株式会社 MANY ABILITIES
野原 秀樹
POSTED | 2016.09.14 Wed |
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TAGS | 従業員数:5人以下 業種:研修・コンサル 創立:15年以上 決裁者の年齢:50代 商材:BtoB |
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創造的手法を用いた体感型相互学習
ひとりひとりのチカラを、組織のチカラを最大にTopics
株式会社 MANY ABILITIES 社長 野原 秀樹氏のONLY STORY
ビジネスとアートの融合という発想
高校3年生の時にジャズダンスを始め、19歳で上京。
プロのバレエダンサーとしてレッスンに励む中、日本バレエ協会の公演など様々な舞台に出演し、舞台人としてのキャリアを積んできました。
その一方で、バレエが縁で出会った女性と結婚。子どもも授かった事から、義父が経営する会社に入社し、ビジネスパーソンとして総務・経理・営業・役員を数年務めたのです。
舞台人としての自分と、ビジネスパーソンとしての自分を並行するうちに、「ビジネスとアートを融合できないか」という思いを抱くようになっていきました。
舞台人のコミュニケーションスキルや表現力はとても優れていて、そのトレーニング方法等は人材育成のプロセスにに役立つと感じました。また、それによって舞台人が活躍できる場も広がるのではないかと思ったんです。
友人の役者から舞台人のトレーニング方法を学び、また様々なコミュニケーション技法の書籍を読み、セミナーや研修などに参加。更には、舞台人としての自身の経験や独自のアイデアなどを加えて試行錯誤を繰り返しました。そして、最終的に辿り着いたのが、独自の創造的手法(インプロ・体感ワーク・対話)を用いた体感型相互学習スタイル「ドラマチックコミュニケーション研修」だったのです。
感度を磨き、主体性を高める
多くの研修の場合、一人の講師が一方的に教える1体Nのスタイルがほとんどです。
でも、これでは、受講者は講師が伝えるマニュアルの丸覚えになり、主体性を持つことができず、新たな気付きを得ることは難しくなります。
何より楽しさもありませんから、やる気も高まって行きません。
「ドラマチックコミュニケーション研修」の最大の特徴は、インプロ(即興)と体感ワークと対話を用いた、N対Nの体感型相互学習スタイルであることです。
講師も交えて受講者同士が積極的にディスカッションし、様々な気付きを得て共有し、更には、言語化、可視化して行動変容につなげていきます。
なぜインプロ(即興)かと言うと、ビジネスの世界には予め決められた台本がないからです。「その場」の状況を瞬時に判断し、今、何を行なうべきか、判断し対応しなくてはなりません。
事前打ち合わせのないインプロ(即興)を体感すると、自分の価値観や経験、思考が浮き彫りになります。
想定外の出来事にいかに感度を働かせて主体的に対応できるか、いかに物事を俯瞰的に捉えて最も必要な役割を見つけ出せるか、役割が他の人と被った場合に、新たな役割を瞬時に見つけだし全体最適に調整できるか。チーム全体でひとつの課題を達成するにはどんな動きをするべきか。
瞬間瞬間で訪れる今を瞬時にキャッチして、インプット・アウトプットする。
脳の中がマルチタスクな状態で、様々な刺激を実感できるが故に課題も明確になってきます。
インプロ(即興)を通して、創造・行動・調整を体感し、その気付きをビジネスの現場で活かせるように言語化・可視化、共有し、それぞれが具体的な行動目標を設定し実践します。
このように、研修のコンテンツ1つ1つにはしっかりとした意味があり、研修全体の流れを緻密に計算し主体性が発揮される工夫がされているのです。
かつ講師が元舞台人というところが、オンリーワンの強みと言えますね。
やる気を引き出すストーリー・仕掛けが緻密に盛り込まれていますから、体感として気付きが深く身体と記憶に刻まれて行くのです。
研修終了後に、多くの方から「1日があっという間だった」「とても楽しかった」「色々と気付かせて頂きました」などと言って頂きます。
それだけ研修に夢中になれたということなんですね。
また、毎年受講してくださっている病院や企業もあります。
「来年もお願いします」と言って頂けると、効果を感じてくださっているのだと嬉しくなりますね。有難い事です。
ビジネスは、B to BからB to Cへ
今後の目標は、まず年内に、SkypeやSNSなどを活用した「個人向けコミュニケーション相談サービス」をスタートさせることです。
たとえば結婚式で祝辞を述べる方、大事なプレゼンをする方などのちょっとしたご相談に、年間多くのコミュニケーション研修を行っている講師が、短時間・低価格でアドバイスをさせていただきます。
指定された場所に行かなければならないと言う場所での縛りがありませんから、多くの方に気軽に活用していただけるのではと思っています。
長期的には、講師や教師などの「教える側」に対して学びの機会を創出できる勉強会や協会などを設立したいですね。
人に何かを教えるには、知識や技術が必要ですが、日々アップデートしないとスキルはどんどん落ちてしまいますし、なかなか成果が出せず悩んでいる方も多いのではないかと思います。
そういう方に、私がこれまで築き上げて来た研修でのノウハウや、最新の情報、学びの場、ネットワークなどを提供し、それぞれ皆さんのフィールドで活かしていただきたいですね。
最終的には、日本で生まれた研修・人材育成のあり方を、海外に向けて発信できるまでになりたいと思っています。
どんなビジネスにも、必ず人が存在します。
そこには、コミュニケーションは不可欠です。
そして、人は国境も、年代も、価値観をも超えて分かり合えるはずです。
人はついその根幹を忘れてしまいがちですが、人が本来持っている「分かり合える力」や「慈しみの心」といったものを私たちの研修を通して見つめ体感していただき、社会の中でより良い営みができ、個々の個性が輝けるようなお手伝いをしたいと思います。本日は有り難う御座いました。感謝申し上げます。