株式会社アール・スリー

西尾 達哉

「消費者が持つ情報にはものすごい価値がある」

ネット広告は一般消費者への還元こそが大切
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今回のインタビューは、株式会社アール・スリーの代表で、全国に別会社でITスクールも展開している西尾氏にお話を伺います。2021年夏リリース予定の新たな取り組み『RSPサービス(EDiTuS)』とはどういったものなのか。サービスの強みや魅力に迫ります。

株式会社アール・スリー 代表取締役 西尾 達哉氏のONLY STORY


【経歴】

ハワイ、カリフォルニアに約6年住んだ後、起業。
友人であった代表の早崎とゼロから始めたフランチャイズビジネス約300店舗展開。
同時に子会社の代表を務め、投資用不動産会社とシステム開発会社を約10年経営。
大手クライアントの仲介、施工、システム開発も請負い現在に至る。  

2020年、国内外でビジネスモデル特許を取得した新しいレベニューシェア広告、Webマーケティングを始めるため、10年振りにネットに復帰することに。2020年8月から第二改訂版で2回目のテスト開始予定。

今回の新規事業のために新たな法人として、株式会社アール・スリーを設立しました。

その他、withコロナを見据えて、3000人規模で実践中の、AKS指標を使った成果連動型人事評価プログラムをサブスクで提供予定(現在開発中)。

ユーザーに報酬が入るネット広告


–『RSP』サービスという新しいネット広告の事業を始められると伺いました。こちらはどのようなサービスですか。

西尾氏:RSPサービスは、レビューをした人とそれを見て購入した人の双方が同じ分だけ報酬が受け取れる新しいネット広告です。例えば飲食店さんがRSPサービスを利用するとします。お客さんがレビューを書いて、そのレビューを見た人が来店をしたら、レビューを書いた人と来店をした人の双方が報酬を受け取れるという仕組みです。

これまで企業は一般のユーザーレビュー(UGC)をタダで使っていました。しかしこれからのネット広告は、一般の消費者への還元こそが大切です。

すでに国内外でビジネスモデル特許を取得し、今年の夏からテストをスタートしますので、そのテストに参加いただける法人様、代理店としてご活躍いただける方、個人のレビュアーを募集しております。

–どういった業界のお客様に使っていただくサービスですか。

西尾氏:何をおすすめしたいか、何をレビューしたいのかは、ユーザーが決めますので、カテゴリーは問いません。

またRSPサービスの報酬基準は代金の1%~30%になりますので、高い物をレビューすればするほど、それを見て買った人と両方に付与するポイントは高くなるのが特徴ですね。一般的なアフェリエイトに代わる広告として、RSPサービスを広めていきたいと考えています。

–サービスの強みを教えてください。

西尾氏:圧倒的な強みは、レビューをする人と、購入した人の両方に報酬が入ることですね。

また、今の広告はインフルエンサーやユーチューバーにならないと個人では儲からない仕組みになっているんですが、RSPサービスは、全く無名の人が匿名でもレビューを投稿できるプラットフォームになっています。インフルエンサーになる努力をしなくても誰でも気軽に始めることができます。

–サービスを提供する上で、大切にしていることはありますか。

西尾氏:消費者革命です。消費者は物を消費してお金を使っているだけじゃなくて、物凄い価値のある情報を持っている人ということにまずは気づいて欲しいです。毎日何気なくしているショッピングも、他の人から見たらものすごい価値のある情報なんです。だからこそ、単なる消費者ではなく、価値ある情報を発信する側に回ってみてはいかがでしょうか。

–消費者の持っている価値ある情報というのは例えばどういうことでしょうか?

