C-design株式会社
川島 雄太
POSTED | 2020.09.14 Mon |
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TAGS | 従業員数:6~10人 業種:IT・情報通信業 創立:3〜4年 決裁者の年齢:30代 商材:BtoB |
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法人・個人がつながる業務支援プラットフォーム
「ビジネスエコシステムを拡張し、未来を共創する」Topics
今回のインタビュ―は、スタートアップや個人事業主の経営課題にアプローチする業務支援プラットフォーム『cocrea(コクリエ)』(https://cocrea.design/)を運営するC-design株式会社の川島氏にお話を伺います。サービスの内容や事業立ち上げの経緯、今後のビジョンを教えていただきました。
C-design株式会社 社長 川島 雄太氏のONLY STORY
【経歴】
1986年茨城県水戸市出身。2008年日本大学商学部卒業。
2008年にスターティア株式会社へ新卒で入社し、ビジネスフォンの新規営業やアライアンス先の開拓に従事。2016年に、アライアンス営業部シニアマネージャーとして、管轄部署の売上を2倍へ躍進させ、2017年から当時最年少で部長を務める。2018年には商材責任者としてクラウド型IP電話サービス「Startia Cloud Voice」の企画からサービス設計を担当し、同年10月に正式ローンチ。
2020年7月にC-design株式会社の代表取締役に就任
業務支援プラットフォーム『cocrea』
–今回は、C-design株式会社が展開しているサービス『cocrea(コクリエ)』についてお聞きします。まず、cocreaとはどのようなサービスですか。
川島氏:cocreaは、スタートアップや個人事業主の経営課題を、法人と個人がつながることで解決していく業務支援プラットフォームです。
具体的には、「PCトラブルを解決するヘルプデスク」、「助成金や税務など士業へのオンライン相談」、「ビジネスパートナーの募集」の3つの機能を1つのパッケージとしてサービスを提供しています。
–お客様の困りごとや経営課題に対して何でも対応できるのでしょうか。
川島氏:そうですね。経営者の課題として挙げられる「収益性の向上」「人材確保」「新サービスの立案」「経営全般の専門知識」の4つそれぞれに対して、直接的・間接的な解決を目指しています。
もちろん現時点では全ての課題を直接解決できているわけではありませんが、今後はcocreaを介して人手不足などのさまざまな経営課題を解決できるよう、サービスを展開していく予定です。
–同業他社のサービスと比べて差別化できるポイントはありますか。
川島氏:経営全般の相談からパソコンの利用方法まで、あらゆる経営課題をワンパッケージで解決できる点は、他に類を見ない弊社の強みですね。
さまざまな分野の専門家が揃っていますので、分野ごとに個別のサービスを選ぶ手間がなく、本業に集中しやすい環境を提供しています。
–実際に御社のサービスを利用されているお客様の喜びの声など教えてください。
川島氏:たとえば急なパソコンのトラブルが起きた際、「メーカーや購入先に連絡をしてもたらい回しにされてしまうことがあったが、cocreaのヘルプデスクなら気軽に相談ができ、電話やリモート操作ですぐに解決できました」という声をいただいております。
また、士業へのオンライン相談は匿名可能ですので、「今お付き合いしている先生には聞きにくい話について、セカンドオピニオンとして意見が聞けました」といった喜びの声もありますね。
シェアオフィス利用者の課題解決を目指して
–起業の経緯を教えてください。
川島氏:私は2008年に弊社の前身となるスターティア株式会社に新卒で入社し、新規営業やアライアンス先の新規顧客開拓に従事してきました。
スターティアでは移転案件やオフィス構築のお手伝いをする機会が多く、その中でアライアンス先の1社のレンタルオフィス立ち上げに関わったのをきっかけに、5、6年前からシェアオフィスの運営会社に特化したITインフラの構築や保守サービスを250施設以上に提供してきました。
そのような背景があり、「シェアオフィスを利用される創業間もない企業や士業、フリーランスの方々を支援するサービスを提供できないか」と考え、実際にレンタルオフィスやコワーキングオフィスを使っている方にヒアリングをして回ったんです。
すると「パソコンでトラブルがあった時にすぐに対応できる窓口が欲しい」「司法書士とは創業時にコンタクトできたけれど、税理士や公認会計士とはつながりがなく相談ができない」など、いろいろな課題が見えてきたのです。
–なるほど、シェアオフィスを利用される方々の課題解決のために立ち上げたのがcocreaなんですね。
川島氏:そうですね。それをストレートに形にしたのがcocreaであり、弊社はcocreaの運営とシェアオフィス運営会社との取引拡大を目的に、スターティア株式会社の100%子会社として2020年7月1日に設立した会社です。
また、2020年8月11日からは、ITを活用して分散型オフィスの利用を支援する法人向けサービス『ワークスペース・マネジメントサービス』の提供も開始しています。
未来を共創するプラットフォーマーへ
–今後の目標を教えてください。
川島氏:「ビジネスエコシステムを拡張し、未来を共創すること」をミッションに、多くのスタートアップ企業や個人事業主の方々の経営課題を解決すべく、今後も事業を展開していきます。
そのために、まずはcocreaのユーザーの獲得・拡大を1つの目標に、価値を感じてお使いいただけるユーザーを少なくとも3年間で2,000社まで広げていきたいですね。
また、現在新型コロナウイルス感染拡大をきっかけにリモートワークが進み、企業がコスト削減を見込んで都心のオフィス面積を減らしたり、都心から地方へ分散するなど、働く場所も多様に変化しつつあります。
法人向けに展開する『ワークスペース・マネジメントサービス』では、どこでも働ける環境を構築し、「はたらく」という概念をオフィスから解放するために、ITツールの開発やサービスの提供を行っていきたいと考えています。
–社会にとってどういった影響を与えられる企業になりたいとお考えですか。
川島氏:今は法人、個人のさまざまな課題を1社独自で解決できる時代ではありません。ミッションでも掲げているように、アライアンスやパートナーの方たちと共創しながら、新しい未来をつくるプラットフォーマーになっていきたいと考えています。
–ありがとうございます。では最後に、メッセージをお願いします。
川島氏:cocreaは、プラットフォーム上で法人と個人がつながり、経営課題を解決するコンテンツを集約した業務支援プラットフォームサービスです。「もっとさまざまな士業に気軽に経営相談がしたい」、「急なPCトラブルで困った経験がある」といった方からのご連絡をお待ちしております。
また弊社では、『ワークスペース・マネジメントサービス』の提供にご賛同いただけるシェアオフィス運営会社、不動産開発業者、内装会社などを募集しております。提携パートナー様と弊社が保有するノウハウを共有し、企業の発展とサービス向上を進めてまいります。さまざまな企業様のご参画をお待ちしております。
執筆=山田
校正=米山