株式会社イベントレンジャーズ
松宮 洋昌
POSTED | 2016.09.27 Tue |
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TAGS | 従業員数:11〜30人 業種:IT・情報通信業 創立:15年以上 決裁者の年齢:その他 商材:BtoB |
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イベントの力で「カイシャの課題」と「シャカイの課題」を解決
「関わる全ての人を笑顔に」を目指してイベントをデザイン。Topics
株式会社イベントレンジャーズ 社長 松宮 洋昌氏のONLY STORY
起業1年目にして、大手企業の販促プロモーションを実現
父が縫製工場を経営していたので、もともと中学くらいの時から経営願望はあった方でした。
大学生の頃は、起業した先輩たちが参加している学生ツアーやパーティーなどにも頻繁に出入りしていましたね。
「いつかは自分も…」そういう思いがありつつも、明確に何をやりたいかが決まってなかったので、大学卒業後は社員教育などを扱っている会社に就職しました。
一度いろんな経営者に出会えるところで働いてみようと思ったんです。
でも結局、入社してみたら自分の抱いていたイメージとはギャップがあって、1年1ヶ月で辞めてしまいました。
その後は学生の頃にアルバイトしていたベンチャー企業に戻って働いていました。
その会社は「人」を使ったプロモーションSPがメインの会社だったのですが、内心もうちょっとイベント企画のような仕事ことがしたいと思っていました。
そんな時に、日商岩井と富士重工が合弁して作った学生向けのオフィスの社員さん達と学生メンバーがイベント系の会社を起業していることを知ったんです。
それから、その会社に転職して2年ほど働き、「イベントレンジャー」の前身となる「クラフトワン」という会社を27歳の時に立ち上げました。
立ち上げ初年度は、主に富士フィルムさんの機材プロモーションを行っていました。
以前、デザイン会社をやってた先輩と共に富士フィルムさんをお手伝いしていた経緯があって、当時人気だった「写ルンです」をデザインする機材や、デジカメで撮ったものをカレンダーやポスターにできる機材のプロモーションのご相談を頂いたんです。
それから、機材販促プロモーションを定期的にやらせて頂くことになり、東京、大阪、名古屋での販促、モーターショーや渋谷のタウンジャックの運営部隊として稼働していました。
その同じ年に、モーターショーでのご縁から、BMWさんからも運営のご相談をいただいて。
とにかく、起業1年目はラッキーが続きましたね。
社員も2年目には4名になり、期を迎えるごとに少しずつ成長していきました。
3つの「応援する」で、イベント事業を展開
「イベントの企画・運営」といっても、具体的にどんなことをしているのかイメージが湧きにくいですよね。
弊社では、事業を主に3つカテゴリに分けて展開しています。
1つ目は「学ぶを応援する」事業です。
セミナー、シンポジウム、研修会などの学習に関するイベントの企画・運営を行っています。
動画の配信スタジオを所有しているので、そこで収録したものを地方に住んでいて参加できないような人達向けに配信したりもしています。
2つ目は「頑張るを応援する」事業です。
企業によっては期の節目ごとに方針説明会だったり、トップ営業マンの表彰式などをやったりしますよね。
そういった少しインナー系のイベントなどもやらせて頂いています。
3つ目は「日本を応援する」事業です。
2020年のオリンピックでは、応援のために海外から大勢の外国人が訪れる見込みです。
日本に来てくれた外国人に、日本の良さを知ってもらえるようなイベントやワークショップなどを企画しています。
他には、地方のアンテナショップの運営や、観光PRの運営も行っています。
「イベント」って、当日1回限りのことですから、失敗できないんです。
いくら良い企画を立てても、しっかり下準備していても、当日次第では水の泡になってしまうこともあります。
ですから、なによりも当日の「現場」に対しては重きを置いています。
使う機材を弊社オリジナルのルートで調整したり、イベントは人がいないと成り立たないので、舞台役者に100名ほど登録してもらっています。
彼らは本業が役者業というだけあって、常にいい表情ですし、姿勢も良いです。
場の空気などを読んで反応する技術も持っていますから、イベントの場に来てもらうとすごく盛り上がるんです。
働く社員が楽しめるような環境作りを目指して
社員の皆には、ルールに縛られて仕事をするのではなく、やりたい領域を見つけて、それを極めていってもらいたいと思っています。
社員が疲弊せずに、常に楽しめるような環境を作りたいですね。
それこそ今、新しいプロジェクトで「元気な会社を作る」プロジェクトというものを発足してて。
そのプロジェクトでは、働く社員さん、家族も含めて、そこの会社で働いてることを誇りに思えるような環境作りのお手伝いをしています。
イベントはサービス業なので、お客さんのニーズを的確に読み取って組んで遂行していく力が必要です。
お客様の要望を「他人事」としてしまうと、どこかで妥協してしまいがちです。
妥協せずに、お客さんの要望に応えていけるような粘り強い人が向いていると思います。
物事を自分事で捉えられる感性が大事ですね。
イベントって、失敗すればもちろん怒られますけど、成功した時にはものすごく人に喜んでもらえるものなんです。
そうやってお客様からの「ありがとう」という感謝の気持ちや、喜びを肌で感じられるところがこの仕事の魅力だと思っています。