Co-Growth株式会社

佐々木 文平

対話力を磨くITクラウドシステム『リフレクトル』

営業や面談を動画で可視化しフィードバックで成長
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今回のインタビューは、ビジネスに必要な対話力を養えるITインフラ『リフレクトル』のサービスを提供しているCo-Growth株式会社の佐々木氏にお話を伺います。

展開する事業内容はもちろん、サービス提供に至った経緯やこれからのビジョンについても語っていただきました。

Co-Growth株式会社 代表取締役 佐々木 文平氏のONLY STORY


【経歴】

筑波大学付属駒場高等学校卒。同校在学中に米国に一年間、交換留学生として滞在。その後、2003年に東京大学経済学部経営学科を卒業し、大手経営コンサルティング会社のマッキンゼーに勤務。 在籍期間中の半分は英語をベースにした国際プロジェクトに従事。退社後にマチオリ合同会社を設立。2016年に人材育成をITを活用して支援する事業を主軸とするため、Co-Growth社として改組、現在に至る。Co-Growthになってからは、対話力育成のITインフラ『リフレクトル』を活用し、数多くの営業組織の改革を支援している。

一人ひとりに合わせた実践トレーニング


––まず初めに、Co-Growth株式会社のサービス内容を教えてください。

佐々木氏:弊社は対話力の向上クラウドサービス『リフレクトル・システム』の開発・提供、およびリフレクトルを有効に活かしていくための育成メソッドや職種・業界ごとのカリキュラムなどの『リフレクトル・サービス』を提供している会社です。

––ありがとうございます。『リフレクトル』とは、具体的にどういったサービスなのですか。

佐々木氏:リフレクトルは、ビジネスで必要な対話を動画で記録し、それに対してフィードバックを行うことで、社員一人ひとりに合った教育を実現するクラウドシステムです。

ビジネスで必要になる対話とは、例えば営業や面談、ファシリテーションのことです。その様子を撮影し、個人のくせや特性を可視化して、特定の場面に対しフィードバックを書き込む。この工程を繰り返すことで、高い学習効果を発揮することができます。

––同業他社と比べて差別化できるポイントや、強みはありますか。

佐々木氏:対話を通じてお客様の課題やニーズを引き出す、いわゆる「ソリューション営業力」を鍛えられる点です。

一般的な人材育成クラウドシステムは「短いトークスクリプトを完璧に暗記する」というようなインプット中心のものが多く、加えて対話ではなく知識の向上にフォーカスされているものが多いと思います。

一方リフレクトルは、アウトプット行った上で、フィードバックをもらい、さらにレベルを高めていく学習方法ですので、実践をしながらお客様との対話を磨く仕組みになっているんです。そこはe-Learningとの大きな違いですね。

環境に左右されない成長の機会をみんなに


––『リフレクトル』のサービスを立ち上げたきっかけを教えてください。

佐々木氏:私は2007年に独立をして、当初は地方活性を主軸にコンサルティングをしていたましたが、最初は受動的に人材育成や組織開発に関わり始め、徐々にその度合いをあげてきました。

その中で課題として感じたのは、人材が本当に伸びていくためには、「実践してフィードバックを繰り返しながらスキルを磨く」この過程が非常に大事なのです。しかし、多くの企業は人材育成の実質的/具体的な打ち手が、共通認識を作ったり、気づきの機会をつくる集合研修にとどまりがちでした。研修は研修で大切ですが、その後に欠かせない実践教育の部分については、掛け声はかかっても実質的な打ち手はないことが多く、成長できるかは上司の属人性に委ねられるケースが多く見受けられました。いい上司に当たった人は潜在力をフルに活かした成長できますが、そうでない場合は成長の機会がなかなか得られません。たとえポテンシャルが高くてもそれを発揮できるかどうかが上司によって左右されてしまうのです。

それならば「誰でも成長の機会を手にできるような仕組みを作りたい」と思い、クラウドシステムの『リフレクトル』を作りました。

––実際にサービスをご利用されるお客様はどのような方が多いですか。

佐々木氏:住宅営業やブライダル、人材紹介、保険業界のように、相談に乗りながら、目の前のお客様の人生に最適なプランをご提案する業界の方たちが多いです。

––これまで携わった案件の中で特に印象的だったものはありますか。

佐々木氏:これまで多くの企業様に導入いただいておりますが、例えば、ブライダル事業者様がオンライン/リモートでトレーニングする仕組みを構築され成約率を14%向上された事例もあります。この案件は選抜されたトレーナーがトレーニーに一定期間しっかりと寄り添うことがポイントですが、寄り添いと適切な指導があれば、人はまだまだ伸びる可能性をもっていると実感できたことがとても印象的でした。

リフレクトルの認知拡大に注力


––短期的な目標を教えてください。

佐々木氏:住宅やブライダル、生命保険など各業界で1割以上がリフレクトルを活用した、効果的な人材育成を行うような世の中にしていきたいです。なので、認知の拡大が当面の目標になります。

またその過程の中で、営業や育成のプロフェッショナルのネットワークが構築され、人材育成はもちろん、営業実務の面でも、一つの企業の価値提供、発展に様々な人が関われる仕組みができればと思っています。

––その後の長期的な目標を教えてください。

佐々木氏:弊社のIT開発力や企画力、営業力などをもとに、さまざまなサービスを世に送り出せる存在であり続けたいです。

価値のあるサービスを開発する力があり、それらを営業活動を通してお客様にしっかりと届けられる組織であれば、新しい仕組みを次々と世に送り出していけると思っています。そうした力を持つ人材を育てられる人材育成企業に、自社自身が鳴りたいとも思っています。

––ありがとうございます。では最後に、メッセージをお願いいたします。

佐々木氏:人材育成に本気で取り組んでいらっしゃる企業様とともに、弊社クラウドサービス『リフレクトル』を活用した効率的かつ効果的な育成の仕組みを気付いていきたいと思っております。少しでもご関心をお持ち頂けましたら、ぜひご連絡ください。

執筆=山田
校正=笠原

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