未知株式会社
下方 彩純
POSTED | 2018.10.16 Tue |
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TAGS | 従業員数:11〜30人 業種:IT・情報通信業 創立:7〜8年 決裁者の年齢:40代 商材:BtoB |
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“出来ない”という事は、伸び代を秘めているという事
世のポテンシャルを飛躍させ、社会へ価値提供をTopics
くすぶっている人や世の中で埋もれている人のポテンシャルを伸ばし、先の価値をあげることに情熱を捧げるベンチャー、MchS株式会社の代表取締役社長・下方氏は語ります。
“できない人はいない。ただ、その人の価値や伸びるポイントを自分自身、あるいはそばにいる上司が見つけられていないだけ。”
もし、あなたの仕事や人生が上手くいっていないとしたら、それはあなた自身が本当の自分の能力に気づいていないだけなのかもしれません。
MchS株式会社は、どのようにして人々の素質を見出し、伸ばしているのか。下方氏にお話を伺いました。
未知株式会社 代表取締役社長 下方 彩純氏のONLY STORY
コンテンツマーケティングは“人を育てる”事業
― まず、MchS株式会社とはどういう会社ですか。
下方:私たちの会社の理念は、「世のポテンシャルを飛躍させる。」こと。そして、「先の価値をあげる。」ことを使命としています。
というのも、本来は素晴らしいポテンシャルを秘めているのに、配属先、上司、企業風土などの様々な要因によって評価されていない人はこの世の中にたくさんいると思っています。
そういう人たちの伸びるポイントを見つけて、良さをグッと伸ばし、最終的にはその人たちに爆発的な結果を出していただきたい。そして、私たちとしては社会的価値の高い人を生みだしていきたいと考えているんです。
そういった伸び悩む人たちを大成に導くことができれば、日本の国力は上がると思っています。
― 具体的には、どんなお仕事をされているのでしょうか。
下方:私たちは、コンテンツマーケティングを軸としたWebコンサルティング事業を行っています。具体的な仕事内容は営業職とメディア運営、マーケティングの3つに分けることができるのですが、実は事業内容にこだわりはなくて…。
シンプルに、私たちの理念である「世のポテンシャルを飛躍させる。」ことが最大限にできる事業ということだけを考えています。
その上で、なぜ今、私たちはコンテンツマーケティングを選んだのか。
コンテンツマーケティングというのは企業側がユーザーへ情報を与える広告ではなく、ユーザーが知りたい良質なコンテンツを継続的に発信することでファンが作れるものですよね。いわゆる無形商材なので、企画をしないと売れません。
逆に、ここで売れるようになれば他の物も何でも売れるようになると思っています。
そういうわけで、コンテンツマーケティングというのは難しい事業ですが、人を育て、人を大成させていける事業の1つだと思うんですよね。
誰にでもある伸びるポイントとは
― 起業に至るまでの経緯はどのようなものだったのでしょうか。
下方:まず、親が経営者だったので、幼少期の頃から潜在的に経営思考を学ぶ環境にあったと思います。高校時代、勉強面では指定校推薦で大学へ行くような合理的に物事を考えるタイプ。遊びの面では、DJをやったりファッションにこだわったりとクリエイティブな活動をしていましたね。
大学は法学部でしたが、授業がおもしろくないことにじわじわ気づきはじめ、大学2回生の時に別の学部の授業に変えられる単位互換制度で経営学部の講義を受けたんです。
それがおもしろくて。その時、堀之内九一郎さんの『どん底からの成功法則』という本と出会い、より経営学にハマっていきました。
その後、インターシップをやりながら内定していた会社へ入社したのですが、入社3カ月前にやりたかったEC事業が撤退することになってしまいました。
― 突然の撤退ですか。では、その後新卒で入社した会社では、何をされていたんですか。
下方:一言でいうと、アフィリエイトです。元々広告業には興味がなかったのですが、新卒の半年間はがむしゃらに働こう、と。その時、将来は自分の夢を叶えるために社長になって会社を立ち上げようと目標を立てました。