西尾氏:沖縄の主婦の方が、地元の人しか行かないようなビーチや地元の人しか行かない飲み屋さんを紹介して、それを見た東京の人達が旅行で遊びに行ったということが実際にあったんですね。旅行に行った東京の人たちも喜ぶし、旅行会社も飲み屋さんも儲かるわけです。そういうふうに消費者の毎日の消費には実は物凄い価値があるんだということに気付いて欲しいと思っています。

–消費者の中にはそのような良い情報ばかりではなく、誹謗中傷やクレームを言いたい方もいるかもしれないと心配になります。

西尾氏:RSPサービスは、本当に使って良かったおすすめだけがレビューできるようになっています。もしもお店に対して意見やクレームがある場合は、私たち運営側にこっそりと伝えていただける機能がございますので、そちらをご利用ください。

家族の反対を押し切って28歳で独立


–起業の経緯を教えてください。

西尾氏:前職はハワイのマーケティング会社で働いていましたが、自分でビジネスのマネジメントをしたいという想いが強くなり28歳の頃に独立をしました。

当時はちょうどITが普及し始めた頃だったので、「必ずITを使えない人たちが出てくる」と確信し、パソコン教室の事業をスタートしたのが始まりです。

ちなみに、独立起業する際には家族や親戚みんなから猛反対されました。親戚筋は結構地元で名士だったので、経営者や医者が多いんですよ。父親も大手商社マンで関連会社の社長まで経験した人でしたし。

それで親戚のおじちゃんおばちゃんに相談したら、「止めときなさい」「絶対失敗するから」「家の恥になる」なんて言われました。あれから20数年が経ち、今ではとても喜んでくれています。

–起業後、印象的なエピソードがあれば教えてください。

西尾氏:最初は家賃7万円、9階建てビルの9坪から始め、公的金融基金でお金を借りて、直営第一号を開業するのがやっとでした。

その後、時流に乗りパソコン教室を100店舗まで増やしていたんですが、2001年にニューヨークで9.11のテロがあって、日本が急激にデフレに突入したのです。

それからは出店立地を吟味しないと成功できなくなり、大手商業施設の本社に何度も頭を下げて営業しました。

しかし世の中が不況で就職難になり、就職活動のためにパソコンの資格試験の需要が増えたため再び事業が伸び、今でもマイクロソフトのオフィシャルの試験会場として日本一を継続しています。

消費者が中心の経済社会を作りたい


–今後の目標を教えてください。

西尾氏:RSPサービスは日本をはじめ中国、シンガポール、欧州、オーストラリアで特許を取得し、アメリカは現在審判中です。レビュー(UGC)をタダで使う時代から、消費者にもっと還元するレベニューシェアな広告への転換とその普及を目指し、世界にもこの概念を拡げていきたいと思います。

短期的な目標では、日本においてユーザー閲覧数が毎月100万人。代理店は、個人法人は問わず50社から100社を目指しています。

–長期的な目標を教えてください。

西尾氏:1つは、コンバージョン(成果)を増やしていくことです。例えば登録しただけでもポイントが入ったり、友人にオススメしただだけでポイントが入ったりなど、双方で同じ分だけレベニューシェアできるいろいろなコンバージョンを増やしていきたいです。

そしてもう1つは、多言語化ですね。日本のおすすめを英語や中国語で見て、訪日外国人観光客が日本で買い物をしたら、レベニューシェアでポイントが入る。そういったインバウンドの観光客にも対応できるようにしていきたいと思います。

–社会的にどういった影響を与えていきたいとお考えですか。

西尾氏:国や行政やメーカーが経済の中心ではなく、本当の意味で消費者が中心にある経済社会、消費社会を作っていくための一役になれれば、面白いですね。

–ありがとうございます。では最後に、メッセージをお願いします。

西尾氏:令和の時代、夢や事業を1つに絞ることは無いと思います。沢山夢があって沢山色んな事業をやって、それでいいと思うんです。

なので、目指すものが同じ、夢を共有できるのなら、違う会社でもいいので同じ目標に向かって一緒にチームでやりませんか。

執筆=山田
校正=6483works

株式会社アール・スリーの案内や、サービスサイト情報が載っているホームページはこちらから↓

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