株式会社Well-being経営研究所

小林 広治

「志」を戦略の核とした経営コンサルティング

20年間の豊富な経営経験で企業をサポート
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今回のインタビューは、戦略支援専門のコンサルティングを行う株式会社キズナキャストの小林氏にお話を伺います。持続可能な経営に必要な「志」とは。起業のきっかけとなったある出来事やこれからのビジョンについても語っていただきました。

株式会社キズナキャスト 社長 小林 広治氏のONLY STORY


【経歴】

1972年長野県諏訪出身、1996年早稲田大学理工学部機会工学科卒業。高校を出てから上京し、新聞配達をしながら予備校に通うことで、念願の親からの経済的自立を果たす。1996年に卒業後、1999年26歳で起業し、雇用からの自立。そして、今年創業21年目。

2007年に日本で一番最初に駅改札前のデジタルサイネージ事業を西武池袋駅で始めるも大失敗。一時は自宅を引き払い、銭湯に通いながら70坪の事務所に妻と二人で住み込む経験もしたが、自分自身の失敗を通じて、ビジネスの大原則に気づき、そこから7年間で売上約5倍、社員ゼロ、たった一人で売上1億円まで復活。

その後、自分自身の経験に加え、ドラッカーなどのマネジメントに関する知見、組織開発の知見、NLPなどの行動心理学に基づく知見、加速学習に関する知見などを取り入れ、それを現場での実践を積み重ねる事で、更にブラッシュアップし「持続可能な経営手法」として、独自のマネジメントフレームワーク「Sustainable Management Tree(R)」を核としたノウハウを体系化。

2017年にはドラッカー学会総会の実行委員長として同フレームワークを活用し、同イベントをネクスト・ソサエティ・フォーラムへと革新に導く。「Sustainable Management Tree®︎」は、企業だけでなく、NPOなどの非営利な組織や、個人でも活用できる本質的な課題解決と、持続可能な成果を上げ続けるための体系化された戦略的思考法として、2018年から当社を通じて一般公開も開始。

「いきいき!わくわく!働ける未来」の実現を目指し、世の中のすべての「働く」をポジティブにすることに人生を賭ける日本大好きな生産性オタク46歳。

「志」を言語化し、組織のゴールを設定


–株式会社キズナキャストの事業内容をお聞かせください。

小林氏:弊社は、戦略支援専門のコンサルティング会社です。

企業の持続可能な経営の実現を目指し、共育事業部、コンサルティング事業部、マーケティング事業部、人財事業部の4つの事業を展開しています。

–戦略支援とは具体的にどのようなことを行うのでしょうか。

小林氏:「戦略」というと、ちょっとカッコよく、また小難しく聞こえるかもしれませんが、弊社ではシンプルに「方向付け」と定義しています。また、「戦略の基本はゴールから考えること」と常々お伝えしておりまして、そのためにまずは組織がどこに向かうべきなのか、を考えることからコンサルティングを始めています。

そのゴールとは目先の利益や流行ではなく、経営者自身の軸となる深いレベルでの「欲求」や「想い」からしか見えてこないものなので、生い立ちやご両親との関係など、子どもの頃の記憶に遡って本当に自分のやりたかったことを見出すことが第一歩になります。

ちなみに、日本語で目標設定する言葉として「夢」がありますが、夢はどちらかというと自分主体的な目標設定になりがちです。つまり、事業を大きくしたい! とか、儲けたい! とかがそれです。それに対して、「世のため、人のため」の要素が加わわった目的を伴う目標設定、これを私たちは「志」と定義しています。

「誰のために、何のために、なぜ、事業を大きくしたいのか?」

「誰のために、何のために、なぜ、儲けたいのか?」

この問いの先にあるのが「志」であり、組織がこれから向かいべき「ゴール」となります。そして、この目標に組織を方向付けることを「志戦略」と呼んでいます。


「志」が明確になったら、次は社員に伝えなければなりません。しかし、一方的に想いを押し付けても、人は共感できなければ本当の意味でコミットできませんよね。

そこで、経営者の想いと社員の想いの共通する部分を探し、言語化していく。このようなプロセスを通じてオープンで一体感のある組織づくりを行い、また組織づくりからマーケティングまで一貫性のある組織活動を実現し、継続的な収益を生み出す組織を創りあげること、これが私たちの「戦略支援」となります。


