株式会社パーツワン
長倉 達也
POSTED | 2018.06.28 Thu |
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TAGS | 従業員数:11〜30人 業種:卸売業・小売業 創立:15年以上 決裁者の年齢:50代 商材:BtoB |
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業界にない価値観から自動車部品業界を変革していく!
自動車パーツ企業から“MOTTAINAI”を世界へTopics
株式会社パーツワン 社長 長倉 達也氏のONLY STORY
常識を打ち破るための独自の採用方針とは?
いきなりですが、周りの人から「変わってるね」と言われたことはありますか?
持論になりますが、学生の時から意識を高く持ち、意見を持っている人は得てして疎外感や周りとのギャップを感じがちです。そして、インターンやバイト先など学校以外のコミュニティーに自分の居場所を見つける人も多いのではないでしょうか。
そういった学生時代に“異端児扱い”されていた人にこそ、ぜひ力を発揮してほしいのが当社パーツワンです。
株式会社パーツワンは、自動車部品を扱う会社。当然ですが、自動車業界には自動車に興味のある人が応募をするイメージですよね。まして、当社は自動車部品を扱う会社なので、自動車の専門的な知識を持つ人だけがいる会社と思う人も多いだろうと思います。
ですが、当社のインターン生や新入社員には業界経験者は一人もいません。業界内転職者も採用していません。このような独自の採用方針になった理由は、当社がこの業界の常識を打ち破ろうとしている会社だからです。
逆転の発想から導入に至ったCRMシステム
今の自動車部品市場の現状をご存知でしょうか。
日本国内では年間およそ500万台の自動車が売却されています。その裏では、500万台が不要になっており、中古車市場として150万台は輸出、350万台はスクラップされています。
スクラップにされた車は廃棄される部品もありますが、レアメタルなどの高価な鉱石を含んでいたり、まだ使える部品は工場に保管されています。
では、その保管されたパーツはどうなっているのでしょうか。しっかりと再利用されているものは少なく、実はドラマでよく見るような廃工場のシーンの錆びたパーツのようになって眠っていることがほとんどです。
すぐに再利用される環境があれば使いどころがあったパーツも、経年劣化によって使えなくなったり保管しきれなくなって廃棄してしまったりするのは本当に勿体ない。
こんな現象が起きてしまうのは、今の市場では売り手と買い手のバランスが全く取れていないからです。
この需給ギャップを埋めることが出来るのが、株式会社パーツワンのCRMシステムです。このシステムは当時インターン生と私で作り上げたものです。(CRMとは顧客リレーションマネジメントのこと)
当社の場合は、顧客の特徴、傾向をこのシステムを通じて、部品ニーズのある顧客情報に落とし込みます。ネットでいうと、SEOのようなペルソナ的要素をこの業界に持ち込もうという逆転の発想が源流にあります。
こういった発想は、外部の人がいなければ出てこなかったものだと思います。
勿体ない文化からサーキュラーエコノミーの実現へ
株式会社パーツワンの最終的な目標は、自動車部品の莫大な損失をなくし、日本特有の勿体ない文化を海外に発信していくこと。
私は、今後日本の中心にくる産業は文化そのものになってくると思います。海外でも有名な和食、アニメ、可愛いモノなどはまさに日本文化を輸出していますよね。
今、我々が力を入れている自動車部品の無駄を無くしていく考え方は、全ての無駄に通じる考え方だと思っています。“勿体ない”を生産力に繋げてきた日本企業だからこそ海外にも“MOTTAINAI”文化を広げられると考えています。
海外でも「サーキュラーエコノミー」という概念が提唱されていて、“MOTTAINAI文化”を発信することは今の時代にマッチしていると思うのです。
最後になりますが、これまで私たちがしてきたように、今までの自動車部品業界からでは考えられなかった事を一緒に起こしていく気概のある人のご応募お待ちしております!
編集:西山・勝野