。

私は人材育成はこれからの日本にとって大切になると考えているんです。というのも、今後は一人ひとりが日本だけでなく、グローバルの中で戦っていかなければならない時代。日本は先進国ですが、いつまでも30年前のイメージで海外を見ていると、このままでは大きく引き離されてしまうかもしれない。

そう、日本人が気づく前に、私たちは先行してグローバルで活躍できる人材を輩出していけたらと考えています。

–ありがとうございます。最後に読者にメッセージをお願いします。

三宅氏:教育は国力そのものだと考えています。学校や地域社会と連携して子ども達を育てていくというのは本当に価値があることです。

子ども達のための教育であれば、現状行っているプログラミングだけでなく、様々なことにチャレンジしていきたいと考えています。

こちらをご覧の経営者様の中で、そんな私たちと一緒に子ども達のために取り組みたい方がいらっしゃいましたら、ぜひご連絡ください。

また、就職活動をされている方で、学校とは違う価値観を持った教育に興味のある方は、一緒に未来の子ども達を育てていくビジネスをやりましょう。

執筆=山田
校正=笠原

インクループ株式会社の住所や電話番号、採用・求人等が載っているホームページはこちらから↓

SHARE ON

この決裁者とコンタクト

メッセージを送るためには決裁者ログインが必要です。
まだ登録のお済みでない方は、掲載依頼の上ご登録を宜しくお願い申し上げます。
×このウィンドウを閉じる