株式会社ユーピーエフ

仲手川 啓

成長企業必須:Pマーク・ISMSを負担でないものへ

負担軽減と担当者レベルアップの両立が我々の任務
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株式会社ユーピーエフ 代表取締役 仲手川 啓氏のONLYSTORY


今回は、プライバシーマーク(Pマーク)やISMS(ISO27001)の第三者認証の新規取得支援、取得後の運用サポートを行っている株式会社ユーピーエフの代表取締役である仲手川 啓氏にお話を伺います。

今や圧倒的業界トップシェアとなったユーピーエフの創業の経緯から実績あるサービスの特徴、さらには今後の展望までお聞きしましょう。


起業したのは2003年で、最初は情報商材や通販会社向けのデータベースマーケティング支援とDM発送代行を主とするマーケティング事業を行なっていました。

その業務が軌道に乗り始めた2005年の5月に世紀の大改革「個人情報保護法」が制定されたことで、顧客の大半や同業他社がみんな急にプライバシーマーク認証(以下、Pマーク)を必要とするようになってしまったんです。

Pマーク自体はこの法改正より以前から既にあったのですが、この法改正前は当然ですが取る企業は少なかったのです。
法改正で一気に風向きが変わった感じでしたね。
当時はシュレッダーがどこも在庫切れになったりとか、大騒ぎでした(笑。

法律が出来たことによって、個人情報を一定数取り扱う企業は「法律に則った社内ルールを作っておかなければならなくなり」、「その取り扱いのためにしっかりとした社員教育をする」ことが義務づけれたため、下請け会社はその体制があることを請負元へ証明しなければいけなくなった。そのエビデンスとして第三者認証が機能したという訳です。

要は、そういう決まりに対してしっかりと対応できているのか、漏洩事故が起きないように自社で管理できるマネジメントシステムが回っているのかということに対して、公の審査が入り、認証機関がお墨付きを与えるというのがPマークなのです。
なので、Pマークを持っているかどうかが大手企業が取引口座を開く判断基準の一つに採用され、逆にPマークがない企業は「=個人情報管理のお墨付きが取れていない会社」となってしまい、大手の仕事を受注しずらいという風潮にこの頃からなったのです。

それから15年以上経った今では、広告、人材、IT業界はもとより、各業界のリーディングカンパニーは当然取るようになり、また公共事業の競争入札を落札する企業や大手からの一次下請けが取得する認証としてメジャーになっております。

実際、我々も当時はしかたなく仕事柄Pマークを取らざるを得なかったというのが正直な話です。
しかし、その流れをビジネスチャンスと捉え、自社で個人情報管理や情報セキュリティーに長けている経験人材の採用を進め、既存のDM発送の顧客や同行他社へ新サービスとして提供していったのがこの事業を始めた大まかなきっかけです。
今思えばピンチとチャンスが同時に来た形ですかね。

そうしているうちに、世間では大手企業の情報漏洩の事件や事故が相次ぎ騒がれるにつれ、企業の信用材料として第三者認証の必要性は年々注目されていきました。

当社はそういった時代の追い風もあり、いつのまにかマーケティング事業よりも認証取得支援のコンサルティング事業の方がメイン事業になっていったというのが流れです。

実績による大量ノウハウ、審査員がコンサルをしている事が有利な強み


当社は、PマークとISMS等の第三者認証の新規取得支援事業、取得後の更新・運用支援をメインに行っています。

Pマークが個人情報保護法という日本の法律が元になったGIS基準であること対して、ISMSはISOという国際基準をクリアーしているかという認証です。
この2つは一見似てるのですが、実は似て非なるものなのです。
大まかにいえば、Pマークは組織が唱えるプライバシーポリシーを厳守するための監視システムの基準値、ISMSはセキュリティーレベルの監視システムの基準値という違いです。

そのどちらかを求める委託元と取引を継続する為には当然認証の取得は必須ですが、認証の継続的な維持もなければ取引を継続できませんので、委託先は必ず更新審査をし続けなければなりません。
しかし、時代の変化に対応すべく常に改善を求められるのが経営です。
審査のタイミングごとに書類の作成作業を行なったり、その時点で従事する社員への研修を新たなルールで実施したりといった審査対策をすることは、企業にとって大きなリソースとコストをさき、実は大変負担になっているのです。

そこで、その部分のアウトソーシングを受けるというのが当社のサービスです。コンサルティングと言っていますが、どちらかと言えば行政書士や弁護士、社労士、会計士と同じような、申請書類作成や教育を代行する専門サービス業に近い仕事のイメージです。

現在、当社の顧客は1200社(2018年10月現在)を超えてますが、有難いことに毎月沢山の新規取得のご相談を戴いておりますので今後益々増えていきます。
専門的にこの分野に特化しているということが当社の大きな強みで、沢山のさまざまな事例やトラブル、ケーススタディに立ち会ってきたことがノウハウの蓄積に繋がっております。
今となれば、顧客に何か問題が起きたときに即座に最善の解決策を実施できるまでになっております。

また、もう1つの強みとして、当社のコンサルタントが全員PマークやISMSの審査機関の審査員資格保持者であることです。現役の審査員を社員として採用している為、当然審査の事を一番わかっている人がクライアントの審査対策をしております。
そこが他社と比べて圧倒的に有利になっている強みです。

さらに、Pマークの新規取得するまでの工期が非常に速いこともポイントですね。通常だと6ヶ月~9ヶ月くらいはかかるのですが、私たちは審査員がコンサルティングをしているということもあり、審査に対する指摘が非常に少ないことによって速くなっています。通常よりも3割速くらいのスピードで取得が可能です。


定期的に情報交換するUPFのコンサルタントら。
審査員とコンサルタントとしての二つの視点から、日々の出来事や指摘改善などを議論しサービスの質が日々向上していく仕組みを取り入れている。

情報管理リスクの負担を無くし、安心して本業に専念して頂ける環境へ


今後も、もちろん認証取得支援を一番の軸において事業を進めていきます。この市場ないでのシェアを拡大することによってさまざまな事例やケーススタディ、トラブル事案などのノウハウ資産が大きくなるため、益々コンサルティングの質を上げていくことが可能になるでしょう。

当社とかかわる事で個人情報漏洩リスクは経営課題ではなくなり、それに加えチャンスを最大化できるメリットまで感じて頂けるコミュニティ運営をしていくことが事業ビジョンです。

テクノロジーは今後目まぐるしいスピードで益々変化していく中、一方で企業は時代の変化に対応しビックデータの活用や少子高齢化で減少していくターゲットへのアップセル、クロスセルを効果的に実施していく事が益々不可欠となって参ります。
個人情報の管理を重視することは全ての業種業態にとって当たり前に注意する課題です。
我々は最先端の情報セキュリティーコンサルティング会社として、顧客の手間や労力をいかに減らし、お客様に生産性を上げて頂ける環境をご用意することを使命としています。
その当社の方向性をしっかりご理解頂き今後も選ばれ続ける会社になれるよう努力を続けていきたいと思います。

株式会社ユーピーエフの住所や電話番号、採用・求人等が載っているホームページはこちらから↓

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