クレソン株式会社

青木毅

海外富裕層向けの極上な日本伝統・文化体験型サービス

外国人おもてなしなら「モテナス日本」
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今回のインタビューは、海外のVIPや富裕層をターゲットに極上の体験型サービス「モテナス日本」を提供するクレソン株式会社の青木氏にお話を伺います。
品質にこだわった贅沢なサービスをいくつも提供する同社。青木氏にそのサービスの詳しい内容や起業に至ったきっかけ、今後のビジョンについて語っていただきました。

クレソン株式会社 社長 青木 毅氏のONLY STORY

迫力感ある一流のサービスを提供


–まずは、クレソン株式会社の事業内容をお聞かせください。

青木氏:弊社は、海外のVIPや富裕層をターゲットとした、日本が誇る伝統芸能や文化をプライベートな空間で楽しむことができる体験型サービス「モテナス日本」を企画・提供している会社です。

–続いて「モテナス日本」の具体的なサービス内容を教えてください。

青木氏:モテナス日本には大きく分けて4つほど種類があるので1つずつ説明させていただきますね。

1つは日本伝統芸能である歌舞伎や忍者、日本舞踊、侍といったものをプライベートな空間で楽しんでいただくワークショップを加えた身近で迫力ある実演です。インセンティブ旅行で日本に来られた方々には大変喜ばれております。

例えば歌舞伎では、役者自ら演目の説明や歌舞伎の歴史を語っていただき、化粧や着付けなどの様子もご覧いただきます。実演ではホテルで食事をしながら非常に近い距離で迫力ある演舞が見られ、最後に歌舞伎役者と個別に写真を撮ることができます。 

2つ目は茶道や華道、書道などの日本伝統文化にエンターテイメント要素を取り入れたパフォーマンスです。 国家元首などの来日の際に日本文化でおもてなしをする時などに喜ばれます。 
 
例えば書道では、書道に合わせて尺八や三味線、ライブバンド、ギターなど、日本文化と音楽がコラボした優雅なパフォーマンスを提供しています。 


3つ目は空手や柔道など武道のプライベートレッスンです。武道は礼に始まり礼に終わる日本特有の格闘技で世界的にも人気が高く、海外にも多くの教室があります。 
武道を発祥の地である日本で習いたい方に向けたサービスだけでなく、団体で日本のマナーや礼儀を学ぶためのチームビルディング研修としてもご利用いただいております。  
例えば、空手の型をチームで助け合い・競い合うといったことも人気がでてきています。 


4つ目は特別なパーティーやイベントのエンターテイメント。有名なお寺や酒蔵を貸し切った状態でパーティーなども可能です。そこに上述したパフォーマンスやライブバンドを入れてパーティーを一段と盛り上げることもできます。 
例えば酒蔵を貸し切って、ライブバンドを入れた日本酒パーティーは非常に盛り上がりますし、空手による瓦割りやバット折りなどをエンターテイメントとして披露し、盛り上げることもできます。 


このようにクレソンでは、海外のお客様に味わっていただきたい様々な体験を提供しています。

–様々なインバウンド向けのサービスがある中で、御社の強みはどこにあるとお考えですか。

青木氏: 旅行体験サービスを提供している企業は他にもありますが、クレソンはVIPや富裕層をターゲットにしていることから、日本人でさえ観ることや体験することが難しいことを意識し、「本物」で「珍しい」エンターテイメントを提供しています。  
 
他では体験することのできない迫力感ある贅沢なサービスが弊社の強みだと思いますね。 

日本を本格的に楽しんでもらいたい


–クレソン株式会社を起業した経緯を教えてください。

青木氏:
私はこれまで外資系企業に勤めていたこともあり海外畑が長く、海外から見た日本について話を聞く機会も多かったのですが、どうも本来の日本の面白さを味わっていないと、もどかしさを感じていました。そして海外の人たちに楽しい日本を本格的に味わっていただきたいと思うようになったんです。  
 
そんな中、事業を始める一番のきっかけとなったのが、海外の友人が日本に遊びに来たことです。彼女たちは3週間ほど日本に滞在していたのですが、その優雅な遊び方を見て「日本に訪れる富裕層向けに楽しみ方を支援するビジネスをしたい」と思ったんです。それが起業のきっかけになります。  
 

–「モテナス日本」を始めたきっかけはありますか。

青木氏:弊社はもともと2015年に訪日観光客向けに体験と食をテーマにした「New Tour Japan」というサービスを立ち上げているんですね。  
 
そのサービスでは、例えば本物のすし職人が築地を案内し、すし作りを教える「すし握り体験」や、ゼロから作る「ラーメン作り」などを行なっています。参加された観光客の皆さんには好評でしたが、私は「一般的な体験ツアーでは体験できないことをしたい」と悩んでいました。  
 
そこでこれまでの海外の経験や体験ツアーで培ったノウハウ、企業や自治体向けのコンサルティング経験などを活かして、日本の伝統芸能や伝統文化をプライベートな空間で提供するサービスを作ろうと思い、立ち上げたのがこの「モテナス日本」です。今はモテナス日本に注力しながら事業に取り組んでいます。 

価値ある「本物」が認められる社会を作りたい


–今後の目標について教えてください。

青木氏:短期的なことで言えば、尖がったコンテンツを発掘し増やしていき、面白いサービスを提供していきたいですね。  
 
また今は東京を拠点としていますが、例えば大阪や京都、福岡、札幌といった地方での展開、弊社のノウハウを活かした海外展開も考えています。 そのためのITによるプラットフォーム化も進めていきたいと考えています。 
 

–その後の長期的な目標を教えてください。

青木氏:外国人のおもてなしなら「モテナス日本」、あるいはクレソンだと言われるようになりたいです。  
 
というのも、日本では富裕層をターゲットにしたビジネスは少なく、それを価値のあるものとして届けられる人も少ないんですね。
 
さらに今の日本はデフレ社会で何でも安く販売されています。例えば日本の旅館では価値のあるサービスを提供していても、価格は非常に安いんですね。しかし、いいものはいいと評価され、その対価をいただくという仕掛けづくりを徹底しなければならないと感じています。  


–ありがとうございます。では最後に、読者に向けたメッセージをお願いします。

青木氏:もしもクレソンの取り組みや想いに共鳴してくださる方がいれば、意見交換をして、お互いwin-winに発展できるような仕掛けを一緒に作りたいです。ご連絡をお待ちしております。

執筆=山田
校正=笠原

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