株式会社GROWS
島田 忍
POSTED | 2018.09.11 Tue |
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TAGS | 従業員数:6~10人 業種:研修・コンサル 創立:9〜10年 決裁者の年齢:その他 商材:BtoB |
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楽しんで仕事ができる職場環境作りをお手伝い
社内イベント業界でのリーディングカンパニーを目指すTopics
今回は、インナーブランディング事業を主軸とする株式会社GROWSの代表取締役・島田氏にお話を伺いました。
まずは、現在の事業について、その想いとともにお聞きしましょう。
株式会社GROWS 社長 島田 忍氏のONLY STORY
社員が楽しく働ける環境作りをサポート
―株式会社GROWSは、ひとことで表すとどのような会社でしょうか。
島田:そうですね、すごくシンプルに言えば世の中のいろいろな企業を元気にする。社員が楽しく働ける環境作りを手伝う会社です。
具体的な内容としては、各社の社内イベントである表彰式や懇親会、運動会などの行事を取り仕切ることが多いのですが、働く人を元気にすることを第一に考えているため、内容にそれほどこだわりはありません。他にも手段があれば、どんどん挑戦していきたいと思っています。
―イベント以外では、どういったことを行ってきたのですか。
島田:例えば、創業時から付き合いのある小売店をより良い店にするためにプロジェクトを発足して社長や役員の人も巻き込みながら、接客コンテストなどを行っています。
店舗のクオリティチェックを株式会社GROWSで行って、それを経営陣に報告して、さらなる改善方法を考えて実行し、優秀な店舗は表彰するというスケジューリングを年間通して行ったりしていますね。
―社内イベントのインナープランナーの他に、店舗運営も行っていますよね。
島田:その事業は、私の創業の想いに結びついたものです。私はもともと大手居酒屋チェーンのアルバイトとして働いていたんです。お皿を1枚洗ったり、焼き鳥を1本焼くことに給料が発生する。
若いときは特に意識をしたことがなかったのですが、お客様一人ひとりから直接お会計をいただいて、ありがとうございましたと見送ることを繰り返すという仕事は非常に尊いものだと思うんです。
私が今事業として行っているイベントもそうですが、現場で発生する1円1円が積み重なってイベントが成立するんですよね。
だからこそ、そのお金の大切さを社員に伝えなければならないし、イベントを設営する際も、現場で働くひとが稼いだお金のありがたさを忘れないよう、現場の人たちの心を動かすことに集中しなければなりません。
そのことを身をもって体感するために、株式会社GROWSでもたこ焼き屋の店舗を経営して、現場で稼ぐ感覚を大切にしています。
―飲食事業を選んだ理由は、島田社長の過去の経験があったからなんですね。
島田:そうですね。単価が高い仕事だと、どうしても1円の有り難さが薄れてしまうので、この事業を選びました。
―店舗運営以外にも、キャリア支援も事業として行っていると伺いました。
島田:どこの会社にも採用・人事・教育のセクションがあると思うのですが、やはり採用を間違えると、どこに配置してどんな教育をしても軌道修正って難しいんですよね。だからこそ、入り口からきちんと支援していくことが大事です。
具体的な事業の内容としては、内定者や新卒社員の研修を行ったり、映像を作ったりしています。
―昨今、新卒で入社した社員の離職率が高いことが話題になっています。島田社長は、どのようなことが原因だと考えていますか。
島田:私は仕事が楽しければ会社を辞めることはないと思っています。それが仕事の内容なのか、対人関係なのか、職場環境なのかはわかりませんが、たとえブラック企業と言われる会社でも、本人が楽しいと思って仕事に取り組めるなら、辞めることはないと思うんですよ。
私は前職がブラックと言われる大企業でしたが、忙しさや労働時間はどうでもよくて、とにかく楽しかったんですね。だからこそ、私もそういった職場を作りたいと思っています。
居酒屋で店長として働いた経験から、チームを作る方法を学んだ
―居酒屋でのアルバイトの経験から、株式会社GROWSを立ち上げるに至ったきっかけはどのようなものだったのでしょうか。
島田:私はきちんとした就職活動をしたことがなくて、学生時代にアルバイトをしていた居酒屋の面接をそのまま受けたんです。店長の自分以外は全員アルバイトという環境で、アルバイトを巻き込んで働かないと休みすら取れないような状況でした。
だからこそ、アルバイトをいかに戦力化させるか、責任感を持たせるかというのは非常に重要なところで、そのときに人の育て方や、仕事の任せ方、チームの作り方を学びました。
―周りを巻き込む、といっても、実際はすごく大変だったと思います。どのような想いがありましたか。
島田:私の場合は環境がそうさせたという感じですね。積極的に人を巻き込まないと、365日出勤しなければならない環境だったんです。
でも、アルバイトの時給って会社によってそこまで大きく変わるものではありません。だから店長としていかにアルバイトを引き留めるかに尽力していましたね。
人は結局、自分が一番可愛いんです。だから自分が心地の良い環境で働きたいと思う。そのためにまず、自分が幸せになれる職場環境を作る。それはとても自然なことだし、組織作りの基本だと思っています。
―そこからは、どのような経緯で起業に至ったのでしょう。
島田:前職のときに人材開発部の部長を任されていたんですが、そのときに社内講師や社内イベントの企画などを行っていて、こういうことをもっと自分の手で世の中に広げていきたいと思ったんです。
自分の力をどこまで試せるのかチャレンジしたいという気持ちはずっとあったので、それを行動に移し、株式会社GROWSを立ち上げました。
顧客のニーズを理解し、プロジェクトに落とし込める人材を育てたい
―株式会社GROWSは、これからどのような会社を目指していきますか。
島田:社内イベント業界でのリーディングカンパニーになっていきたいと思いますね。ただがむしゃらに売上を追求するのではなく、この業界の輪を広げていくことを一番に考えたいです。株式会社GROWSで働く社員を一人ずつ増やし、徐々に拡大していきたいと思います。
―その目標のために、短期的にはどのような取り組みをしていきたいですか。
島田:ひとつは人材の育成ですね。ただのイベント屋を育てるのではなく、顧客のニーズを理解して、課題を見つけ出し、それを解決する手段をひらめくこと。
そしてそれをプロジェクトの中に落とし込める人材を育てていきたいし、そういう仕事が好きな人はぜひ株式会社GROWSでチャレンジしてみてほしいと思います。