株式会社クロスメディア・コンサルティング
齋藤健太
POSTED | 2019.12.07 Sat |
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TAGS | 従業員数:11〜30人 業種:IT・情報通信業 創立:5〜6年 決裁者の年齢:40代 商材:BtoB |
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マーケソリューション「KUROCO」で利益最大化
地の足をつけた成長で100年企業を増やしたTopics
株式会社クロスメディア・コンサルティング 社長 齋藤 健太氏のONLY STORY
慶応義塾大学理工学部卒業後、(株)船井総合研究所の戦略コンサルティング部(当時)に属し、幅広い業種において、事業計画策定やマーケティング支援、ビジネスデューデリジェンス等に携わる。
2012年1月に独立し、製造業や小売業、サービス業など、主に中小~中堅企業の支援に従事し、売上向上等の成果を上げる。
特にデータ分析においては、他のコンサルティングファームやビッグデータ解析を行うAI ベンチャー、大手教育関連企業からも相談依頼が多く集まる実績を持つ。
2018年10月に(株)クロスメディア・コンサルティングを設立、現在に至る。
著書に「問題解決のためのデータ分析」「会社の問題発見、課題設定、問題解決」。
売上・利益を最大させるデータマーケティング
–まずは株式会社クロスメディア・コンサルティングが手がけている事業について、お聞かせください。
齋藤氏:弊社は企業の売上・利益を最大化させるためのデータマーケティングソリューション「KUROCO」を提供している会社です。
「KUROCO」は10年以上経営やマーケティングに特化したデータ分析を実施してきたコンサルタントの知見・ノウハウを駆使し、企業のデータマーケティングをサポートするソリューションサービスです。
より具体的に説明すると、企業内外に蓄積されているデータを収集、編集、整理し、経営やマーケティングに活用できるように可視化、そしてそこから得られた数値に基づいたマーケティング業務までを一貫してサポートします。
例えば「どうすればもっと売れる商品が作れるのか」「新規で来る人はなぜ来ているのだろうか」「リピーターになる人はどんな傾向を持っているのだろうか」のような商品や顧客、チャネルなどの疑問に対してその答えを定量的に導き出し、分析を行っていきます。そこから何を行うことで、売上・利益の最大化に繋がるのかを考え、クライアントと共に実行していきます。
–業界のなかでは、どのような差別化をはかっていますか。
齋藤氏:単なるツールとして可視化したい数値を渡して終わるのではなく、そこに人が介在して、クライアント企業にとって、成長するためには何を実施すれば良いのかというところまでをOne-to-Oneでサポートしている点です。
–どのようなお客様が御社のサービスを利用されるのでしょうか。
齋藤氏:これまでとことん考え抜いて色々な施策を講じてきたけれど、それが思ったように成果に繋がらず、悩んでいる方からご相談をいただくことが多いですね。
では、何が成果につながるのか。それを客観的に推測できるのがデータなので、データに基づいて改善策を提案できる点には好評をいただきます。
またデータから業務の優先順位が定まるため意思決定の精度やスピードが上がったり、効率化につながり生産性が向上したとのお声をいただきますね。
紆余曲折を経て、コンサル事業をスタート
–齋藤様の経歴を教えてください。
齋藤氏:もともと私はコンサルティング会社で経営戦略に携わる部署に在籍していました。直属の上司が大企業から役員待遇で誘われているのも見ていたので、ここで経験を積み、自分もゆくゆくはそのような道を辿るのだろうと考えていました。
ただリーマンショックを経てから、コンサルタントとして大企業だけでなくベンチャー企業の方々と仕事する機会が増え、両者をみていくうちに大企業に勤めている方々は「仕事のために何かを犠牲にしている」と感じたんですね。一方でベンチャーで働いている人たちは忙しいながらに楽しそうに見えました。
そうした経験の中から、次第に「独立という選択肢もいいな」と思い始めました。
–そこから、株式会社クロスメディア・コンサルティングを起業したということでしょうか。
齋藤氏:いいえ、そうではありません。その後当時プライベートでお世話になっていた方から「今度会社を作るから一緒にやろう」と誘われ、雇われる形で独立したんです。しかし当初聞いていた内容との実態が全く異なっており、私なりに努力はしたのですが、継続は難しいと感じ、そこを離れることにしました。
そのときに、自分で開拓したクライアントも何社かできていたので、しばらくは「フリーとして1人でやってみよう」と思い、コンサルティング会社である株式会社プラスリードを設立しました。
その翌年にクロスメディア・パブリッシング(クロスメディアグループの母体)の小早川社長と出会い、データ分析の書籍を出版したことでご縁ができました。
その後小早川社長とはご無沙汰していましたが、2018年の春に久しぶりに再会し、外部のコンサルタントとしてクロスメディアグループ全体の支援をしていました。そして、「グループ全体をもっと成長させていきたい」「一緒にやっていきたい」と思いコンサルティング事業を行う会社をクロスメディアグループ内に設立し、今に至ります。
100年続く企業を増やしていきたい
–今後の目標について教えてください。
齋藤氏:中小企業向けのデータマーケティングやデータ分析ソリューション、データ関連といったら「クロスメディア・コンサルティングだ」という立ち位置を確立させていきたいと思います。
実現には、如何に社会的な価値を提供できるかが鍵になると思います。そのため、持続的成長、永続的成長を可能とする企業を増やすことで、価値を提供していきたいと考えています。
実は日本は100年以上続く企業が世界で最も多い国なんです。その一方で1年や3年でなくなってしまう企業も多いので、その中で100年企業を作っていきたいです。
企業を100年継続させるために必要なのが、持続的な成長。しっかりと地に足のついた成長があってこその永続的な存続だと思っていますので、データを用いてそのサポートをし続けていきたいと考えています。
–ありがとうございます。最後に読者へのメッセージをお願いします。
齋藤氏:事業を展開する経営者はその道のプロです。そしてその経営者の経験や研ぎ澄まされた勘、ノウハウを最大限引き出すのが「データ」だと思っています。
データを活用することにより、業務効率が上がり、生産性が向上し、結果売上や利益が上がります。ぜひ、データ活用について疑問やご質問があったり、課題を抱えている企業様がいらっしゃれば、お気軽にご連絡ください。
執筆=スケルトンワークス
校正=笠原