税理士法人ASSETS
二瓶正之
POSTED | 2019.08.07 Wed |
---|
TAGS | 従業員数:11〜30人 業種:士業(会計士・税理士・社労士・弁護士) 創立:15年以上 決裁者の年齢:60代 商材:BtoB |
---|
経理代行にも対応できる芸能業界に強い税理士法人
ASSETSに関わるすべての人の幸せに貢献したいTopics
今回のインタビューは、税理士法人ASSETS(アセッツ)の二瓶氏にお話を伺います。
「社員に残業はさせない、その上でみんなが納得できる社内体系を作りたい」と社員ファーストで事業を展開する二瓶氏。共に働く社員への想いから、起業に至るまでの経緯、そして今後のビジョンについても語っていただきました。
税理士法人 ASSETS 代表社員税理士 二瓶 正之氏のONLYSTORY
芸能法人の税務を得意とする税理士法人
–まずは、税理士法人ASSETSの事業内容を教えてください。
二瓶氏:弊社は、法人税・所得税・相続税・消費税その他税務全般にわたり相談、プランニング、申告及び調査の立ち会いなどをメインとし、それに付随した形で、節税対策や経理代行業務、給与業務など幅広く事業を展開しています。
–ありがとうございます。税理士事務所は数多くあるかと思いますが、その中でASSETS様ならではの強みだと感じる点はございますか
二瓶氏:強みは大きく分けて2つあります。
1つは芸能界の税務に強いという点です。これまで某大手芸能法人の税務に30年も携わってきたため、業界特有のルールや、特殊会計項目などに精通しています。
よくいただく案件は、映画の使用権利を購入した際の会計処理です。通常、海外から芸能人を招く場合、20%を徴収されるのですのが、例えば租税条約の届出書を提出すれば支払う必要がなくなることがあるんですね。こういった専門知識や実践的なノウハウを持っていることが私たちの強みです。
もう1つは、現在税理士法人として27人の社員を抱えているため、小さい事務所では受けられないような大きな案件に対応できる点です。
大きな案件として1つ例を挙げるとすれば、経理代行ですね。社内に経理担当を作ると、その担当者が辞めてしまった時に、また1から経理の仕組みを立て直さなければならないことから、近年は社内で経理をしたくないという会社が増えているんです。
社員が多いことで、経理代行という時代のニーズに合った大きな案件を受け入れられるところはお客様からもご好評いただくことが多いですね。
–二瓶様が事業を運営する上で大切にしていることはありますか。
二瓶氏:「社員の物心両面の幸せを追求し、ASSETSに関わる全ての人の幸せに貢献する」という弊社の経営理念ですね。その中でも前半の社員の物心両面の幸せを追求する、というところは大事にしています。
そのために、物心のどちらにも関わるところで、まずは残業をさせない体制を作ること、その上で納得感のある給与体系を作っていきたいと考えています。
そのほかにも、教育という観点で、外部のコンサルタントを利用して人材育成プロジェクトを行ったり、今月からコンサルタントを雇って社員のメンタルケアを進めたりとさまざまな取り組みをしています。
これまでは大きな案件があった場合、社員の負担を考慮せずに契約していたのですが、今はお客様よりも何よりも社員を大事にしていきたいと考えが変わったため、残業が必要な案件に対してはお断りしているんです。
というのも、3年前に1度働き方を見直し整理したんですね。もちろん私たちはお客様から選ばれる側でもあるのですが、お互いにとって良い仕事でなければ、いっそ受けない方がいい。そういったスタンスでお仕事をさせていただいております。
税理士になったきっかけは父親のアドバイス
–税理士になろうとしたきっかけについて教えてください。
二瓶氏:高校の時に経営者だった父親から税理士という職業があることを教えてもらい、とりあえず試験を受けてみようと始めたのがきっかけでした。
そのため、はじめは税理士に対して強い想いがあったわけではないんです。大学卒業後は会計事務所に入ったのですが、実は3年以内に辞めようと思っていたほどなんです。
ただ3年経つといろいろな信頼が得られ、また芸能法人の仕事が始まったりと仕事がおもしろくなってきたんですよね。そうやって経験を積んで27歳になった年に、父が亡くなってしまい、「自分が頑張らなければならない」と感じ、32歳の時に8回目の受験で試験に合格し、税理士になりました。
–その後、どういった経緯で起業されたのでしょうか。
二瓶氏:私が会計事務所に勤めた時はまだ小さい事務所で、私と女性と先生の3人だけでした。当時は会計事務所の仕事よりも、運営していたそろばん塾がメインでしたが、某大手芸能事務所さんとの出会いからだんだん忙しくなり、30歳過ぎの頃にはほとんど1人で業務や営業を行っていました。
その後、社員も部下の数も増え、事務所も大きくなっていき、42歳の時に先生にお声がけいただき、私が代表を勤めることになりました。そして9年前に法人化し今に至ります。
社会で活躍できる人材を育てたい
–ASSETSの今後の展望を教えてください。
二瓶氏:先ほども申しましたが、社員のマインドケアや給与体系を含めきっちりと体制を整えることが短期目標になります。
具体的には、属人的ではないシステマティックな会社を目指しています。働いていて楽しいと感じる会社であるためにはそういう体制がなければなりません。そして、当然いい人材も入ってきません。
もちろん、売上増加も1つの目標ではあるのですが、社内体制があってからの売上だと考えているので、まずは土台作りに力を入れていきたいです。
–社会にとってどういった企業、法人になっていきたいと考えていますか。
二瓶氏:世の中で飛躍できるいい人材を育てることで社会貢献をしていきたいです。例えばASSETSから転職したとしても、能力があって稼げる人であれば、社会のために税金は払えますよね。そういう人材を育てたいと思います。
–ありがとうございます。では、最後にメッセージをお願いします。
二瓶氏:経営者という立場は孤独です。少しでも世の中の社長様を元気にしたいと思いますので、何かお困りのことがあればご連絡ください。
また、新卒の学生や中途人材の採用に関しては、同じマインドで共に頑張っていける方とお仕事ができれば嬉しいです。私たちの取り組みに興味を持っていただけましたら、ぜひ連絡ください。
執筆=山田
校正=笠原