華和結ホールディングス

王沁

【インタビュー】次の孫さんを目指す外国人野心起業家

目標はSoftBankの投資ではなく、超えることだ
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起業の黎明期を迎える今現在、多くの若者は大企業の仕事をやめ、一代で事業を作り出すことに挑戦し始めています。

そのなか、海外の出身から日本で起業する方も徐々増える傾向です。

今回は20歳で来日し、慶應義塾大学商学部に留学しながら起業し始めました。卒業後に自らの会社を経営しながら、リクルートに入社し、つい2021年2月にリクルートから独立した王沁社長に、その過去と波瀾万丈の未来計画を伺いできればと思います。

華和結ホールディングス CEO 王沁氏のONLY STORY

来日前

ーどういった経緯で日本の来ましたか。

当時中国で中退して仕事も1年ほどした自分に、勉強の大切さを非常に感じました。特に理系のIT出身だった僕がビジネスによって社会のバランス構成、いわゆる市場経済に非常に興味を持っています。
そこでもう一回勉強しようかと思いました。自分は結構思ったらすぐ動くタイプなので、1、中国と文化的に近い2、経済成長が良い3、学費が欧米より稼げる程度などの理由で日本の留学を決めました。

ーなぜ「学費が稼げる」が理由になったんですか?

これは中学時代の約束ですね。僕は子供の時から自分のこと自分が決めたいタイプなんですね。その性格として、14歳中学校の反抗期にピックに達して、自分のこと自分が決めることの代わりに、18で家から出て、20から経済的独立するということを約束しました。その結果20で中退し、社会人にもなりました。


ーすごい決断ですね。ただ普段だと14歳で言った事は、別に子供だからそこまで実行しなくても良いかと思いますが、なぜそのような性格になりましたか?

母の影響が大きいですね。母は会計士で、すごく真面目でいわゆるA型の典型的な例ですね。例え1年後の朝10時に〇〇ことを決めたら、本当に1年後のその日の朝10時で実現します。ずっと言うことを実現するのが当たり前だと思って来ました。

ー父はどういう人ですか?

エンジニアで、枠というかルールがあんまりない人ですね笑。オシャレに言うとロマンス的な人で、厳しく言うと母の真っ反対で能力や想像力は高いですが、あんまりそれをやり遂げることが苦手かもしれないですね。

ーじゃ、王社長は結構両親のいいことを継承して来ましたね、実行性と想像力。

日本の土壌ならハイブリッドね笑。

来日後(前半)

ー日本に来たばかりの時は大変でしょうか?
結構大変ですね、人生の一番大変な時期かもしれないです。仕送りがないので、一生懸命稼がないと本当に生きていけないですね。そして勉強が一番大事なので、効率よく稼がないとダメですし。最初は引っ越しのバイトをやったり、それでも賄えないので、広告の事業を起業もしました。特に大学受験前は一番大変だった、朝6時起きて勉強して日本語学校へ、朝が終わったら元理系だった自分が商学を目指すので、午後は文系の独学。移動の電車内も課題をずっとやったり、単語を覚えてきました。そして、夜の6〜10時は広告の営業をしたり、帰ってご飯食べてから筋トレして、1時ぐらいで寝ます。これを1年ぐらいしました。

ーなぜ広告ビジネスを最初に起業したんですか?
累計できるビジネスですから。時間はそんなにないので、一発で終わるモデルよりも、一回の時間投下で長く収益がもらえる累計型がいいですね。広告代理店はまさかそういうビジネスモデル。かつ当時外国人留学生というのが職探すするときの弱点ですが、広告代理店なら中国人が経営している店舗というブルー・オーシャン、は逆に強みに変るので、最適ですね。

ーすごい戦略的ですね、慶應の生活はどうだった?
最高です。人生の友達もそこで知り合ったし、商学部で夢のビジネススキルも身に付けました。3年生で色々インターンをするときの自己紹介でいうと、成績のいい学生に一番体育に頑張っている、体育に頑張っている学生に一番稼いでる、稼いでる学生に一番成績がいい。当時はGPA3.9(満点4)で、体育は単位ないけど趣味で10つほども履修、あと奨学金は4年合計10つゲットし、ほぼ学費を全部奨学金で賄いました。プラス起業の収入でそこそこのいい生活ができて、今よりいい生活かもな笑。あとドライブが大好きで半年早めに卒業単位達成できたので、免許取って大好きの真っ赤のZ4も買いました。

ーインターンはどうだった?
そこそこ精一杯でやりました。3年生でガッツリを色んなインターンに参加し、普通お金使うことが多いですが、そこそこも稼いだ。シンガポールのある難関インターンも行けました、楽しかったですね。ただ、やっぱり自分が合わないと感じてたので、3年生後半に2回目の起業をしました。華和結(かわゆい)という会社を作りました。

来日後(後半)(追記2021.4)

ー華和結(かわゆい)はどういう会社ですか?
最初は何をやるのがはっきりと決めてないので、とにかく日中の何かやれば一番効率良いかと思い、中華の華(か)、日本の和(わ)、結びの結(ゆい)を社名にしました。今はコンテンツ商社JCCD.comとAIプラットフォームAiBank.jpをメインに運営しています。

ー卒業後にリクルートにも行きましたね、どんな仕事をしましたか?
そうですね、自分の起業と平行で、そこに数千億円のビジネスという刺激的な生活ができましたので、そのような誘いになかなかnoと言えないですね。最初はCRMで数千万人のビッグデータをやったり、その後の5年ほどはプロダクト統括本部の新規事業統括や中華圏関係の交渉斡旋などをしました。上司も伝説の人なので、色々修行しました。

ー最近リクルートを退職して本も出しましたね、2年間かかったも書いていますが、なぜ本を出版するんですか?
そうですね、すごくいい評判を頂いているので、嬉しかったです。理由はまだ秘密ですね、大きな夢があります。あと少しリリースが出ます。

執筆:鈴木

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