株式会社ネットワークス

米山美優

社内でも現場が見えるシステムで会社の力を底上げする

研修・教育に転用できて社員の戦闘力強化に貢献!
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今回は現場での業務を社内にいながらリアルタイムで確認できるシステム「Realtime Record Manager(リアルタイムレコードマネージャー)」を提供する株式会社ネットワークスの田中氏に話を伺います。「Realtime Record Manager」は社員の動きを把握できるため、離れていても現場に向けて即座に指示が出せるので商機を逃すことも無くなります。それだけでは止まらない、このシステムの利点について詳しくお伺いします。

株式会社ネットワークス 営業部長 田中 秀樹氏のONLY STORY

社内から現場指示を出し商機を逃さない!


―株式会社ネットワークスが展開されている「Realtime Record Manager」について教えてください。

田中氏:「Realtime Record Manager」は現場社員の業務をを見える化させる商品になります。たとえば営業組織の場合、集客から初動営業、見積提案、クローズ、そして顧客化という流れで仕事が進みます。その中で、集客と顧客化の部分はどの企業もある程度のシステム化をされているのですが、中間の初動営業からクローズまでは、営業マン以外にだれも把握できないグレーゾーンになっているのです。

私たちは、この中間の属人的な部分、つまりヒアリングやタイミングなど営業マンの実力が試される部分をフォーカスしたサービスを提供しています。

―どのような手順で使用するのでしょうか。

田中氏:まず、社内にサーバーを設置させていただいて、社外に出られる営業マンには携帯とカメラ、あるいはメガネカメラを持っていただきます。それだけで、社内で営業マン全員の動きが動画を通して見られるようになっているのです。マネージャー1人に対して5人分の動きが見ることのできる仕組みになっています。
特に、技術やスキルを磨くことが必要不可欠な部署、現場に出る部署を持つ会社さんに使っていただきたいと思います。

―このシステムの利点はどういったところにあるのでしょうか。

田中氏:「Realtime Record Manager」の利点は大きく分けて2つあります。1
つ目はマネージャーが現場に行かずとも、現場の社員にチャットやLINEで即座に指示が出すことができる点ですね。

営業マンであれば、社内にいるマネージャーが共有される動画を参考にして、現場と並行して見積書の作成が可能です。そして、その見積書を即座に現場に送るということができますので、一旦持ち帰り、稟議にかけるなどの時間や手間も省け、ビジネスチャンスを失うことが減少します。

2つ目は録画された動画を教材として使用できる点。映像付きのGOOD・BAD事例マニュアルとなって、OJTや社員研修、新人教育に転用でき、組織全体の平均戦闘力値を上げることができます。それらは業務引き継ぎ時にノウハウやニュアンスを正しく伝えることにも役立つので、人や商材の入れ替わりが激しい会社にも向いています。

―では、このサービスの強みはどんなところにあるのでしょうか。

田中氏:やはり、ストレスなくリアルタイムで動画が配信されることと、豊富なカメラのラインナップをすべてパッケージングした一括サポートであることですね。
また、クライアントにとって必要な部分だけ見ることができるのも強みだと思います。たとえば商談全部ではなく、プレゼン部分だけをサポートしたいというニーズがあれば、DVDのチャプターのように、セッティングでその部分だけを見ることができるのです。

実は、この機能はクライアントの声から追加されたものです。こうした柔軟な対応は多くのクライアントからご好評をいただいていますね。

―そのほかに、実際に使用された方からはどのようなお声をいただきますか。

田中氏:1000万円とか1億円の単位の商談に貢献できるツールが、月額35000円からのリースで導入できるというところにもお喜びの声をいただきますね。人材育成の手間を省きながらもマニュアルとしては良質なものをこの価格で使用できると喜んでいただいています。

世にないものを提供したくて事業化へ


―どういう経緯でこのサービスを作るに至ったのでしょうか。

田中氏:それはまさに自分の教育経験と経営者の声から生まれました。新人社員に手間と時間をかけ1人前まで育てると、また別の新人の教育にあたるというその繰り返し。これが何度も何度も続くと「自分のしていたことはなんだったのだろう」と空しさばかりで、肉体も精神もボロボロになっていきました。

私だけではなくて、いろいろな企業の経営者も同じ部分で悩んでいたので、この問題を解決できるサービスを作りたいと思ったのがきっかけですね。それに、世にないものをサービス化したいという想いもあったので、事業化を決断しました。

―どうして「世にないものをサービス化したい」と思うようになったのでしょうか。

田中氏:真の顧客を獲得したいという想いがあったからですね。私は営業代理店で勤めていた経験があるのですが、そこでいくら頑張って売ったとしても、それは自分の会社の商品ではないと気が付いたのです。

しかし、クライアントが求めるものの中に1つでも自らが創り出したものがあれば、それは真の顧客だと思うのです。そういった想いから「Realtime Record Manager」ができました。 

「リアルタイムに明瞭簡潔な情報伝達の橋渡し」を担う


―今後の社会にとってどんな存在になりたいと考えていますか。

田中氏:このサービスが多くの企業に役立ってほしいという想いが一番強いですね。現在、どの企業も限られた時間内での社員教育や戦闘力強化、作業効率化などを強いられています。その時、「リアルタイムにだれもが明瞭簡潔な情報伝達の橋渡し」が行えるようなサービスを提供できるように心掛けたいです。

また、面接、マニュアル作成、人事考課、現場作業、ノウハウの蓄積など、企業の有効資産価値になるよう活用していただきたいと願っています。ICT から生まれる環境の変化に対応できるような会社でありたいと思います。

―最後に読者へメッセージをお願いいたします。

田中氏:言った、言わない、心遣いや言葉遣いなど、第三者への配慮はたいへんに難しいものだと思います。このオペレーション手段を活用して、シームレスな環境整備につなげてほしいと思います。


執筆=増田
校正=笠原

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