近藤 隆

株式会社エス・エー・アイは、『ジャパンクオリティを海外へ』をビジョンとし、サービスを発信し、雇用を生み続け、社会に貢献していくことを考えています。まず、そのような弊社が設立に至った経緯からお話しします。

私は、中高生の頃からコンピューターグラフィックデザイナーになりたいと思っていました。３Dのデザインをする仕事に就くことを夢見て、大学は理系に進みます。大学時代のアルバイトも、デザイナーになるための経験を積むことができるような職場を選び、これから都市開発する地域の仮想のビジュアルをグラフィックと映像で作る、といった仕事に従事していたのです。

そのときの上司は、私の師匠と言える人物に。その方が独立する際には、私も一緒に仕事に加わりました。その頃は大手繊維メーカーのソフトウェア開発を行っていたのですが、上司が「何か新しい事業を始めなさい」と出資してくれたので、私と当時の同期の２人である業界に特化したポータルサイトを作りました。

しばらくはそのサービスを展開していたのですが、あまり売上が良くなかったので上司がサービスの打ち切りを決定。しかし、応援してくれるお客さまがいたこともあり、その方々に申し訳ないという気持ちもあったのでその事業を上司から買い取って独立しました。

その事業はしばらく続けていたのですが、徐々にニーズがなくなってきたため、今の事業に移行していきました。その時、以前からインターネットには興味があったことと私自身がデザインやシステムを専門としていたこともあり、まずウェブ制作事業に着手していきます。そこから、海外事業へと目を向けていくことに。

私がもともと３Dデザインに興味をもったのも、インターネットを通じて海外と繋がっていくであろうというビジョンを見据えていたからなんです。最初に着目したのは中国でした。人口の多い中国は市場として非常に魅力的で、飛行機に乗れば3時間ほどで行けるということもあり、海外事業としてまず中国でITスキルを使ったサービス展開を始めました。

一方で、もうひとつの事業であるSwimmyというエンジニアスクールは、子供たちの将来を考えて始めた事業です。私が重要視してきた「ITとグローバル」というキーワードは、これから先の将来において大きな意味を持つという確信がある。そのような時代が到来するにあたって、子供たちにITプログラミングを教えたいという想いが大きくなりました。

2020年から小学校でプログラミングが必修化になるというところから、ある大学の先生を紹介されて、一緒に教育事業を始めるに至ったという経緯です。

■Web制作事業

Web制作事業では、その名の通り企業から依頼のあったWebコンテンツ制作を行っていますが、１２年以上の実績とノウハウからWebコンテンツ制作において、弊社に出来ないことはないと自負しています。

弊社では、Webコンテンツ制作はほぼ内製しているという点から多様な変化やニーズにタイムリーに対応できます。

顧客の業種、規模は大手から中小まで様々です。テレビCMが流れているような大手アパレル会社や大手生命保険会社など、それぞれのニーズに合わせてシステムもデザインもオールインワンで行っています。

■海外事業

海外事業は、中心となっているのが『越境EC』です。年々中国など海外へEC販売する企業が増えてきていますが、弊社は『越境EC』というキーワードがでる前より中国ECの開発・運用に携わっていました。

中国の巨大モールの天猫（Tmall）と日本企業をAPIなどで繋ぎ、会計部分や物流（受発注管理）部分、日本国内との在庫連動など、日中を結ぶシステムが好評をいただいております。

■教育事業

２０２０年から小学校などでプログラミング教育が必修化されます。弊社は、子供向けプログラミングスクール「Swimmy（スイミー）」として、２０１８年３月に本格開校しました。Swimmyの一番の特長は【リアルワールド志向】の世界観です。私達は、現実世界の中で「論理的志向」を培ってもらい、パソコンの中だけではなく、無限に広がる無限の可能性を考え出す「創造力」を身につけてほしいという教育方針で教育のプロである大学教授や大学講師と連携をとりカリキュラム開発を行っております。