セブンセンスグループ

徐 瑛義

中小零細企業へ「意思決定支援サービス」

税務から労務、IT化まで、ワンストップで経営支援
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今回のインタビューは、意思決定に悩む全国の中小零細企業経営者を支援するセブンセンスグループの徐氏にお話を伺います。セブンセンスグループならではの意思決定支援サービスや、一風変わった徐氏の起業経緯などについて語っていただきました。

セブンセンスグループ 社長 徐 瑛義氏のONLY STORY


【経歴】

1976年生まれ。大学卒業後、埼玉県内大手会計事務所および都内公認会計士事務所勤務を経て独立開業。2008年に税理士法人東京税経センター(現セブンセンス税理士法人)を設立し代表社員に就任。特に、外資系企業に対する税務・会計コンサルティング、医科・歯科の経営支援、資産税案件に多くの実績を持つ。2019年11月に静岡を本拠とする大型会計事務所アイクスグループと統合してセブンセンスグループを発足し、グループ代表に就任。現在は主に相続や事業承継などの業務に多数関与する傍ら、セミナー講師や執筆など精力的に活動している。「新決算書の見方に強くなる本」(金融ブックス)、「相続・遺言・成年後見 100人の老後Q&A」「エンディングノート」(悠雲舎)など著書多数。

多彩な士業集団が経営判断をサポート


–セブンセンスグループのサービスについてお聞かせください。

徐氏:ひとことで言うと、経営者への「意思決定支援サービス」ですね。

中小零細企業の経営者たちは、融資や雇用、工場建設など、多くの経営判断を常にしなくてはならず、周りに相談できる相手もいないため、弊社にご相談に来られます。

弊社はお客様の財務、会計、税務、労務までデータをすべて掌握していますので、社会状況や他社の状況に鑑みながら、守秘義務の範囲内でお客様にとって最適なアドバイスをその都度しています。

もちろん最終的な結論を決めるのは経営者ご自身ですから、弊社はお客様が描かれている方向性に見込みが無ければ止めたり、逆に背中を押したりと、経営者の意思決定を支援しているんです。

お客様とは長い付き合いであることが多く、財布の中身から家庭の事情まで知っている関係だからこそできるサービスとも言えますね。

–同業他社と比べたときの御社の強みはどこにありますか。

徐氏:弊社は会計事務所、税理士事務所を母体に、社労士や行政書士、中小企業診断士など多くの士業が加わった組織であり、ある程度の規模があるため、通常の税理士事務所よりも多彩な支援がワンストップで可能です。これは弊社の強みだと思っています。

また同規模の他社と比べた場合、多言語で外資系企業や外国人に対する支援ができることと、システム・ITの領域に先進的に取り組んでいることの2つの点で、弊社に圧倒的な強みがありますね。

–その他に意識していることはありますか。

徐氏:「スピード」が特に大事だと感じています。社会や経済の動きが目まぐるしく、新しいニュースが瞬時にネットにアップされる現代において、新鮮な情報を必要とする人にいかに速く届けるかが求められています。

優秀な人は概して対応が早いものです。また、素早い対応は相手のことを意識していることの表れでもあって、この意識は必ず相手にも伝わって好感を持たれます。そのため、弊社には「メールの返信は24時間以内」という暗黙のルールがあるんです。

もちろん専門的な分野なので即答できないケースもありますが、その際は必ず「いつまでに回答します」と返信しています。スピードを第一とするポリシーは、私が事業を運営する中で特に大切にしている想いですね。

事務所と顧客の双方に背を押された独立


–独立された経緯をお聞かせください。

徐氏:大学時代はひたすら遊び回るだけの4年間だったので、一応2社だけ就職試験を受けましたが、やはり不合格でした。それを父親に話したところ、「それなら大学院にでも行けよ」と言われたので遅まきながら受験勉強をし、なんとか大学院生になったんです。

大学院に入ってから、修士論文が通れば5科目ある税理士試験の一部が免除になることを知り、「それなら資格でも取っておくか」程度の気持ちで勉強を始めたのが税理士になるきっかけでした。そのまま成り行きで税理士事務所でアルバイトを始め、卒業後もこの業界で就職しました。

–最初から税理士を目指されていたわけではなかったんですね。

徐氏:はい。最初の事務所でのアルバイトは確定申告真っ最中だったこともあって、毎日が嫌で嫌で仕方ありませんでしたね。ただ、環境の要因もあると思ったので、顧客のほとんどが外資系である渋谷の事務所へ転職をしました。

その事務所では、入社してすぐにいきなり英語の資料をたくさん渡されて、とある会社の決算を英語も分からない中で担当することになったのですが、1日中資料を眺めているうちにハッとひらめき、中身が理解できたんです。その後3日ほどかけて初めて自分で決算を組むことができました。

その時「できるぞ」と気づいてから、仕事が楽しくなりましたね。その事務所での5年間はみんなの3倍近くは働いたと思います。そして30歳になったところで独立しました。今思えば、その事務所での最初の経験が私のターニングポイントでしたね。

–独立の際は、どういう意気込みがあったんでしょうか。

徐氏:意気込みなんてなく、「自分だって結構やれるんじゃないか」といった軽い気持ちでした。また、渋谷の事務所で担当していた外資系クライアントの中の1社が「独立するなら仕事を全部任せる」と言ってくれたことはとても大きかったですね。

事務所も気持ちよく送り出してくれたので、独立直後も仕事に困ることはなくて、集客の苦労はありませんでした。事務所と顧客の双方から背中を押してもらった独立だったとも思っています。

全国中小零細企業のDX化を目指す


–事業の短期的な目標をお伺いします。

徐氏:弊社はアイクスグループと東京税経センターグループが統合してからまだ半年なので、今はこの事業体を安定させることが目標です。

また、弊社には「ハーフ革命」という、売上や効率を倍にして、所要時間や担当人数は半分にすることを目標にしたスローガンがあるのですが、向こう3年の間にこの目標を達成したいと考えています。

–その先、長期的にはいかがでしょうか。

徐氏:実は、会社の理想形については考えたことがありません。明確な目標や数値を決め、それを達成してしまうと、もうそこから先には進めなくなる気がするので、あえて考えないことにしているんです。

ただし、最終地点を決めていないだけでやりたいことはたくさんあります。

例えば、弊社の顧客である中小零細企業のIT・システム化支援は普通の税理士事務所では手が回りません。デジタルトランスフォーメーション(DX)の導入が中小零細企業の経営に資することは間違いないので、弊社が全国中小零細のDX化を支援したいと思っています。

やりたいことはコロコロ変わるかもしれませんが、顧客に良いサービスを提供すればそれが社会貢献につながって、結果として弊社の利益にもなるので、流れのままに事業展開をしていきたいですね。

–最後に、読者へのメッセージをお願いします。

徐氏:意思決定に悩んでいたり、相談相手が欲しいという全国の中小零細企業の皆様は、ぜひ弊社にお声がけください。税務、会計、労務、ITなど、全部ひっくるめてサポートが可能です。

執筆=増田
校正=米山

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