マンションリサーチ株式会社
山田敏碁
POSTED | 2016.07.11 Mon |
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TAGS | 従業員数:6~10人 業種:IT・情報通信業 創立:11〜14年 決裁者の年齢:その他 商材:BtoB |
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不動産のお困りごと、何でも解決します
勝てる仕組みを作り続ける、IT×不動産のパイオニアTopics
マンションリサーチ株式会社 社長 山田 敏碁氏のONLY STORY
〜マンションリサーチ株式会社 代表取締役 山田 敏碁様〜
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不動産ディベロッパー及びフランチャイズ系不動産仲介会社での勤務経験を経て、2011年4月にマンションリサーチ株式会社を設立。同年8月より分譲マンション専門サイト「マンションナビ」を運営開始。
全国の約11万棟の分譲マンションについて独自に収集した300万件超の流通事例を元に、各マンションごとの売買相場、賃貸相場を同ウェブサイト上に公開。
掲載実績:PRESIDENT、住宅新報、週刊住宅、DIAMOND onlineなど多数。
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No.1は、「なる」のではなく「つくる」もの
不動産業は、取り扱う金額が大きく、他業種の同世代と比べて報酬もケタ違い。裁量も広かったので、やりがいがありましたね。
一方、繰り返しの毎日に、物足りなさも感じるようになったんです。今日より明日の方が加速できるような仕組みができないか、と。
たとえば、水が欲しいと思った時に、井戸があれば、水を毎日汲みに行くことができますよね。一度にたくさんの水を汲みたいのなら、より大きいコップを使って汲めばいい。
でも、毎日汲むことをくりかえすのだとしたら、自動汲み上げシステムを導入した方が楽なわけです。もしかしたら、川を引いた方が早いのかも知れない。
昔からそんなことを考えるのが得意でしたから、業務においても、より良い仕組みをどんどん作りたかったんですね。でも、そのためには、人が作った船に乗ったままではダメなんです。自分の船を作り上げて、自分自身が船長にならないと。
不動産でもITでも、大企業と真っ向から戦っても勝てません。でも、不動産とITをかけ算したらどうでしょう。そこに実務まで加わったら、ライバルはそう多くありません。
No.1は「なる」ものじゃなく「つくる」もの。勝てる市場は、自分たちで作っていけばいい。その思いを胸に、私の社長人生が始まったんです。
相場公開サイト先駆けという誇りを胸に
家というのは、買った瞬間から大きな資産になります。でも、ほとんどの方は、それをあまり意識されません。そこで始めたのが、「マンション」「土地・戸建」一括査定サービスです。
自社メディアである「マンションナビ」「Smoola(スモーラ)」を通じて、不動産を売りたい・貸したいという一般のオーナー様と、不動産を求める不動産会社のマッチングを行います。「マンションナビ」は、分譲マンション所有者向け一括査定サイト。「スモーラ」は、分譲マンション・土地・戸建所有者向け一括査定サイトです。
マンションナビであれば、WEB上で売却価格と賃貸価格の相場が分かりますし、「売る・買取」「貸す」の同時査定も可能です。
複数の不動産会社に一括で査定依頼ができ、比較できるのもメリットですね。不動産会社にも得意な専門分野がありますから、オーナー様のお部屋の条件を得意とする不動産会社を探した方が、より高く売却することができます。
また、これまで一般の方にとって、家の価値を判断する材料は、不動産屋が言った数字しかなく、市場が不透明でした。「スモーラ」であれば、自分で相場を調べることができるのです。
今でこそ「Real estate tech (リアルエステートテック)」と呼ばれ、大手も進出してきましたが、2011年に私たちが創業した際は、他に競合はひとつもありませんでした。いわばうちは、相場公開サイトの先駆けなんです。
今、全国にあるマンションのうち、9割強の部屋が売りに出されていません。大手サイトでは、そうした部屋の価格を見ることはできないんです。
でも、マンションナビであれば、売りに出ている物件の価格も、売りに出ていない物件の価格も、両方を見ることができます。これはうちだけの強みですし、不動産におけるひとつの困りごとを解決した画期的な取り組みだったと思っています。
住宅に関する「困った」を解決し尽くしたい
「住む」に関わるすべての人をつなぐ架け橋として、これからも、住宅に関する「困った」を解決し尽くしていきたいですね。最近の「困った」状況として空き家問題があります。
その解決策として取り組んでいるのが、「リサイクル不動産」です。買い主も見つけられず不動産会社にも見捨てられたような、価値の低い不動産を掲載できる場所を提供することで、一件でも多くの空き家が生き返ればと思っています。
また、相性の良い担当者となかなか出会えないという「お困り」も、「イイタン」を通じて解決して行きたいですね。「良い担当者と出会おう」という意味なのですが、各不動産会社や担当者の得意分野などにフォーカスして、お客様とマッチングするのです。
たとえばペットを飼っているお客様でしたら、ペットを飼っている担当者の方が、より想いを理解できるでしょう。物件を知る前に、まず信用できる担当者選びができれば、満足のいく物件選びが、効率よくできるはずです。
ここから、カリスマ美容師やカリスマショップ店員のように、不動産のスターやカリスマが生まれたら面白いんじゃないかと思いますね。