メール営業には、シーンごとに適切な文章があります。やみくもにメールを作成しても成果を見込めないため、どのような文章が効果的か理解しておくとよいでしょう。
そこで本記事では、BtoBのメール営業の例文を紹介していきます。後半では、営業メールを作成するコツも紹介しているため、メール営業を行う方はぜひ作成時の参考にしてください。
メール営業には、シーンごとに適切な文章があります。やみくもにメールを作成しても成果を見込めないため、どのような文章が効果的か理解しておくとよいでしょう。
そこで本記事では、BtoBのメール営業の例文を紹介していきます。後半では、営業メールを作成するコツも紹介しているため、メール営業を行う方はぜひ作成時の参考にしてください。
ここでは、BtoB営業で活用できるメールの例文を紹介していきます。
まだ取引のない企業に営業メールを送る際の例文を紹介します。なぜメールが送られてきたのか相手が判断しやすいように、「ホームページを拝見した」などメールを送信している経緯を明記しましょう。
件名:面談のお願い 株式会社○○○○部ご担当社様 突然のご連絡にて失礼いたします。私、株式会社○○の営業部○○と申します。 この度、貴社のホームページを拝見して、○○のお役に立てればと思い、ご連絡いたしました。弊社は○○の製造販売を行なっているメーカーであり、これまで100社以上で導入いただいています。 ○○のことでお困りごとはございませんか?弊社のサービスでは、ご解決までのご提案を行えます。ぜひ一度ご説明させていただけないでしょうか。直近では、以下の日時でお伺いすることが可能でございます。 ========================= 【候補日】 ○○月○○日(○曜日)○○:○○〜○○:○○ ○○月○○日(○曜日) ○○:○○〜○○:○○ ○○月○○日(○曜日) ○○:○○〜○○:○○ ========================== お手数おかけして恐れ入りますが、ご都合のよろしい日時をご連絡いただけますと幸いです。上記の日時でご都合が合わない場合は、お気軽にお問合せください。 お忙しいところ大変恐縮ですが、何卒よろしくお願いいたします。 |
取引先にセミナーの案内する際の営業メールの例文を紹介します。どのようなセミナーを開催するのか説明したら、日時や会場などの情報を箇条書きで明記します。
件名:○○日○○開催「○○(セミナー名)」のご案内 株式会社○○○○様 お世話になっております。株式会社○○の営業部○○でございます。 この度、弊社主催で「○○」というセミナーを開催する運びとなりました。先日○○にお困りであると伺いましたので、お役に立てるのではないかとご連絡を差し上げた次第です。当日は、○○の専門家をお招きして、○○についてご説明する予定です。ご興味がおありでしたら、ぜひご参加ください。 ========================= 【セミナー名】 日時:○○月○○日(○曜日) 14:00〜16:00(受付開始13:00〜) 場所:会場名 定員:30名 受講料:2,000円 支払い方法:銀行振込・クレジットカード(○○月○○日までにお支払いをお願いいたします) 主催者:株式会社○○ その他注意事項: ========================== 詳しい内容につきましては、セミナーの案内サイトでご確認いただけます。 URL:〜〜 お手数ではございますが、ご出席いただける場合は○○月○○日までにご連絡いただけますでしょうか。○○様のご参加を心よりお待ちしております。 お忙しいところ大変恐縮ですが、何卒よろしくお願いいたします。 |
自社サービスを相手に提案する際の営業メールの例文を紹介します。相手の抱える課題に対し解決案を明記することにより、提案内容が伝わりやすくなります。
件名:ECサイト運用開始時の導入実績数○○突破!「○○(サービス名)」のご紹介 株式会社○○○○部○○様 いつもお世話になっております。株式会社○○の営業部○○です。 先日は○○の件でお時間をいただき、誠にありがとうございました。この度は、先日お伺いした集客に関する課題について、弊社サービスがお役に立てないかと思い、ご連絡を差し上げました。 今回ご提案するのは、弊社サービス「○○」です。○○では、顧客情報を一元で管理できることから、ECサイトの運用開始時に課題となる集客の問題を解決できます。その他にも、○○という点も弊社サービス○○の特徴です。これまでの導入事例は、○○業界を中心に○○社を突破しています。 つきましては貴社をご訪問の上、直接ご説明させていただきたいのですが、いかがでしょうか。直近では、以下の日時でお伺いすることが可能でございます。 ========================= 【候補日】 ○○月○○日(○曜日)○○:○○〜○○:○○ ○○月○○日(○曜日)○○:○○〜○○:○○ ○○月○○日(○曜日)○○:○○〜○○:○○ ========================== ○○様のご都合に合わせてお伺いしますので、ご連絡いただければ幸いです。ご多用の折恐れ入りますが、ご検討のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。 |
既存顧客へプラン変更をすすめる際の営業メールの例文を紹介します。プランを変更した場合のベネフィットをわかりやすく伝えることが重要です。
