ディヴォートソリューション株式会社
洞本 昌明
POSTED | 2019.12.23 Mon |
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TAGS | 従業員数:5人以下 業種:IT・情報通信業 創立:11〜14年 決裁者の年齢:40代 商材:BtoC |
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低額で簡単なRPA「アシロボ」で未来をつくる
中小企業に寄り添った低コストと使いやすさが特徴Topics
今回のインタビューは、月々5万で簡単に使える次世代型RPA「アシロボ」を提供するディヴォートソリューション株式会社の洞本氏にお話を伺います。中小企業でも導入しやすいアシロボの特徴や開発を始めたきっかけ、今後のビジョンについて語っていただきました。
ディヴォートソリューション株式会社 社長 洞本 昌明氏のONLY STORY
【経歴】
京都精華大学人文学部卒。2000年ふたば書房グループにてアンジェweb shopを立ち上げる。2005年同事業部をMBO、セレクチュアー株式会社を設立。9年連続楽天市場インテリア部門第1位、5期連続顧客満足度第1位、日本オンラインショッピング大賞最優秀賞、IT百選最優秀賞他、多数受賞。その後、同社をクックパッドへバイアウト、2012年当職へ就任。現在複数社の経営を行う。著書:Eコマース成功の条件(日本経済新聞出版社/共著)
月5万で24時間365日稼働「アシロボ」
–まずは、ディヴォートソリューション株式会社の事業内容をお聞かせください。
洞本氏:弊社は「中小企業でも導入できる」をテーマに、月給5万円の低額&簡単な次世代型RPAロボット「アシロボ(https://assirobo.com/)」の総販売元です。
RPA(Robotic Process Automation=ロボットに、手順を、自動化させる)とは、人手不足や超過労働などの社会問題をテクノロジーで解決する業務の自動化ロボットです。簡単に言うと、単純パソコン業務をロボットへ引き継ぎ、人間の代わりに24時間365日働くことが可能になるテクノロジーです。
–アシロボは具体的にどういった業務ができますか。
洞本氏:一定のルールと手順が決まったパソコン作業であれば、ほぼ自動化/半自動化が可能です。
主に経理や総務、人事、法務、庶務、営業、営業アシスタント業務に存在する請求書作成、数値データ集計、グラフ化、交通費計算、入館証の発行、伝票発行、メール配信、印刷業務など、様々なオフィス業務の代替が可能です。
–同業他社のRPA製品と比べて、差別化できるポイントや強みについて教えてください。
洞本氏:エンジニアやSE向けなど、情報システム部門向けの難しいRPA製品が多い中、アシロボはシステム部署がない中小企業であっても導入できる点が強みだと思っています。その理由は大きく3つ。
■1:操作を覚えるのが簡単
アシロボは極めてやさしいUI、UXを実現しています。プログラマーでなくても1~4時間の講習を2回受けるだけで、相当なレベルで触れるようになります。
■2:単発仕事も得意
例えば、2時間かかる単純業務があっても、始めの30分でアシロボに覚えさせれば、1時間30分浮かすこともできます。
■3:低コストで導入
月給5万円しかもパソコン2台にインストール可能なので、実質2.5万円/1台/月なので、時給34円、日給でも850円でご利用可能です。
これらの特徴から、中小企業も導入できるRPAの提供が実現可能です。
–実際に使われているお客様からはどのようなお声をいただきますか。
洞本氏:アシロボは大手企業だけでなく、多くの中小企業でも導入いただいています。
特に中小企業では、車の板金工場なら、車検のお知らせメールを自動配信したり、15室ほどの小さな旅館では各旅行会社のプラン毎に異なるお品書きを、毎夕きちんと必要枚数で印刷したりと、業界、業務内容、規模も選ばず、「これで休みが増やせる」「本当に良かった」と喜んで下さっています。
もちろん、中には1回の作業時間が7時間短縮された小規模会計事務所もあり、「これは便利だ」というお喜びの声もいただいています。
RPA技術で中小企業をサポートしたい
–RPA事業を始められたきっかけについて教えてください。
洞本氏:約3年前に、RPAの素晴らしさに気づいたものの、RPAは、どれも高額で難解な大手企業向きの製品しかありませんでした。
私は仕事柄、大手~中小企業のコンサルティングもさせていただくことがあります。その中で「中小企業でも使えるRPAがあれば、絶対に皆様の業務が楽になる」と思ったんです。
特に地方では情報もなければ技術もない。人的リソースも少なく困っている。そういう方々のもどかしさを解消できればと、低額&簡単なRPA「アシロボ」の開発を始めました。
–確かに、24時間365日稼働で月々に5万円というのは、1人アルバイトを雇うよりもコストがかかりませんね。
洞本氏:そうですね。最近は社員だけでなく、アルバイトも雇えない企業も増えていますが、アシロボを導入すれば、毎回の採用コストもかからず、退職リスクも、ブラックボックス化も無くなります。
さらに、面倒な単純作業をアシロボが行うという事は、既存スタッフのフラストレーション解消、離職率低下、考える時間を与え、福利厚生まで充実させられる、まさに人間には人間しかできない仕事に集中することで、会社も、働く人々も、もっともっと幸せになれる。そのためにアシロボを通して、これからも、たくさんの企業の手助けをしていきたいと思います。
永遠に利他を追求。お客様の喜びが、私たちの喜びです。
–短期的な目標を教えてください。
洞本氏:「アシロボ」をより多くの方に知っていただくことです。アシロボを低額&簡単な異色のRPAに設計しているのは、一社でも多くRPAの便益(便利さや喜び)を体感いただきたいからです。
これは、弊社理念の先義後利に通じる上に、これ程までに中小企業でも実現可能な働き方改革に直結したテクノロジーは無いと思います。私たちは、お客様の喜びが自分たちの喜びだと、本気で思っています。だからこそ、まずは、ひとりでも多くの方に知ってもらいたいのです。
–長期的な目標を教えてください。
洞本氏:ゆくゆくは、アシロボを世界中の企業様に使ってもらいたいです。RPA事業は世界でも広がっていますが、made in Japanの実力を見てもらえればと思っています。
日本製らしいキメ細やかさや、高いクオリティを安定的に作り出す技術で、世界中の企業から無駄を排除でき、喜びの声が届きだせば、こんなに面白い事はないと思います。
–社会的にどういった役割を果たしていきたいとお考えですか。
洞本氏:世界から見ても、これまでの日本人は働き過ぎが問題でした。アシロボを導入しストレスが溜まるタスクを減らし、増えた時間で、好きなことができ、家族との時間や趣味の時間を大事にしたりと、社会のQOL向上に貢献できればと思います。
–ありがとうございます。では最後に、読者へメッセージをお願いします。
洞本氏:わずか月給5万円で、未来の働き方を実現できます。AI・ロボット時代の救世主と呼ばれるRPA業界の中でも、次世代型モデル・アシロボに、ぜひ触れてみてください。
執筆=山田
校正=笠原