株式会社リプカ
塩谷 拓斗
POSTED | 2022.01.24 Mon |
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TAGS | 従業員数:6~10人 業種:IT・情報通信業 創立:3〜4年 決裁者の年齢:20代 商材:BtoB |
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SNSの運用代行で、企業の業績・PRに寄与
テクノロジーを通じ、人々の心に豊かさ・温かさを届けるTopics
今回のインタビューはSNSマーケティング事業を展開する株式会社リプカ代表取締役社長の塩谷拓斗氏にお話を伺いました。同社のアカウント運用代行サービスの特徴や塩谷様が経営をされる上で大事にしている言葉や想いなどについてお聞きしました。
株式会社リプカ 代表取締役社長 塩谷拓斗氏のONLY STORY
細かな運用計画と情報量が強み
––最初に、株式会社リプカの事業内容についてお伺いします。
塩谷氏:弊社はSNSマーケティング事業、メディア事業、ペット事業の3つの事業を展開しています。その中でも、今回はSNSマーケティング事業についてお話させていただきます。
––早速、SNSマーケティング事業の詳細を教えていただけますか。
塩谷氏:はい、この事業ではInstagramとTwitterをメインとしたSNSアカウントの運用代行を行っています。
クライアントには必ずSNSの運用代行を通して何をしたいのか、という目的があります。初回の打ち合わせでは、そういったSNS運用の目的、要望、成果目標をすり合わせ、次にどういった運用が目的にマッチするかを話し合い、運用計画を固め、運用代行を行います。
たとえば、ECサイトへのアクセス数増加を実現したい通販会社から依頼を受けたとしましょう。その場合は、サイトの閲覧数を向上させる必要があるので、そのためのSNS上の施策や投稿の企画を提案します。そして企画が決定したら、ビジュアルの方向性や映像、文章、ハッシュタグ等々、細部まで念入りに詰めていきます。
––先程、「SNSの運用代行をしたい企業には目的がある」とお話いただきましたが、どの様な目的で御社に依頼される方が多いのでしょうか。
塩谷氏:いわゆる顕在層ではなく、準顕在層から潜在層に向けてアプローチをしたいと考えられている企業がほとんどです。
その中でも3つに大別されます。1つ目はブランディング・PR目的で、広報戦略の一環としてSNSに力を入れていきたい企業。2つ目は集客目的で、実店舗を持つ企業やイベントを開催されている企業。3つ目はECサイトへのアクセス数増加を目的としている企業です。
––SNSの運用代行サービスを展開する会社は他にもありますが、その中で御社の特徴があれば教えてください。
塩谷氏:3つあります。
1つは明確で細かな運用計画をクライアントと共に練り上げている点です。実は弊社には他社の運用計画で成果を出せなかった企業からのご依頼も多いんですね。話を聞くと、例えば「売上を伸ばすために集客をしたい」という要望でも「集客がしたい」だけが切り取られ、実際には商品を買わないユーザーばかりが集まり、成果に繋がらなかったなど、目的から逆算した計画が作られていないことが多いようです。
その点、弊社は運用開始時に目的と目標達成のための計画を設定し、月1回の打ち合わせでPDCAを回し、改善を続けているのでそこは大きな特徴だと思います。
2つ目は各種SNSに対する情報量です。これまで蓄積してきたノウハウはもちろん、弊社にはInstagramやTwitter、LINEなどのSNS運営会社に在籍している顧問がいるため、常に最新情報を入手することができます。新サービスに対する運用戦略も即座に立案できるので、クライアントに喜んでいただけます。
日進月歩と言われるSNS業界ですが、サービスとして提供している以上、私たちは最もSNSに詳しくあらねばなりませんから、情報の量と質は意識して取り入れています。
3つ目はパッケージ内容が明確で月額で20万・30万円・40万円と3つの価格帯で、いずれも結果を出すためのアクション量が多い点です。
SNSの運用代行は月額数万円から数百万円まで様々なサービスがありますが、まだ市場が成長中のため、商品のパッケージがブラックボックス化している商品が多い印象を受けます。投稿代行とうたっていながら、実は分析ツールや自動ツールを上手くお客様のほうで使ってください。というサービスもあったりします。
「結局、投稿代行って何件投稿してくれるの?」「戦略作成って具体的には?」「投稿画像の編集って別料金になる?」など、料金に対して思っていたよりアクションが少なかったり、運用が始まってから追加料金が増えていった経験がある。と、お客様から伺うケースも結構あります。
弊社の場合は、月額20万円、月額30万円、月額40万円、と3つのパッケージがあるのですが、それぞれのパッケージ内容を作業量ベースで提供しているので、結果を出すために必要なアクションの絶対量が同じ価格帯の企業に比べて優れており、比較見積もりになった場合に8割の企業様が弊社を選定していただいております。
