KAKUCHO株式会社

井倉 北斗

5G時代の商品アピールはスマホの「webAR」で

アプリ、マーカー不要のメリット。写真からARを生成
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今回のインタビューは、ソフトやアプリをインストールしなくてもAR(拡張現実)の使用が可能な「webAR」を展開するKAKUCHO株式会社の井倉氏にお話を伺います。来たる5G時代の核となる「webAR」の特徴について語っていただきました。

KAKUCHO株式会社 取締役COO 井倉北斗氏のONLY STORY

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【経歴】

1991年、福岡県田川郡で生まれ、2013年、福岡大学法学部経営法学科を卒業。アイリスオーヤマに新卒で入社し、ブラック企業に転職後、ゴリゴリの営業マンとして働く傍ら、Vineで人気インフルエンサーとなり、上京してインフルエンサープロダクションGROVEの立ち上げに参画。その後、LAUGH TECH(現スマートメディア)の動画事業責任者に就任し、ARで世の中を拡張する、というビジョンを掲げるKAKUCHO株式会社の取締役COOとしてジョイン。

世界で一番簡単なARサービス

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–KAKUCHO株式会社のサービス内容をお聞かせください。

井倉氏:弊社は特別なソフトやアプリをインストールしなくても、Web上でAR(拡張現実)を使うことのできる「webAR」というサービスを提供しています。

ARとは現実の空間情報にデジタルデータを映し出す技術のことですが、これまではスマホでARを利用するためにはアプリ開発が必須であり、アプリをダウンロードしてもらうための広告費を含めると膨大な費用が発生していました。

これをChromeやSafariといった、webブラウザのみでARを利用できるのがwebARであり、世界でもっとも簡単なARサービスとなっています。

また、3Dなどを持っていなくても、写真からAR化する技術を持っているので、3Dを持っていないような中小企業様でも気軽にご活用頂けます。

–サービスの強みはどういったところにあるのでしょうか。

井倉氏:webサイトにアクセスするだけでARが使えることは、業界においてかなり革命的で、ARを提供する企業側にとっては、低コストでのAR導入を可能にしています。

また、ユーザーにとってもアプリをダウンロードする手間が省け、特別な知識がなくてもワンタップで簡単に使えるため、企業とユーザーの双方にメリットがあることが強みですね。

–どういう商材や企業がターゲットになるのでしょう。

井倉氏:「webAR」の利点が最大に発揮されるのは、大きさの見当がつきにくい商品を扱うときです。たとえば、テントやキッチン、インテリア、自動車など、実寸サイズが伝えづらい商品をARで実寸大で確認することができます。

現在の提携先はそうした商材を扱う会社が多く、サイトの滞在率が2倍になったり、100万円単位の商材が、ARでの接客でその場で売れたという事例も出ています。

–実際の導入事例を教えてください。

井倉氏:2019年の11月に公開されたばかりの事例ですが、国内の自動車メーカーの新車発表の際に、webARを採用頂きました。発表後にクライアントさんにお話を伺ったのですが、クライアントの社内でもかなり好評価を頂いておりまして、その他の車種でも検討頂いてます。

全国のそれぞれ販売店には、全カラーの実車が置いてあるわけではないので、お客様にカタログで案内する代わりに、webARで実寸大の車を見せる、というオペレーションでご活用頂いております。店舗スペースなどの物理的な障壁がないwebARの最大の特徴が非常に良く活きている好事例となっております。


新しいテクノロジーが世の中を変える


–起業に至る経緯を伺います。

井倉氏:大学卒業後、会社員として生活していた頃に、「Vine」という動画共有アプリでインフルエンサーとして活動しておりました。それをきっかけにSNSや広告の業界の仕組み、テクノロジーに興味を持ち、本を読み漁って知識をつけていきました。

その後、弊社現CEOの竹本泰輔との出会いがあり、「ARで起業する」という話を聞いて、こんなチャンス中々こないと思い、思い切って飛び込んでみました。

–どんな思いが決断の背中を押したのでしょうか。

井倉氏:インフルエンサーの頃はいわゆるブラック企業に勤めており、強引な飛び込みやテレアポなどの迷惑行為に近い営業で給料をもらうことに精神的に参った時期がありました。

そのときに「本質的にユーザーの役には立っていないような仕事はしたくない」と思い、「本当に良いものを提供することで利益を得るにはどうしたらいいか」を考えたんです。その答えが、これまで世の中を変え続けてきたテクノロジー分野での起業でした。

また、当時から、2020年に日本での導入が予定されている次世代ネットワーク「5G」が話題になっており、ARも関わる領域のため、未開拓の分野なら自分たちにも十分チャンスがあるだろうと考えました。

5G時代のAR開発を一手に担う存在に


–今後の展望をお聞かせください。

井倉氏:インターネットのコンテンツはテキストから写真、そして動画へと変遷していますが、来たる5G時代の核になるのはARだと確信しています。その効果は写真や動画をはるかに上回るもので、いずれは全てのwebサイトでARを利用することが当たり前になると考えています。

そのときに、弊社がAR開発を一手に担う存在になっていたいですね。

–では、当面の戦略はいかがでしょう。

井倉氏:ARの魅力を活かせる商材は無数にありますが、中でも家電やインテリア、自動車などの大型商品は優先的に提案に行っています。まだまだARはエンタメ分野での認知度が高いに留まっているので、もっと実用面での良さを知ってもらう為に、活用の実績、事例をしっかりと数字に落とし込んでアピールしていきたいです。

また、アパレルの商材とは特に相性が良いと言われているので、先々はアパレル商材や、EC事業者との連携も積極的に行っていきたいと考えています。

–ありがとうございます。最後に、読者へのメッセージをお願いします。

井倉氏:弊社は創業以来、一貫してAR分野での開発・制作で事業運営をしてきたため、ARに関しては抜きん出た技術、ノウハウを持っており、ARに関する相談であれば全てに対応できるはずです。特にwebARに導入費用も思われるほど高額ではなく、大小問わず、幅広い企業様に導入頂いております。

5Gの新時代に向けて、新しい価値を提供したいと考えている企業のみなさま、学生のみなさん、ぜひご連絡頂けると嬉しいです。

執筆=増田
校正=米山

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