–他のコンサルティング会社と比べて、差別化ポイントや御社の強みを教えてください。

小林氏:いわゆる経営コンサルティング会社さんや中小企業診断士さんなどは、市場調査や分析など客観データから入るのが一般的ですが、弊社は経営者自身の「想い」という内面からスタートするところが大きく違います。「想い」を言語化し、共有できているかどうかで、経営者本人と社員、つまり組織全体のモチベーションや意識が全く変わってくるんです。

そしてその「想い」というのは、自分のためだけに頑張るものでは持続できません。「世のため人のためになりたい」という「志」まで昇華させることで、より強いゴール設定が可能となると考えています。

また、コーチング等をベースにした組織開発系のコンサルティング会社さんもありますが、本来「想い」だけではマネタイズがしにくいものです。しかし弊社は20年間培ってきた豊富な経営経験を活かしたサポートができますので、そこが大きな違いと言えます。

つまり、整理すると、内と外の両側からアプローチすることで、マネジメント領域からマーケティング領域までを一貫してサポートできる、というのが当社の一番の強みであり、当社でその方法論を使って実際に20年間継続してきた、という実績が大きな信頼性になっている、と言えます。

ノストラダムスの大予言で一念発起


–起業された経緯について教えてください。

小林氏:私は中学時代から「世界一の会社をつくり、莫大に稼いだお金で世界中の森を買い占め、自分で地球の自然を守るんだ!」という目標を持っていましたが、いつしかその目標は忘れて「起業する」という意識だけが残り、大学卒業後も「いつかは起業」という想いだけを持ちながらアルバイトに明け暮れていました。

そんな時に人類が滅亡するとノストラダムスが予言した1999年7月が来ます。もちろん心底信じていたわけではありませんが、これを理由の1つとして「どうせ死ぬなら好きなことをやろう!」と、1999年7月7日にアルバイトを辞めて起業しました。

当然のことながら「恐怖の大魔王」は降ってくることなく、ITや広告分野での事業を経て、現在のコンサルティング事業を展開するまで運良く続けて来られています。

働きがい、生きがいのある社会を実現する


–今後のビジョンを教えてください。

小林氏:弊社はビジョンは、働く人すべてが「いきいき!わくわく!働ける未来」の創造です。それは、私自身がこれまでの20年間の中で大きな失敗の経験もしてきたわけですが、それでも「働く」ということが人生においてものすごく充実した有意義な活動、だと感じているからです。

世界中の人が、「仕事の本質」を理解し、「仕事って最高に楽しいね!」と言える世界になったら、世の中はもっともっと良くなる、という確信があります。

そのために、現在企業向けにやっているコンサルティングは引き続き徹底していくとともに、個人向けに行う「共育事業」に、2018年から力を注いでいます。

この分野が今後の当社の成長の軸になる分野として位置付けており、今後の目標としては、2024年までに、事務所ナシ、従業員ナシ、で上場を目指すことに決め、世の中に対して新しい企業の在り方、働き方を示したいと考えております。

ちなみに、従業員ナシとは、メンバーとは全員業務委託契約でお互い社長同士として対等な関係性のもと、弊社のビジョンに共感してくださる仲間の方々と事業を展開しているイメージです。

当社は、「企業の責任は、雇用を増やすこと」という時代は終わり、今後は「企業の責任は、自立できる人を増やすこと」だと考えています。

それを体現し、その成功事例として世に示すために、上場します。


–最後に、読者へのメッセージをお願いします。

小林氏:これからの未来がまだ明確に見えてない経営者様は、いまの時代の大変化に適応することをお急ぎください。そのためには、まずは世界で何が起きているのかを正確に捉え、そして自らを変化させる必要があります。

ダーウィンの「生き残る種とは、最も強いものではない。最も知的なものでもない。それは、変化に最もよく適応したものである。」という言葉の通り、変化に適応できなければ淘汰されるしかありません。

弊社では、戦略の専門家として、時代を数百年単位で捉え、時代の流れを掴んでいます。その上で、経営者の「志」を明確にした組織づくりから着手し、その「志」に一貫した組織を創造するため、ハンズオン型で経営者の方に伴走して実現します。

もし、御社の社員が全員あなたの「志」に共感し、一人ひとりが自由に発想し、行動できるようになったとしたら、今の業績は何倍になると思いますか?

革新的かつ持続的な成果を上げる当社の「戦略支援」に少しでも興味を持ってくださいましたら、ぜひお気軽にご連絡ください。

よりよい未来を創る!という熱い想いを持っている方とだけ、ご一緒したいと考えています。その「想い」さえあれば、あとは必ずなんとかします。

新たな時代を共に創っていきましょう!

執筆=山田
校正=米山

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