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2017/8/1
社長ストーリー

一般社団法人ビブリオポルトス・小松 雄也

本の魅力で人を繋ぐ

ビブリオバトルでコミュニケーション能力を育む

口コミや評判だけではわからない、一般社団法人ビブリオポルトス 小松 雄也代表理事の物語

浪人時代、7,000時間以上の読書

私は現在本に関わるビジネスを行っていて、特にビブリオバトルという活動に力を入れています。これは本のスポーツ大会のような形で、参加者が自分の好きな本を発表し合って、投票で「どの本が一番読みたくなったか」を決めます。私はこの活動を広めて行くことで、より多くの人に本の魅力を届ける活動をしています。

【ビブリオバトル公式ルール】

私が本と関わるきっかけになったのは、高校卒業後の3ヶ月の短期留学です。この留学で、日本のことを詳しく紹介することができない自分に気が付き、それが悔しくて帰国後に猛烈に本を読み始めました。

大学入学までに3年間も(!)浪人したのですが、この期間で約7,000時間以上本を読みました。兵庫の祖父母の家に籠り、当時の全財産を書籍代に費やし、まさに読み込む時期でした。あの時間がなかったら、今の私はいなかったと思います。読めば読むほど自分の知らなかった世界が広がって行く、そんな果てしない本の世界を全身で体験しました。

大学入学後もずっと本に関わっていました。私が入った2012年の明治大学では、日本最先端の環境を備えた和泉図書館が開館したばかりで、そこで図書館に関連したイベントには全て関わりました。自分で選書した本棚を公開したり、買いたい本を100万円分選ぶブックハンティングをしたり、色々なことに取り組みました。また大学3年次には法人も設立しまして、行政や出版業界の企業と仕事する機会に恵まれました。この時は苦労したというよりも、やればやるほど面白くなって行く、そんな感覚がありましたね。
 
卒業後の1年間は出版流通業界1位の会社に所属し、サラリーマンと自分の会社の両軸で働いていて、今年の5月末にサラリーマンを辞めて独立して今に至ります。

ビブリオバトルは本で人を繋ぐ

ビブリオバトルについて知ったのは大学2年次の時です。考案者の谷口忠大先生が書いた本を友達に薦められ、面白そうだなって思って、先生の講演会に行ったことがきっかけですね。ビブリオバトルは、読書という個人的な活動を、大多数に向けて発信していく場を提供していて、そこが面白いなと思ったんです。本の紹介ってイコール自己開示なんですよね。だから本の紹介をきっかけに人と人が繋がることも多かったりして。

もう一つ感じた魅力として、学校教育の現場で「いじめ」を減らせる可能性がある点があります。これは中学生を対象に講座を開設した際に気が付いたことなんですが、ビブリオバトルの時って、みんな自分の好きなことを話すものだからすごく活き活きと話し始めるんですよね。具体的には皆の瞳孔が開く。だから、本の紹介って相手を知るきっかけになるんだなって。
「いじめ」って、相手が生身の人間であることを知ること、想像力を育むこと、相手の気持ちになって考えること、この三つを徹底すればで無くなると私は確信しているので、お互いを知るきっかけになるビブリオバトルの活動は「いじめ」減少に繋がると感じています。

現在のメインの活動は、ビブリオバトルの運営、PR活動です。講演会も行い、その際に参加者の方に合う本を選ぶ「選書」活動も行なっています。これは主に中高生や大学生を対象にやっていて、アンケートを元に、一冊千円でその子に合う本を選んでプレゼントしています。驚くことに、これをきっかけに読む本が平均で3.2倍に増えるんです。学校に対しての選書活動だと「この子にはこの本を紹介しました」というリストを渡すので、クラス全体の読書欲が飛躍的に高まるみたいです。

学生が本を読むきっかけを作りたい

今後は高校生、大学生の読者時間の向上に取り組んでいきたいですね。平成28年に実施された「第62回学校読書調査」と「第52回学生生活実態調査」によると、一か月に一冊も本を読まない「不読者」の割合は、高校生は57.1%、大学生は49.1%という衝撃的な調査結果が出ています。これは国を挙げた問題ではないでしょうか。特に大学生のような時間がたくさんある貴重な期間に、読書に時間を割いてほしいと思います。

取り組みとして考えていることの一つは、就職活動の面接やグループワークの機会にビブリオバトルを取り入れることです。面接でよくある「理想的な社会人像とは何か」のような抽象的な課題を学生たちに議論させるのではなく、自分で選んだ一冊の本について紹介させるんです。その方が、面接官はずっと学生のことを理解できると思います。「就活」の機会に学生が本を読むきっかけになればいいですね。

あとは学生たちにアンケートを取り、読み応えのある本を紹介して、コンサルタントのようなサービスを拡大していくのも一つの道かなと考えています。そうして彼らに本の魅力をもっと伝えていきたいです。

私は本で人生が変わりました。日本では毎年3万人近くの人たちが自ら命を絶っています。自殺がとても多い社会です。そういう人たちに迷いを解決する一冊を提供できたら、立ち直るきっかけも与えることができると思います。文庫だと500円ほどで買える本の価値は凄く高いと思っています。

私が以前「朝日中高生新聞」に掲載していた書評記事をまとめています。私の人生に強い影響を与えてくれた珠玉の6冊ですので、夏休みを一つの機会にご一読いただければ幸いです。


【追記】
本業とは全く関係ありませんが、この度ANAが主催するCREATIVE AWARDで「日本酒マラソン」の企画で最優秀賞をいただきました。
ビブリオポルトスの役員に静岡県焼津市を盛り上げる熱い同志がいて、この企画が生まれました。
フランスでワインを飲む「メドックマラソン」の日本版を開催します。

※Prototype:「日本酒リレーマラソン in KAWASAKI」2017年9月30日(土) 開催決定しました。


☆取材・記事作成・構成=北本/佐藤、阿部、佐久間

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一般社団法人ビブリオポルトス

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