ユニクス株式会社
竹林貴史
POSTED | 2017.04.17 Mon |
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TAGS | 従業員数:5人以下 業種:医療・介護・健康 創立:11〜14年 決裁者の年齢:60代 商材:BtoB |
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ユニークで世の中のためになる製品を作りたい
人工コラーゲンを応用した高機能な製品開発を目指すTopics
ユニクス株式会社 社長 竹林 貴史氏のONLY STORY
ひらめきが形になる瞬間が面白い
ユニクスを設立する前、私は大手化学会社で、世界初の人工コラーゲン(ハイブリッドコラーゲン)の実用化を目指す開発リーダーでした。
人工コラーゲンと言ってもピンと来ないと思いますが、簡単に言えば動物、鶏、魚などから抽出したコラーゲンではなく、非動物由来の特別なアミノ酸を原料として化学合成により人工的に作ったコラーゲンを人工コラーゲンまたはハイブリッドコラーゲンと呼んでいます。
本来動物から抽出したコラーゲンには、種由来のペプチド、例えば豚には豚、魚には魚にしかないペプチド(テロペプチド=抗原性部位)が含まれていて、この物質が人体に接触あるいは侵入すると、アレルギーを起こしてしまう危険性がありました。
コラーゲンを人工的に作ることでアレルギーの危険性をなくし、ウイルスの不安も排除することができました。
大学では化学を専攻しましたが、学生時代さほど面白さを感じなかった研究も、会社に入社し数多くの研究開発に携わると、何のために研究をやっているのかがはっきりと理解でき、特に製品開発は最終の形が見えて面白さと楽しさを感じました。
個人的には基礎研究よりも、実用化に向けた応用開発、更には製品開発が向いていましたし、いつしか自分のアイディアをもっと活かせる会社を自分自身で設立したいと思うようになりました。これがユニクス株式会社の始まりです。
ユニクスは、細胞外基質を応用し社会に役立つ製品の開発を目指している会社です。
細胞外基質とは、読んで字の如くですが、細胞を取り巻く基質の総称で生体組織に不可欠なものです。中でもコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸は三大細胞外基質と言われ、当社はそれら基質をそれぞれハイブリッド化したものを基材として、新しい安全で高機能な製品開発を行っています。
ユニクス(UNIQS)という社名は「ユニーク(UNIQUE)」と「多くのアイディアを意味する複数の(S)」が語源となっています。
世の中に貢献する数多くのユニークな製品を開発していきたいと思っています。
現在は主に人工コラーゲンを基材とした高機能製品の開発を進めており、化粧品事業やペット(動物)医療事業を展開しています。そして将来はメディカル事業につなげようと日々取り組んでいます。
ここにしかない製品を目指した研究を!
それではユニクスが取り組んでいる事業についてお話します。
1つ目は化粧品事業です。
人工コラーゲンは非常に高い保湿力を持っていますので、化粧品の原料として利用することができます。また当社は人工コラーゲンの特殊な性質を活かし、アトピー性皮膚炎を治癒する製品を開発しました。このような技術を発展させ化粧品から医薬部外品、さらに医薬品への展開を目指しています。
2つ目はペット(動物)医療事業です。
人工コラーゲンは細胞外基質ですので、細胞を再生する機能を持っています。けがをしたペットや歯周病などで苦しんでいるペットの欠陥組織を再生する製品開発を行っています。
また人工コラーゲンは高い止血機能を持っています。この機能を活かし、ペットの爪切り時の出血を止める製品などを開発しています。
3つ目はメディカル事業です。
化粧品事業とペット(動物)医療事業の技術を活かし、人に有効な医療材や医薬品の研究開発を行っています。
他にも機能性食品の開発も手掛けています。まだ詳しいことはお話しできませんが、この製品化が実現できれば、世の中で困っている多くの人のお役に立てるのではないかと思っています。
2021年に上場を目指しています
ユニークなアイディアで世の中にまだない新しい製品を開発し社会貢献する、これこそが私たちが目指している取り組みです。
これからもユニクスの応援をよろしくお願いいたします。