Emotional Brains株式会社

横田 洋一

すべての人々に眠っている潜在能力とは

3Dプリンターを通して人々に感動を与える
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Emotional Brains株式会社 社長 横田 洋一氏のONLY STORY

フィギュアの意外な着眼点


Emotional Brains株式会社は、1枚の2次元イラストを、3Dプリンターで立体化し、原画のイラストの良さを最大限に引き出している会社である。
そのサービスは「Okuyuki」と呼ばれ、たった1枚のイラストでファンを集め、立体感のあるフィギュアを作成している。

通常、2次元のイラストを立体化させるには多くの資金を必要とする。しかし、このサービスではネット上で不特定多数の人から支援金を集めるクラウドファンディングを利用することで、フィギュア自体の価格を抑えるという日本初のビジネスモデルを実現している。

そんな「Okuyuki」のサービスについて、2次元を3次元に変換していくうえでのこだわりを横田洋一社長に伺った。

「私たちがフィギュアを製作するにあたって特に力を入れているポイントは『見えていない部分へのこだわり』です。イラストでは表側しか描かれていませんが、立体化するには裏側の部分もデザインする必要があります。そのような部分はキャラクターの特徴などをしっかりと理解し、豊富な想像力を駆使しながら制作をしています。これは非常にクリエイティブな世界で多くの経験とレベルの高い技術が必要となり、Emotional Brainsでは確かな技術を持ったプロが原画イラストレーターとコミュニケーションを取りながら丁寧に制作しています。」

私たち一般消費者はフィギュアを見ると、表側ばかり重視して見てしまいがちであるが、実は裏側にこそ製造者の努力が詰まっているということだ。

また、Okuyuki以外にもEmotional Brainsでは「起業家支援サービス」という事業も展開している。横田社長が起業するにあたって感じた、苦労や悩みなどを今後起業しようと動き出している人に伝え、少しでも新たな起業家をサポートしていきたいという完全無料のボランティアである。高校生から40代後半まで、幅広い層からの相談に対応し、起業成功の立役者となっている。

このように、他の企業では類を見ない事業を展開されているEmotional Brainsは、その事業を通じて多くのイラストレーターや起業家を支えているのだ。

3Dプリンターとの出会い


横田社長は大学を卒業後、周囲の影響もありサラリーマンとして勤務する。しかし、50代を目前に迎えた横田社長は「このままでは終われない」と感じ、自身の意識改革をするために再スタートをきる。
具体的には、地域の自治会の会長になって地域活性化を成功させ、続いてMBAスクールに入学してビジネススキル、高い志、そして豊富な人脈を手に入れた。
そしてこれらの経験を経て、自分自身で起業することを決意したそうだ。起業後は試行錯誤を繰り返した結果、3Dプリンターで世界が変わると確信し、まず3Dプリンターキットの販売から始め日本にまだ無い市場を作りだすことを行った。
その後現在の「Okuyuki」というサービスを開発し立体化で感動をお届けするビジネスを立ち上げたのだ。

「日本人は絵を描くことに対する潜在能力が非常に高いと思います。海外の人に比べ、日本人はイメージを大切にし、イラストへの想いが熱いと思いました。
さらに、多くのイラストレーターが『絵を描くことは出来るが、立体化させることが難しい。自分の絵を形に出来たら夢みたいだよね。』という話しを多く聞きました。そこで、私が彼等の潜在能力を引き出し、イラストレーターのニーズに応えていくことに未来が有ると確信しました。」

逸材を発信する中心的存在へ


最後に今後の展開について横田社長に伺った。

「フィギュア制作に関しては、素材・軽量化・色のバリエーションなど、1つ1つのフィギュアのクオリティーを高めていきたいです。また、海外の優れたイラストレーターの絵を立体化するためにも、ヨーロッパを中心に世界進出をすることを考えています。最終的な目標は、世界各国に眠っている絵画コンテンツを新たなイノベーションの世界に誘い、クリエイターの世界観を日本だけではなく世界のたくさんの人に届けていくことです。」

この事業を通じて、すでにいくつものサクセスストーリーが生まれ、Emotional Brainsは多くの人から信頼を獲得している。それは周囲の信頼度がそのまま成功に直結するクラウドファンディングの成果にも表れている。今後、そんなEmotional Brainsの事業はさらに急速に拡大していくに違いない。

編集後記


イラストレーターが何を欲しているのかが正確に把握できている横田社長。実際に完成したフィギュアを拝見させていただいたが、小さいながらも迫力を感じました。
今回のインタビューでフィギュアにおいて裏側へのこだわりを聞くことができて、フィギュアの見方が一変しました。クリエイティブの世界の奥深さを知ることができ、とても勉強させていただきました。

Emotional Brains株式会社の住所や電話番号、採用・求人等が載っているホームページはこちらから↓

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