当時はバリバリと働いていたのですが、半年目ぐらいにその会社の社長が社員を駒としか思っていないってことに気付いてしまって…。日曜日もほぼ働き、人生すべて投げ打って働いているのに、人を大事にしない場所で自分の人生を捧げるのはどうなのかと、疑問を感じて辞めることを決意しました。
いろんな会社から待遇のよい条件で声をかけてもらったのですが、最終的に株式会社フリープラスへ。
― フリープラスでは、どのような経験をされましたか。
下方:その頃、フリープラスは人材派遣業からwebマーケティング事業に参入する時期でした。私は営業職は未経験でしたが、話すのは得意だったのでがむしゃらに働くことができました。
その中ですごく重要だと感じたのが、『守破離』。これは、今のメンバーにも言うんですが、まずは売れている人間とまったく同じことをして、できる限り主観を共にする。そうすることで、売れている人間の思考を徹底的にリンクさせていくことで結果が出せる、ということがわかったんです。
実際には、当時1年半で30万しか数字を作ることができなかった部下がいたのですが、私の営業スタイルを徹底的に真似るようにしてもらうと、半年後に彼は営業責任者へ。その後、別会社の大阪支社長になり、年収も3倍に。
それを目の当たりにして、「世の中にはできない人はいない。伸びるポイントを見つけられれば誰でも成長できるのだ。」と思いましたね。その経験がMchS株式会社を創業するきっかけとなっています。
― そうだったんですね。会社名を『MchS』にした理由は何だったのでしょう。
下方:MchSって、未知の領域の「未知」なんですよ。
伸びるポイントを見つけて、そこをピッと押してあげれば人は伸びる。けれど、その人にとってまだ見ぬ領域なので未知。
世の中には、そういう未知の領域を持った人が多くいると思っています。それは、決して悪いことだと思っていないので、そこにリスペクトの思いを込めてSを大文字にしています。
採用条件は、理念と使命への共感です。
― それでは、ここからは未来のお話も伺いたいと思います。今後の長期的な目標はありますか。
下方:はい。小規模の組織を多く束ねるホールディングスの体形を取っていきたいと思っています。
人を大事にしたいので、1社は50名まで。大きくなった事業部は全部子会社化していきたいと思っています。最終的な会社のポストは子会社の社長。どんなに規模が広がっても、「それまで世の中で埋もれていた人でも未来の価値は上げられる」という考えが変わることはないでしょう。
また、ポテンシャルは持っているけれど、第二新卒や就職浪人をしてしまった人、そのような人たちを企業に推薦する人材紹介事業も来期ぐらいには展開したいと思っています。
― これから企業を成長させていくにあたって、採用は大きなポイントになると思います。これからのMchSの採用について、どのようにお考えですか。
下方:採用に関しては、理念と使命への共感が大切。これが無いと、どんな優秀な人でも採用できません。「世のポテンシャルを飛躍させる。」という理念とその人の夢が一直線上にあることが一番大事ですね。
そして、ポテンシャルを秘めていてくすぶっている人。または、くすぶっている人たちをグッと引き上げるために人生を注ぎたい人を採用しています。
― ポテンシャルを秘めている人…。例えば、理念と使命に共感している人であれば業界未経験の方でも働くことはできますか?
下方:MchS株式会社はwebコンテンツマーケティングの事業をしていますが、実はwebの経験者は1人もいないんですよ。全員、一から育てています。
― 最後に就職に悩んでいる人たちにメッセージをお願いします。
下方:私たちの理念と使命に共感して頂くのが前提となるんですが、今MchS株式会社にジョインするメリットには「あなたが経験してきたことがダイレクトに評価されやすい」ということが挙げられますね。
まだ席が空いている役職があるので、希望するポジションを狙うことができるんです。
加えて、私たちのような立ち上げ期の成長ベンチャーで過ごしていると、何も無いところを自分が1から作らないといけないので、確かな実力をつけることができます。
これから独立をしたいという方がいれば、その勉強と思って働いていただいても大丈夫ですよ。ぜひ、いろんなチャンスや可能性を見てMchS株式会社に入って来てくれる人が増えていったらいいと思っています。
記事を読んでいただいた方の中で興味を持ってくださった方がいれば、一度お問い合わせください。
執筆・やまだ優子
編集・勝野
校正・山崎