株式会社シリウス・ネオ

小山弘晃

不動産業界の課題をITで解決「不動産テック」

不動産業界に20年いたから分かる、業界の課題に迫る
SHARE ON

株式会社シリウス・ネオ 社長 小山 弘晃氏のONLY STORY

保守的な不動産業界の問題解決に挑む。


株式会社シリウス・ネオを創業し、現在も経営者として日々邁進している私はこれまで三幸エステートビルをはじめとする不動産業界に20年在籍していました。

初めは営業職として働いていた私ですが、10年が過ぎたころ企画職に配属されます。ここで私は、オフィスビル仲介である不動産のリーシング業務や、顧客開拓のためのWebマーケティング、CRM(顧客関係性マネジメントシステム)の導入などを行っていました。

会社にある様々な課題を、提供できる技術を駆使して具現化することを繰り返し考え、エンジニアの方々と共に形にする仕事を経験してきました。
すると、日々働く中で、不動産業界が保守的な業界だと感じるようになります。例えば、テナント企業さんはどんどん変化していくのに、場を提供している不動産業界の情報発信能力や事業形態の変化がほとんどないと感じていたんです。
加えて、私自身が元々ジョブチェンジ論者といいますか、長きにわたり働くことを考えた時、一つの業界やスキルだけで生きていくのではなく、複数のスキルや経験値を持っておきたいと考えていたため、起業を決意します。
保守的な不動産業界だからこそ、貸す側にも借りる側にも問題は必ずある。そういった問題解決を私の経験とテクノロジーを組み合わせて図っていきたいと思い、設立したのが株式会社シリウス・ネオです。

オフィスはただの箱ではない。不動産テックで稼働率が大幅UP!


株式会社シリウス・ネオは、「オフィスを貸す方・借りる方に対して、オフィスにVRを導入する支援」をメインの事業として行っています。
今、オフィスのあり方は少しずつ変化している。オフィスというのは、元々は“働く場所”、箱として整っていれば良いと考えられていました。

しかし、現在はただの箱ではなく、生産をあげたりコミュニケーションがとりやすくなったりする環境として、オフィスの価値が高まっているのです。なので、企業側はオフォスの良さをより外に発信し、積極的にオフィスを見せようとしています。

そこで私たちはオフィスを見る、いわゆる“内覧”の仕組みをVR技術やパノラマ画像を使ってより簡単に、より手軽に変化させるお手伝いをしています。
実はオフィスビルを管理しているのは、ほとんどが中小企業様。この数は圧倒的です。そうした中で、私たちは中小企業の方々のお役に立てるよう金額面やサポート面の充実を意識していますね。
こうした中、ありがたいことにこの事業によってビルの稼働率が向上した声を多数いただけるようになりました。ビルの価値は稼働率が80%から90%に増えるだけで、一気に上がるのです。稼働率を上げるためにも、私たちは課題がどこにあって、それらを解決するためにVRを使い、成果を出す部分までワンストップでお手伝いをしています。

私たちは不動産業界に長く勤めていた人間が関わるからこそわかる、課題にストレートに刺さるコンテンツをご提供できていると思いますよ。

不動産業界を盛り上げるための一助であり続けたい


直近の課題はとにかく、会社はもちろん、「不動産テック」という業界全体の認知度を上げていくことです。

今、課題を持っている方が、解決策を知らないがゆえに解決できない状況があると感じています。せっかくVRツアーを導入しても、会社のHPを見ていただかなければ意味がありません。

そこで、オウンドメディアなどを活用した認知拡大も検討しています。実際、ポータブルサイトのようなものでオフィスを比較したいという声は多いです。不動産のプラットフォーム化によって、販売開拓にも繋げられると考えています。
今はネットで様々なことが完結する時代になりましたね。遠隔地にいながらも、現場の状況が見えることは、時間も空間も超えると私たちは思っています。学校や就職、住居選びに地方から足を運ぶことは、想像以上に大変です。そうした人たちにも情報を提供することで、格差を無くしていきたいと考えています。
VRをはじめとする先端技術は、移り変わりが激しいことも確か。これからも新技術は次々と出てくると思います。そうした様々なIT技術を活用しながら、既存の不動産業界の課題を解決し続けられる会社でありたいですね。


執筆=西山

株式会社シリウス・ネオの住所や電話番号、採用・求人等が載っているホームページはこちらから↓

SHARE ON