株式会社佐蔵ファクトリー

佐々木龍児

傾聴力・察知力で要望に応えるデザインを創り出す

埼玉県川越市を中心に、販促物をワンストップで制作
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今回のインタビューは、埼玉県川越市を中心に販促物のデザインを手掛ける株式会社佐蔵ファクトリー代表取締役の佐々木氏にお話を伺います。起業のきっかけや人と意思疎通する上で大切なことについて語っていただきました。

株式会社佐蔵ファクトリー 社長 佐々木 龍児氏のONLY STORY


【経歴】

1976年、埼玉県入間郡毛呂山町出身。高校1年よりバンド活動を開始し、卒業後はプロを目指して本格的に活動。インディーズ事務所に所属し、東名阪ツアー等を実施。25歳の頃、プロを目指したバンド活動を引退し当時アルバイトしていたマージャン屋オーナーに直談判し、麻雀店を譲り受ける。順調な雀荘経営の最中、お客さんであった地元不動産会社の社長にスカウトされ、麻雀店をオーナーに返上し就職。フランチャイズ漫画喫茶の店長に就任し初年度で過去最高売上を記録。

その後同会社経営の居酒屋にマネージャーとして移動。集客と現場育成に10年以上従事。集客業務としてチラシやホームページを自分で作成し成果実績を積み上げる中、知人友人から制作の依頼が入り始め、社長了承のもと副業として制作業務を開始。その後も制作の依頼が増え続け、2015年に退職しRsFACTORY(アールズファクトリー)という屋号で個人事業主に転身。

デザイン制作現場ではなく、店舗運営の現場出身という強みを生かし、現場目線・クライアント目線での広告物制作に定評を集めながら業績を伸ばし、2019年1月18日(平成最後の誕生日)に株式会社佐蔵ファクトリーへと法人成りし、現在もホームページやチラシ・パンフレット等のディレクションからデザイン制作までを手掛けている。

地元への理解と傾聴・察知力が生むデザイン


–株式会社佐蔵ファクトリーの事業内容をお聞かせください。

佐々木氏:弊社は埼玉県川越市を中心に、ホームページやチラシ、パンフレットなど、販促物の制作をしている会社です。
チラシの依頼で来た方からホームページの相談をされることも多く、基本的には何でも屋としてお客様のご要望にあった販促物を制作しています。内容によってはチラシよりもホームページの方が効果が出る場合もありますので、そう判断した際にはこちらから変更を提案することもあります。
また、印刷物の制作とWebのコーディングは一見すると違うことのように思えますが、コンセプトやデザインで重なる部分があるんですね。そのため、一緒に依頼いただいた方が統一感を出すことができ、ブランディングとしても良い販促物を作ることができます。

–御社の強みはどういうところにありますか。

佐々木氏:地元・埼玉の地域に精通していることですね。私は営業活動を全くしないので、基本的には友人や知り合い、お客様からの紹介が多く、地場のお客様を中心に事業が成り立っています。
地域の特徴に目を向けると、エリアごとの客層や目立つ広告の系統、空いている看板の場所等が分かるので、お客様へ一歩踏み込んだ提案ができるようになります。
もう一つは、20年以上の接客業を経て身につけてきたコミュニケーション能力に定評を戴いています。
制作現場にしか従事されていないウェブデザイナーやシステムエンジニアの方々に比べるとクライアントとの意思疎通には自信があります。
また、大きな制作会社にありがちな
「営業」→「ディレクター」→「デザイナー」→「プログラマー」→「お客様サポート窓口」といった具合に、些細な要望で窓口をたらい回しにされる様な事はなく、弊社の場合はディレクターがデザイン及びコーディングまで行い、納品後のサポートも人が変わることがないところにも大変ご好評を戴いております。

–事業を進めるにあたって、大切にしていることをお聞かせください。

佐々木氏:私たちのサービスで「いかにお客様の役に立てるか」ということを常に考えていますね。そのために必要なのは、相手が何を求めているのかを理解するための傾聴力と察知力です。
コミュニケーションとは、単に言葉のやり取りを指すだけでなく、その人の表情やバックボーン、服装や持ち物等からクライアントの趣味嗜好・想いや感情を汲み取ることだと思うんですね。
これができれば、「かっこいいデザインで…」「かわいい感じに…」といった感覚的で取り留めのない様なご要望にもしっかりとクライアント目線で対応する事が可能です。

飲食からデザインの世界へ、副業を経て独立


–起業に至った経緯をお聞かせください。

佐々木氏:居酒屋でマネージャーをしていた頃は広告代理店や印刷会社にチラシ制作を依頼していましたが、こちらの要望がうまく伝わらず、自分でデータを直したほうが早いと思ってデザインデータを触ったのがきっかけです。
その後、ネット印刷が出てきたことで印刷会社を通さなくてもチラシ制作ができるようになり、知人から制作の依頼が来るようになりました。
幸いなことに、当時の会社の社長が副業を認めてくれたので、まずは副業として制作を始め、売上が順調に伸びたところで独立しました。

–飲食業からデザイナーへの転職は経歴として珍しいですよね。

佐々木氏:新しいことを始めたり、新しい環境に飛び込むことが好きな性格なんです。それに、誰かがやっていることなら自分にもできるはずだと思うんですよ。
ただし、自分が好きなことだというのが大前提です。私は居酒屋時代からいいなと思った他店のパンフレットを収集したり、都心の居酒屋でもないのに不釣り合いなデザインの名刺を作ってみたりもしました。そういった経験が今に繋がっていると思いますね。

誰もが自分で仕事をしたくなる社会へ


–今後の展望をお聞かせください。

佐々木氏:私は仕事が増えても会社を大きくする気はありません。多くの人が「自分で仕事を創り出して、自分の能力で稼げる社会」になれば、もっといろんなものが発展すると考えているので、「雇うこと」も「雇われる」ことも嫌いなんです。
もちろん、仕事が増えることは歓迎すべきことなので、人を雇うのではなく仕事を回す形で、フリーランスを応援していきたいです。

–社会にとって、どんな企業でありたいと考えていますか。

佐々木氏:上記のような社会の在り方が多くの人に浸透し、若い人たちが「自分で仕事してみよう」と思えるきっかけを与えられる企業でありたいですね。
そのためにも、まずは私自身が仕事を楽しみながら、しっかりと成功することが大切だと思っています。

–ありがとうございます。最後に読者へのメッセージをお願いします。

佐々木氏:販促活動やデザインでお困りの方はもちろん、デザインに興味があり、フリーランスや独立を目指している方もぜひ弊社にご相談ください。

執筆=増田
校正=米山

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