株式会社サイシード

中村 陽二

情報を知る・共有・解釈・届けるを支援するAIツール

分断された経営からの脱却!目指す「直通経営」とは
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今回のインタビューは、顧客情報を「知る」「共有する」「解釈する」、顧客まで「届ける」の4つの観点から企業のDX・業務改善を支援する株式会社サイシードの中村氏にお話を伺います。AI技術を活用した3つのサービスや、同社も取り入れているという「直通経営戦略」について詳しく語っていただきます。

株式会社サイシード 代表取締役 中村 陽二氏のONLY STORY


【経歴】
東京大学大学院卒業後マッキンゼー&カンパニーに入社。同社退社後、株式会社サイシードを創業。

3つのAIソリューションで企業支援


-株式会社サイシードの事業内容を教えてください。

中村氏:サイシードは、主に人材事業とAI事業の2つのサービスを展開しています。
今回お話しするAI事業では、次の3つのサービスを提供しています。

1つ目の『sAI Chat(サイチャット)』は、問い合わせ対応を効率化するチャットサービスです。

2つ目の『sAI Seach(サイサーチ)』は、ユーザーが打ち込んだ質問にすぐさま回答を提示するFAQシステムです。サイトの「よくある質問」のページや社内のマニュアルとして使われています。

3つ目の『Monkey アプリ(モンキーアプリ)』は、LINEミニアプリを構築するためのサービスです。


しかしこれらをただ提供するだけでは、理想的な運用ができないクライアントがほとんどです。そこで、クライアントにとって「分からないところがあれば質問に答える」といった所謂カスタマーサポートだけでなく、クライアント企業が目標を達成する上で適切な方法を提案する業務プロセス改善のコンサルティングサービスも行っています。

-ありがとうございます。これらのツールの導入事例を教えていただけますか。

中村氏:たとえある旅行予約サイトのよくある質問ページでは、『sAI Seach』が使われています。従来のFAQでは質問を端的に入力しないと回答まで辿り着けませんでしたが、『sAI Seach』では質問に関連する1つのワードを入力するだけで予想されるタグがいくつも出現し、ユーザーは素早く回答まで辿り着くことができるようになりました。

このサイトでは弊社ツール導入前は解決率が10~20%に対し、導入後は70~80%ですので、その解決率の高さは各段に違います。このサイトには月約10万人が訪れるので、解決率が10%上がるだけで1万件解決することができるんです。この1万件に対して電話やメールなどの個別対応の必要がなくなると考えられれば大きなコスト削減につながりますし、加えて素早い問題解決でユーザー満足度を向上させられるというメリットもあります。


またキリンホールディングスが運営するホームページの「お客様相談室」では、AIチャットボットの『sAI Chat』が導入されています。BOTは電話やメールよりも気軽に要望や感想が言いやすいため、ユーザーからの声を商品開発やマーケティングに生かすことができます。

-続いて、『Monkey アプリ』の特徴について教えてください。

中村氏:モンキーアプリは、LINEミニアプリを簡単に構築するためのサービスです。企業側は少ない工数でアプリを開発でき、ユーザー側はインストールせずに気軽に利用できるのが特徴です。

なので、たとえば「自社アプリからLINE内アプリに切り換えてユーザー数を増やしたい」「AIチャットボットを連携させてユーザーからの質問に対して自動で対応できるようにしたい」「社員向けに日報や労務管理をしたい」などのニーズにお応えできます。

これまでネイティブアプリは、「App Store」や「Google Play」からインストールをして登録するため、ユーザーにインストールしてもらうことが1つ目の関門でした。一方、『Monkey アプリ』は既に多くの方が利用されているLINEを基盤にしているので、インストールの必要もなく、加えてネイティブアプリよりも開封率が高く低価格で開発できます。これからのアプリはダウンロードをせずに、LINEをはじめとするアプリ上にサービスを構築する形に変化していくと思いますね。

「分断された経営では成長できない」


-今、大きく3つのサービスをご紹介いただきましたが、どのサービスを一番伸ばして行きたいとお考えですか。

中村氏:僕がやりたいことは、「知る」「共有する」「解釈する」「届ける」という4つの経営に重要なピースの力を強めることですので現在主力となっている3つのサービス以外も含め総合的に「直通経営」を実現していきたいです。
特定のサービスのみに注力をするという考えではありません。

-なるほど。これらのサービスはどのような背景から生まれたのでしょうか。

中村氏:大企業は多くのアセットを保有しているにも関わらず成長機会を掴みづらいことの1つの要因は、母体が大きいことにより顧客情報や社内情報が分断された経営になっているからだと考えています。

顧客を知ること、社内の情報を共有すること、データや顧客の意見を解釈すること、直接サービスを提供すること。これからの新しい時代は、この4つのピースを速いスピードで回していかなければ競争力が下がります。僕たちは4つのピースを回すために先程のあげたDXサービスをはじめ、下記のようなサービスを提供しています。

【知る】
・ミニアプリ・BOT・FAQ・Web解析・SNS解析・メディア・情報提供(speeda,POS…)・情報収集ツール(GPS)など

【共有】
・社内FAQ・高検索性情報共有基盤(データレイク)・BIなど

【解釈】
・コンサル・研修(learning データ解釈パック)
・解析エンジン

【届ける】
・ミニアプリなど

-今提供されているサービスはその4つのピースを促進していくものなんですね。

中村氏:そうですね。弊社ではこの4つがうまく回る経営を「直通経営」と呼んでいます。僕もこの経営スタイルを信じているので、たとえば自分で営業をしたり、直接お客さんの要望を聞いたり、FAQで寄せられる意見やデータを見たりしています。

手前味噌ですが、サイシードが速いスピードで成長でき、次々と新サービスが出せるのも直通経営によるものだと思っています。

サイシードにしかできない提案・支援をしていく


-今後の展望を教えてください。

中村氏:大企業をはじめとする多くのクライアントを支援し、直通経営を実現していくことでより多くのクライアントの成功に貢献していきたいですね。


また、弊社のサービスはSaaS型で提供しています。SaaSはリスクが少なく導入しやすいので、そこからクライアントのオペレーションのデータを取得できることが大きなメリットです。

そのデータを活用することで、他社にはできない提案ができますし、コンサルティングやBPO、カスタマイズ開発などを組み合わせていくことで、大きな市場規模にリーチすることができると思います。今後はSaaSの強みを生かした提案ができるようサービスの幅をより広げていきたいですね。

-ありがとうございます。では最後に、メッセージをお願いします。

中村氏:僕たちは、顧客からの情報や社内での情報が分断された経営から、「知る」「共有」「解釈」「届ける」の4つの分野でDXを実行し直営経営を実現したいと考えております。協業できそうな企業さまがいましたらぜひお声がけください。

執筆=山田
校正=笠原

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