コウノウォーター株式会社
東條 浩一
POSTED | 2016.03.18 Fri |
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TAGS | 従業員数:51〜100人 業種:卸売業・小売業 創立:15年以上 決裁者の年齢:その他 商材:BtoC |
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自社オリジナル天然水の製造から販売までお任せを!
震災時にもお客様に支持された、水づくりのプロフェッショナルTopics
コウノウォーター株式会社 社長 東條 浩一氏のONLY STORY
コウノウォーター株式会社
~代表取締役 東條 浩一(とうじょう こういち)様~
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1964年1月17日生まれ。
コウノグループ(河野商事株式会社)に1996年社内システムエンジニアとして入社。
河野商事株式会社の販売管理システム等を構築後、2011年にコウノウォーター社長に就任
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事業として真摯に取り組むのなら、納得のいく水をつくりたい。
私はコウノウォーターを含む河野商事グループに入って、今年で20年目になります。(2016年3月時点)
私が入社した当時の河野商事はプロパンガス等の販売をしていたのですが、入社してから約10年が経ったころになると、市場としても規制緩和等によって異業種の参入が進み、弊社も新しい事業を展開していかないといけない状況になりました。
そのような状況で日々新しい事業を模索する中、弊社がガスを仕入れている会社から、「ウォーターサーバーの水を代理店として販売しないか?」という話をいただきました。
最初は「ガス屋さんの我々がなぜ水を?」とも考えましたが、ガス会社であれば顧客から毎月料金をいただけますし、物流のノウハウもある。そういった点から見て、ウォーターサーバー事業は河野商事に適した事業だと気づいたのです。そうしてこれを機に、ウォーターサーバーの販売事業に着手するようになりました。
考えは的中し、1年半ほど事業を継続してみると、お客さんをどんどん獲得できるようになりました。しかしそれと同時に気づいたことがありました。
仕入れていた水が、品質的に安定していなかったのです。「だったら自分たちで納得のいく水をつくってみよう」そう発起し、立ち上がったのが「コウノウォーター」なのです。
安全安心な水を届けたい。お客様からの「ありがとう」
コウノウォーターでは、水の販売だけでなく、自社の製造工場である山中湖ファクトリーを通して、水の製造もしています。
コウノウォーターの水の特徴としては、地下253mから採取された水で、水の分子が小さく、浸透しやすいという点が挙げられます。玄武岩層でじっくりと濾過された、大自然の恵そのままの水です。
そのため飲み水としてだけでなく、例えば医療世界でも注目されていて、インスリンと同じく血糖値を低下させる効果も期待されています。
そのような特徴のあるコウノウォーターには、大きく分けて2つの独自ブランドがあります。
まずひとつが「スーパーバナジウム富士」。これは販売代理店様向けの商品ですので、代理店に販売してもらっています。山中湖から採水された水で、ミネラル成分をバランス良く含んだバナジウム天然水です。
もうひとつのブランドは「恵ウォーター」。これは日本全国に安全安心な天然水を届ける水宅配事業です。これら2つの独自ブランドを中心に、水の製造から販売までを弊社では行っているのです。
コウノウォーターの立ち上げ時、こういった水の品質については素人でした。ですが、この事業を熟知している人たちに外部から入ってもらうことで、成果を出すことができたと思っています。
そんな弊社ですが、自社の存在意義を一番強く感じたのは、2011年東北の大震災の時です。震災を通して東京の浄水場が汚染されてしまったことで、弊社にもたくさんの問い合わせがありました。
2、3ヶ月ほど夜通しの電話対応に追われていて、本当にいそがしかったのですが、その時に「コウノウォーターさんの水を飲んだら他の水は飲めないよ」と多くの方に言って頂けました。それは本当に嬉しかったですね。
その時に、弊社の事業はただお金儲けをするだけの事業でなく、社会的意義のある事業だと感じました。
事業の多角化。個人が事業を考えて提案できる会社へ!
そんな弊社の今後の展開についてですが、今後は事業の多角化を進めていこうと考えています。
弊社では今までは基本的に「水」だけで勝負してきました。ですが多様化するお客様のニーズにこたえる為、今後は事業としてもどんどん多角化していこうと考えております。
そしてそれは、既に具体的に動き始めています。例えば弊社では現在、新たな機能を持ったオリジナルサーバーの開発をはじめました。水の使用用途の多角化も進めています。具体的には弊社の水を原材料にした化粧品、保存水、水素水などの事業にも展開しています。
なので、今後は様々な形で展開していきたいと思います。そしてそのような考え方の弊社だからこそ、社員から『この事業をやってみたい』などの考えが出てきたら、それをできる限り形にしていきたいと考えています。
そうして若い世代のメンバーの意見を素直に聞き入れ、明るく楽しく、自発的に企画・提案できる環境を整えていき、その提案を実行することで多角化を進めていこうと考えております。