snuggle株式会社
石田智裕
POSTED | 2019.03.12 Tue |
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TAGS | 従業員数:5人以下 業種:IT・情報通信業 創立:7〜8年 決裁者の年齢:40代 商材:BtoB |
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スピード・低下価格・1社1名の担当者で広告を代行!
Web広告を「もっと正しく」「もっと身近に」Topics
今回のインタビューはsnuggle株式会社の石田氏にお話を伺います。子供の頃から美容師を目指していた石田氏が、ゼロから広告業界でキャリアを積んだきっかけを語っていただきました。
snuggle株式会社 代表取締役 石田 智裕氏のONLY STORY
【経歴】
2002年、美容師免許取得後に池袋の美容室に就職。数年後にヘルニアと腱鞘炎が悪化し、美容師を辞める。その後、学歴や経歴に左右されず伸びていきそうな業界としてWeb広告の仕事に興味を持ち転職。外資系の専門代理店、旅行サイト運営会社(インハウス)、上場企業グループの広告代理店を経験した後、フリーランスとして独立。約2年半後にsnuggle株式会社を起業。現在は一般企業以外にもNPO法人にWeb広告の支援を行っている。
大企業ではないからこそのスピード感
–まずはsnuggle株式会社が手がけている事業について、お聞かせください。
石田氏:弊社はインターネット広告の代行サービスを展開しています。その中でも特にご依頼をいただくのは、GoogleやYahoo、Facebookで検索した時に表示されるWeb広告です。
–御社にご依頼されるお客様はどういった方が多いのでしょうか。
石田氏:お客様になるのはインターネットで集客をしたいと考えている企業で、規模は30~50名ぐらい、広告費は50万~300万円ぐらいのところですね。業界でいうと、塾や家庭教師、音楽教室といった教育業界が多いです。
そのほかにも、NPOのWeb広告も取り扱っています。実はNPOに対しては、Googleから最大で1万ドルの広告費の助成が出るんですね。しかしNPOには助成金をもらっても運用する知識がなかったり、運用するだけの人手が足りていないという状況が常にあります。なので弊社でそういったところをお手伝いさせていただいています。
–同業他社と差別化できる点、ここが違うというポイントは何かありますか。
石田氏:お客様から一番評価していただいているのはスピードだと思います。大きい代理店だと、何人かが複雑に仕事を分担していくので、スピードが落ちてしまうんです。ですが弊社の場合は、一社に対して一人の担当者が窓口から運用まで全て関わるので、その分スピード感のある対応が可能となっていますね。
また大きい代理店の場合は「広告費〇〇円以下は受けつけません」という下限を設けているところがほとんどです。一方で弊社はそういった下限を撤廃して、少額予算からでも運用できるので、そこも他社との差別化のポイントになると考えています。
–事業を行う中で、重視していることについて教えてください。
石田氏:はい、大切にしていることは主に2つあります。まず1つが広告に対する世間のイメージを変えること。世の中には、広告そのものに嫌悪感を持っている人が少なくありません。押し売りのような広告や、嘘とはいかないまでも誇大表現をしている広告が後を絶たないからです。なので、まず私たちが広告を正しく扱うことでその嫌悪感を取り除いていきたいと思っています。
2つ目は広告を身近に感じてもらうことです。テレビや雑誌の広告というのは今でもかなりの金額が必要になってくるのですが、Web広告であれば本当に少額で出すことができるんです。そのことをまずは知ってもらって、広告を出すというアクションをより身近なものにしていきたいです。
なのでまとめると、Web広告を「もっと正しく」「もっと身近に」のこの2点を大切にしています。Web広告を活用する企業を増やし、当たり前のことを当たり前に行う正しい運用をすることで、企業の成果を伸ばしていきたいですね。
憧れだった美容師を退職し広告業界へ
–Web業界に入ったきっかけを教えてください。
石田氏:私はもともと美容師だったのですが、ある時身体を壊してしまい、辞めざるを得なくなりました。美容師は子供の頃から夢見てきた仕事だったので、次にやりたいことはなかなか見つかりませんでしたが、だからといっていつまでも仕事をしないというわけにもいかない。
そこで未経験でも入れて、なおかつ今後伸びていく業界はどこだろう、という目線で仕事を探したとき、たまたま目に留まったのがWeb広告の求人だったんです。実際にやってみたら意外と楽しく、自分に向いていると感じ、そのまま気づいたら10年経っており、今に至ります。
–未経験からWeb業界に入ったのは大きな決断でしたね。
石田氏:そうですね、まったく未経験でこの業界に入ったので、最初に基礎を築き上げるところでは苦労しました。インターネットやマーケティング、広告の知識も全くありませんでしたし、ブラインドタッチすらできませんでした。「Windowsって何ですか?」というレベルからのスタートでしたので、当時は知識をつけようと勉強の日々を送っていましたね。
–そこから、どのような想いで事業を立ち上げたのでしょうか。
石田氏:私はWeb業界に入り、その後はいくつかの企業での経験を積み、フリーランスとして働いていました。ただその中で薄く広くしか広告の管理が出来ていないと感じることが多かったんですね。その上、残業も多く子どもとの時間を作れないなど悩んでいる時に声をかけられ、起業を決意しました。
Web広告は正しい方法なら必ず利益が出る
–今後の展望について教えてください。
石田氏:広告業界というのは働き方の面で大きな問題を起こした業界なので、働き方改革が近年、すごい勢いで推し進められています。
なので今後2~3年での目標としては、弊社も従業員数を増やして、働きやすい環境で働ける、だけど成果もきちんと出して、社会人としても成長できるという会社にしていきたいです。そういうことがしっかりできる業界だということを証明したいですね。
–短期的な目標についてお話いただきましたが、その後の長期的な目標はありますか。
石田氏:そこはあまり明確なものを持っていないんです。というのも、3年後、5年後、この業界がどうなっているのかは分かりません。「絶対こうなるんだ」という目標は決めずに、何が起こってもう柔軟に対応できるような会社にしていきたいです。
-最後に、読者へのメッセージをお願いします。
石田氏:Web広告は、正しい方法を当たり前に積み上げていけば、すごく難しいことをやらなくても必ず利益がついてくるものです。「なんとなく広告を出してみたけど、成果が伸び悩んでいる」「売上にも利益にも結びついていない」そんなふうに悩んでいる方がいれば、ぜひご連絡ください。
執筆=スケルトンワークス
校正=笠原