株式会社イースマイリー
矢澤修
POSTED | 2016.12.06 Tue |
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TAGS | 従業員数:6~10人 業種:その他 創立:9〜10年 決裁者の年齢:40代 商材:BtoB |
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子どもに見せたい知育動画がここにある!
年間制作本数600本以上。子育てにスマイルを!Topics
株式会社イースマイリー 社長 矢澤 修氏のONLY STORY
一度の人生。挑戦しなけりゃつまらない。
私が今、子育てに関する事業を手掛けているのには、やはり自分自身が育った環境が血肉になっているなと感じます。
共働きの両親の元で、4人兄弟で生まれた私は、家でも保育園でも常に子どもに囲まれて、賑やかな環境の中で育ちました。
だから子どもはずっと好きで、学生時代から保育園を経営したいと思っていましたね。
兄と妹が生まれつき障がいを持っていたためボランティアとの繋がりも非常に強く、福祉は必ず世の中に必要になる産業だという思いから、高校3年位から福祉を専攻するようになりました。
福祉のビジネスでの起業を念頭に置きながらも、一旦IT業界へ進んだのは、成長産業に身を置くことで、目標や視野を広げる大切さも感じていたからです。
ITの経験は福祉にも活かせますし、起業や経営に関する経験を積むこともできますから。
インターネットと福祉を掛け合わせて新たなイノベーションを起こそうと思いましたね。
ファーストキャリアは、大手インターネット企業のヤフーに。法人営業を1年と少し。そのあと、部長の鞄持ち的なポジションで1年と少し。
その後、VOYAGE GROUP(旧 ECナビ)に転職し、新卒3年目から新規事業立ち上げに携わり、7年半で5事業・8サービスを立ち上げました。
VOYAGE GROUPで最初に事業立ち上げに携わった時は、会社の近くに自宅とは別のアパートを借りて、まさにワーカーホリックのごとく働きました。
半年間、睡眠時間を削って仕事に熱狂し続けた結果、事業立ち上げは根性論だけではなく、健康な身体があってこそ最大のパフォーマンスが出せることを知る良い機会でした。この最初の事業立ち上げが、これまで複数の事業を立ち上げた中でも一番つらかったです(笑
インターネット業界で10年、様々な経験をさせていただき、自信をつけ、2016年3月に学生時代から思い続けていた保育・教育分野での起業に踏み切りました。
とても波乱万丈な10年間でしたが、たくさんの事業立ち上げ経験があったからこそ起業や事業の立ち上げに対しても壁を感じなくなりました。
「子育てでみんなと“ゆたか”をつくる」会社
株式会社イースマイリーは、「子育てでみんなと"ゆたか"をつくる」をビジョンに、「インターネット×子育て」で、子ども・親・子育て支援従事者が、より豊かになる世の中にしていくことをミッションとしています。
現在は、「NHKのEテレに変わることのできるコンテンツ」を目指し、安心・安全で質の高い知育動画の企画・制作・配信を進めています。
子ども向け動画制作を始めたきっかけは、私自身が子育ての時にインターネット動画を活用し、「これは見せたい!」と思える動画に出会えなかったことでした。
他の子育て世帯に対してもアンケートをしてみたところ、やはり子ども向け動画の内容に満足できている親御さんは、ほんの一握りしかいなかったのです。
そこで、ないなら自分で作ろうと思い、【KidsTube(キッズチューブ)】を開始しました。
▼KidsTube(キッズチューブ) YouTubeチャンネル
このチャンネルでは、英語の歌、工作、体操、絵本、折り紙、塗り絵など、3歳から5歳の子どもが楽しめる動画コンテンツを毎日配信しています。
動画を作成する際は、見て楽しめる・見て自発的な行動を促せる・親子で楽しめるという3つの点を重視しています。親子のコミュニケーションのきっかけになるようなことをイメージし、何かを創ったり、歌を歌ったり、英語を覚えたり、試行錯誤しながら作っています。
2016年4月の制作開始から半年を超え、今では年間600本以上を作成してきました。
動画制作のノウハウは十分あると思いますので、2017年3月までに1,000本の知育動画の制作・配信を達成したいですね。
次のフェーズでは、この動画が子どもにとって良いものか、親が安心して見せられるかというのを検証しながら、クオリティを上げていく予定です。
知育動画プラットフォームからリアルへ。
今後は、保育士を始めとする子育て支援従事者の持つスキルやノウハウを活かして「子どもに伝えていきたい」と思える動画コンテンツが集まった、世界一の知育動画プラットフォームを目指します。
そうすると子育てのプロフェッショナルが集まってきますから、そのノウハウを活用したリアルなワークショップが出来るはずです。
将来的にはそのコンテンツを活かし、ワークショップや、慢性的に不足している保育士の育成から人材採用支援など、リアルの子育てマーケットの課題解決にも取り組み、カリスマ保育士の育成や保育園経営など実現したいですね。
保育士のスキルは貴重ですから、弊社のプラットホームに乗せることができればマネタイズができ、リアルなビジネスに展開していけると考えています。
私がそうだったように、子どもを取り巻く教育環境や子育て環境が起因しますので、教育で、みんなで育てる世の中になると良いですよね。
ただし、子育てはデジタルだけで集約されるわけではなく、リアルに子どもと対面して遊んだりコミュニケーションをとるのが一番ですから、リアルを豊かにするための一つの手段としてデジタルを活用し、子育てをデジタルからもリアルからも集合知のように集めたいと思いますね。
そして、子どもが自発性、主体性を持って挑戦できる時間を過ごせるようにしてあげたいと思います。