––実際に、クライアントからはどのようなお声をいただきますか。
塩谷氏:そうですね、最近では「売上がSNS運用前の2倍になった」とか「アクセス数が10倍になった」というお声をいただきました。
またある注文住宅の会社からは「Instagramを見たという展示会の来場者が増えた」とも聞いていますし、ある飲食店からは「SNSのキャンペーンで知ったというお客様が増えた」とお話いただきました。
効果が出たと喜んでいただけることは、本当にうれしいことです。
顧客に温かさを感じてもらえる会社を目指して
––SNS事業を立ち上げた経緯をお聞かせください。
塩谷氏:5年ほど前、Instagramで本を紹介するアカウントを作ったのですが、このアカウントが好評でフォロワーが何万人にも増えていきました。当時はInstagramがまだ珍しかったこともあり、頻繁に企業から商品の紹介を依頼されるようないわゆるインフルエンサーとなりました。
当初、Webマーケティングの事業から始まったんですが、新しくサービスを広げるにあたり、私個人の実績があるSNSマーケティングの事業を開始した形です。そのような経緯なので、弊社の設立を遡れば私の本好きが高じてできた個人アカウントにたどり着きますね。
––事業立ち上げ後の印象に残っていることは何かありますか。
塩谷氏:設立当初から多くの企業にお声をかけてもらい、順調な滑り出しでした。それも知名度の高い企業からのご依頼が多く、ラーメンの全国チェーン「一蘭」さんをはじめ、中華料理の老舗「銀座アスター食品」さん、ヨーグルトの「ダノンジャパン」さん、などの一流企業からの引き合いは特に印象に残っています。
––塩谷様が事業を展開する上で大切にしていることは何でしょうか。
塩谷氏:社名の「リプカ」とは「燃え上がる」という意味のスワヒリ語で、人々の灯となり道標を目指す弊社の想いを表しており、さらに弊社は「すべての心に、火を灯す。」をビジョンとして掲げています。
この社名とビジョンは特に大切にしています。IT系企業は効率化、合理化を特徴とするサービスを扱うあまり、血の通わない企業体質と思われがちです。私はそんな業界にあっても、クライアントには目標の達成ばかりでなく、弊社との付き合いによって心の豊かさ、温かさを感じてほしいと思っています。
正しい利用法を伝えることは企業全体の責任
––今後の短期的、長期的事業展望をお聞かせください。
塩谷氏:短期的目標では、InstagramやTwitterだけではなく、SNS分野全般を得意としているので、そうしたところも全面に押し出して、SNSマーケティング事業を拡大していきたいと思っています。それに加え、今のSNS運用代行に付随する部分でのWebサービスにも展開を進めたいですね。
また、日々変化を続けるSNS業界において、10年先は見通せるものではないため、SNS運用代行サービスという点に限定しての長期的な目標は置いていませんが、SNS運用を戦略的に行っている企業というのは、従業員数が数百人以上の企業が多い印象です。
ですので、理想を言えば、多くの小規模の会社もSNSが戦略的に活用できるようになり、“良い商品は良い商品である”“こんな革新的な新しいサービスがある”といった点が誰でも発信できて、みんなに伝わる世界を今以上に形成できるようにしていきたいです。
––社会にとって、どのような会社になりたいですか。
塩谷氏:昨今ではSNSの投稿内容が、社会問題として取り上げられることが多くなりました。そのような中で企業が、SNSの本来あるべき使い方を提示していく必要があると感じています。
我々が考えるSNSの本来あるべき姿とは、等身大の情報を共有することで、みんなが心豊かに過ごせることだと考えています。企業が誇張して宣伝したり、やたら自社商品が優れていると風潮することばかりではなく、企業自身が等身大の情報を伝えていくことで、信頼に繋がると思いますし、みんなが安心して心豊かに過ごすことに繋がっていくことを、我々のSNS運用代行サービスを通じて、いろいろな企業が実践していただけるように努力していきたいと思います。
––最後に、読者へのメッセージをお願いします。
塩谷氏:SNSの運用にお困りの企業さまはぜひお気軽にお声掛けください。
「広告で集客をしてきたけど、最近どうも頭打ちになってきた。」
「他社製品やサービスと比較されたときに、自社の良さをちゃんと伝えたい。」
「認知拡大、ブランディングを積極的に行っていきたい。」
「自社で運用しているけど、どうも上手くいかない。」
こういった潜在顧客への訴求に悩みがある、広報活動を活性化していきたい、他の業務が忙しくてSNSまで手が回らない。そんな企業担当者様からのご相談は特にマッチするかと思いますので、遠慮なくご相談ください。
また弊社は、随時インターンを募集しているので、学生さんからの連絡もお待ちしています。SNSマーケティングを学びたい、人生に活かしていきたいといった方は、ぜひご連絡ください。
執筆=増田
校正=笠原