合同会社ファブリッジ
御堂裕実子
POSTED | 2016.03.25 Fri |
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TAGS | 従業員数:5人以下 業種:研修・コンサル 創立:15年以上 決裁者の年齢:その他 商材:その他 |
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親日台湾と日本をつなぐ会社
台湾特化型 市場拡大のサポートをしている会社Topics
合同会社ファブリッジ 社長 御堂 裕実子氏のONLY STORY
~合同会社ファブリッジ 代表 御堂裕実子様~
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明治学院大学卒業後、日本での広告代理店勤務を経て、台湾国立政治大学へ留学。
2008年帰国後、台湾進出サポート事務所「合同会社ファブリッジ」を設立。
大学で講師や、中小機構基盤整備機構の国際化支援アドバイザー等を務める。
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全ては消しゴムを転がしたことから始まった
私は大学生時代からイギリスやドイツへの短期留学や東南アジアへバックパッカー旅するなど、海外に興味を持っていて、当時はぼんやりと、日本と世界の架け橋をつくる仕事がしたいな、と考えていました。
架け橋をつくるといっても、まだまだ社会のことを知らないと感じていたので、卒業後は広告代理店に就職しました。
その職場で一週間の休暇を頂いた時、今までヨーロッパや東南アジアなど比較的日本から遠い国へは旅したことがあったのですが、台湾や中国、韓国といった近場の国には行ったことはありませんでした。
ちょうどいい機会だからと、消しゴムに日本周辺国の名前を書いて転がしてみたら、たまたま台湾が出て。今思うと、この消しゴムが私の運命をガラリと変えるきっかけになりましたね。
そしていざ、台湾へ!しかし、旅の中身はノープランでした。たまたまバスで出会った人の紹介で、斗六(とろく)市の大学の日本語学部を訪問することになりました。
田舎町で日本人が珍しかったこともあり、日本語を学ぶ大勢の学生たちが目を輝かせて熱烈大歓迎してくれました。
台湾の方々は、日本製品や日本食大好き、そして日本の音楽やアニメ等の文化に日本人よりも詳しくて。見知らぬ土地でこんなにも受け入れてくれたことが、本当に嬉しかったです。
親日で日本に関心を持ってくれる台湾。その一方で、日本人にはこれほど台湾親日だと知られていないことが、何だか片想いに感じられました。
たった一週間で台湾の虜になってしまった私は、帰国してから「台湾と日本を繋ぐ架け橋になる仕事がしたい、両想いにしたい」という想いを抱くようになり、一念発起して会社を辞め、台湾で働きながら留学しました。
しかし2年が経つ頃、台湾で勤めていた会社が潰れてしまい、泣く泣く帰国せざるを得ませんでした。
もう台湾と日本の架け橋になる仕事はできないんじゃないか。そう諦めかけていた時、「日本にいても、台湾と日本を繋げる仕事はできるんじゃないか」とアドバイスをもらい、日本で会社を立ち上げることにしました。
Fabulous(ワクワクする)+ Bridge(架け橋) =台湾と日本の事業の架け橋となる思いでFabridge(ファブリッジ)と名づけました。
爆買いの時代だからこそ台湾へマーケットを拡大
当社は、台湾で市場を拡大したい企業を全面的にサポートしている会社です。台湾はとても親日な上に距離も近く、台湾では数多くの日本の商品が販売されています。
今は爆買いブームと言われていますが、実際に爆買いしているのは中国の方だけではなく、実は台湾の方も多いんです。2015年の台湾からの訪日観光客数は約367万人で中国韓国に次いで3位です。台湾の人口が約2330万人ですから延べ約6.3人に1人が訪日していることになります。
また、台湾にとっての最大の輸入相手国は日本です。これほど台湾にとって日本は身近な存在です。
私たちは、海外販売を考えている企業のファーストステップとして、まずは台湾を選ぶことを推奨しています。
親日台湾で商品販売を行い、売れれば、海外展開の見込みがあることが分かりますし、逆に台湾で売れなければ、展開見直しや軌道修正もできます。
このように、台湾でテストマーケティングすることで、海外進出のリスクを低減することもできます。
当社は台湾という国に特化した専門性と実績、そして豊富なネットワークを持っていることが強みです。
実際に台湾での販売展開には販路と現地販売代理商の決定が必要となります。弊社では現地の豊富なネットワークから最適な販路や代理商を選出し、企業マッチングを行っています。商談会や物産展、EC販売など台湾での販売展開サポートを一貫して行っています。
日本・台湾双方に担当者を立て、コミュニケーションの円滑化と現地でのスピーディーな対応を強みにしております。
日本の信頼を武器に
当社では、台湾での販路開拓やビジネスパートナーとなる現地販売代理商のマッチング、マーケティング調査からWebプロモーション、イベント運営など日本企業の現地展開のゼロステップから軌道に乗るまでを徹底サポートしております。
今後の目標は、台湾での越境EC(国際的な電子取引)により、台湾の消費者が気軽に日本の逸品を取り寄せしてもらえる越境ECサイトサービスを広げていくことです。
そのためには、日本の商品を集めることだけでなく、日台間の国際物流の整備やECサイトプロモーションなどの準備や対策をしていかなければなりません。
そして、台湾の方が安心して購入してもらえるよう、顧客問い合わせ窓口も重要となります。当社は日本語が堪能な台湾人のスタッフ、台湾留学経験のある日本人スタッフが在籍しているため、日本出店社サイド、台湾顧客サイドのコミュニケーション円滑化をサポートいたします。
当社スタッフは、皆台湾が好きですので、台湾に興味を持ってくれる人が入ってくれると嬉しいですね。当社が、台湾と日本の架け橋となることが、設立から変わらない信念です。