株式会社 ウィルビー・インターナショナル

平形 澄子

通訳・翻訳を通して真のグローバルへ

理解力と表現力が必須な仕事
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式会社 ウィルビー・インターナショナル 社長 平形 澄子氏のONLY STORY

人材のデータは全て頭の中で管理


株式会社ウィルビー・インターナショナルは1000人余りの人材を抱える通訳・翻訳のエージェントである。

業務内容はイベントや会議、プレゼンテーションの通訳、テレビ局の映像翻訳、企業紹介の翻訳及びナレーション、ビジネス書類の翻訳、イベントのMCなど多岐にわたる。

言語については英語をはじめとして、トンガ語のようなあまり知られていないものまで、約50カ国語は超えている。言葉にかかわる様々なものに対し、柔軟に対応できるところが何よりの特徴である。

「大きい会社と違い、登録している一人一人の事をある程度把握しているので、それぞれどのような仕事が向いているかというデータがコンピュータではなく、私や社員の頭に入っています。

その結果、弊社に入ってくる様々な依頼に応じて、適材適所に人材を派遣することができています。」

言語に対する気持ちが大切


現在、ウィルビー・インターナショナルには1000人余りの通訳者と翻訳家がいるが、それは全て口コミで広まり、集まってきたという。

口コミで集まってきた人の中から優れた人たちを厳選している。その厳選された人材だからこそ、質の高い通訳・翻訳を提供できている。

「日本語、外国語を訳すというのはそれら両方の言語を完璧に把握した上で、言葉にしなければいけません。なので、ただ言語が話せる、書けるだけではこの仕事は勤まりません。一番この仕事に必要な要素はその言語を芯から理解しているという事だと思います。」

さらに、通訳と翻訳ではそれぞれ必要な要素が異なっているという。実際どのような違いがあるのか具体的に平形社長に伺った。

「まず、通訳というのは異なる言語を話す2人の会話の間に入って会話をする業務です。それは人の2倍話す事になるので、通訳をする人は、人が好きでおしゃべりが好きでなければやっていけません。

さらに弊社は会社の会議など規模の小さい依頼が多いので、特に人と人の間に入ってそれぞれの気持ちを把握し、思いやる心が必要になります。なので、人の面倒を見ることが好きという要素も重要です。

一方、翻訳はあまり話さない無口な人が多いです。翻訳に関しては、もちろん努力も必要にはなりますが、何より持って生まれた才能がモノを言うと思います。元からの才能があるのとないのでは、翻訳された文章の読みやすさに圧倒的な差が表れます。さらに今までにどれだけ本を読んできたかも大きく影響してきます。」

外国人が暮らしやすい世の中へ


株式会社ウィルビー・インターナショナルは通訳、翻訳を生かして、本当に日本が必要としていることを行い、社会貢献に繋げて行くことを目指している。その一環として、地震などが起こった時に必要となる”防災”をさらにグローバル化させるという取り組みを行っている。

「日本人は防災訓練などで災害が起きたら、どういった行動をすれば良いかある程度は把握しています。

しかし、外国人はそうではないのです。外国人は万が一、日本で災害にあった時、日本語の情報しかない現在の状態ではどうして良いか分かりません。

駅など大型の公共の場は防災の仕組みが少し普及し始めていますが、街中はまだ整っていない状態です。街中など一般の場所でも防災をしっかりと出来るように、通訳の仕事をしている人が集まって組織を作り、外国人も安全に避難出来るような何らかの仕組みを考えて行く必要があると思います。

そのため弊社はその問題を解決し、日本に滞在する外国人が安心して暮らせる環境を作るため、防災にターゲットを絞って2020年のオリンピックまでにこの仕組みを何とか整えていきたいですね。」

編集後記


テレビや映画で何気なく目にしていた通訳や翻訳にこれほどの奥深さがあったという事に驚きました。また、防災のグローバル化はとても魅力的な活動であると心から感じました。今後これが実現していくことを楽しみにしています。

株式会社ウィルビー・インターナショナルの住所や電話番号、採用・求人等が載っているホームページはこちらから↓

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