件名:「○○(サービス名)」の新プラン開始のご案内 株式会社○○○○部○○様 いつもお世話になっております。株式会社○○の営業部○○です。 この度、いつもご利用いただいている「○○」に新プラン「○○」を導入いたしました。「一括送信できる件数を増やしたい」という要望に応えるために誕生したプランでございます。月額負担は○○円増えますが、一括送信可能件数が増える上に、コンサルを無料で受けられるようになります。 【プラン概要】 料金:月額○○円 機能:○○/○○/○○ 一括送信可能件数 ○○通 コンサルサービス 30分/月1回 ぜひご活用いただければと思い、ご案内いたしました。ぜひご検討いただけますと幸いです。 新プランをご希望される場合は、下記のURLからお申し込みください。 URL:〜〜 疑問点やご不明点がございましたら、お気軽にご相談ください。何卒よろしくお願いいたします。 |
サービスのトライアルを案内する営業メールの例文を紹介します。
件名:「○○(サービス名)」30日間無料トライアルのご案内 株式会社○○○○部○○様 いつもお世話になっております。株式会社○○の営業部○○です。 株式会社○○の○○様よりご紹介いただき、ご連絡いたしました。弊社は基幹システムの製造販売を行なっているメーカーです。 弊社サービスは○○名規模の企業を得意としており、貴社の基幹システムの課題解消に貢献できると考えております。弊社サービスを導入すると、ブラックボックス化を解消できて、作業工数を平均○○%削減することが可能です。 つきまして、「○○」の無料トライアルをご案内させていただきます。30日間無料でご利用いただき、継続を中止することも、有料版へ移行することも可能でございます。 お申し込み期限は○○月○○日までです。ご多用のところ恐れ入りますが、ぜひご検討のほど、よろしくお願いいたします。 |
商談のリマインドメールの例文を紹介していきます。日時の確認が目的であるため、本文を必要以上に長くせずに、商談を設定してもらったことに対する感謝を伝えましょう。
件名:【株式会社○○の○○です】明日の打ち合わせのご確認 株式会社○○○○様 お世話になっております。株式会社○○の営業部○○です。 この度は貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございます。明日の打ち合わせの確認で、ご連絡を差し上げました。 ========================= 【日時】 ○○月○○日(○曜日) ○○:○○〜 【場所】会場名 ========================== 当日お会いできること、楽しみにしております。何卒、よろしくお願いいたします。 |
成約へのお礼を伝える営業メールの例文を紹介していきます。メールを送る目的はお礼を伝えることであるため、冒頭で感謝の意を述べましょう。
件名:ご契約のお礼 株式会社○○○○様 お世話になっております。株式会社○○の営業部○○です。 本日はご多忙の中、弊社サービスをご紹介する機会をいただき、誠にありがとうございます。また、○○をご契約いただきましたこと、心より感謝申し上げます。 貴社の課題を解決し、事業に貢献できますように取り組ませていただきます。引き続き、よろしくお願いいたします。 導入につきましては、○○月○○日以降進めていければと考えております。お手すきの際に、導入希望日についてご連絡いただければ幸いです。 【導入希望日】 第1希望:○○月○○日○○:○○〜 第2希望:○○月○○日○○:○○〜 第3希望:○○月○○日○○:○○〜 疑問点やご不明点がございましたら、お気軽にお問合せください。引き続き、何卒よろしくお願いいたします。 |
営業でメールを活用するメリットは、効率よく営業活動を行える点です。1社ごとに訪問してアプローチする必要がなく、アプローチにかける時間や手間を大幅に削減できます。また、移動時間がかからないため、1日にアプローチできる顧客数は訪問営業より格段に多いです。
営業内容をログとして残しておける点も魅力です。営業内容が文章として残るため、営業活動を分析してPDCAを回せます。また、「言った、言わない」というような認識の齟齬によるトラブルの回避にも役立ちます。
営業メールを作成するコツを紹介していきます。
件名が空白であったり、興味を引く内容でなかったりすると、メールを開封してもらえない可能性が高くなります。相手は日々数多くのメールを受け取っており、届いたメールをすべて開封しているとは限りません。
そのため、営業メールでは、つい開封したくなる件名をつけることが重要となります。相手にとってベネフィットがあることが伝わるように、件名をつけましょう。例えば「株式会社○○からのお知らせ」よりも「○○が○○%向上する○○のご案内」の方が興味を引きます。
なお、件名が長すぎると、途中で見切れてしまいます。16字程度でおさまるよう、文字数にも注意しましょう。
相手の営業時間や忙しくない時間帯にメールを送信しましょう。相手の忙しい時間帯にメールを送ると、確認を後回しにされ、他のメールに埋もれてしまう可能性があるからです。
相手によって読みやすい時間帯は異なります。BtoBの場合は、休前日や休み明けは業務が忙しいため、避ける必要があります。また、夕方も終了時間に向けて忙しくなるため、12〜15時に送ることがおすすめです。一方、BtoCの場合は、退勤してから就寝するまでの19〜23時に送ることが向いています。
相手が次に取るべき行動である「ネクストアクション」を記載しておくことも、営業メールにおいて重要なことです。ネクストアクションが明記されていない場合、メールの内容に興味があっても、相手は何をすればよいかわからずに商談につながらない場合があります。
そのため、「ご興味がある方は、本メールにご返信ください」「下記URLのフォームからお申し込みください」といったように、ネクストアクションを記載しましょう。締切や案内の有効期限を設けると効果的です。
ただし、複数記載している場合は、かえって何をすべきかわからなくなる場合があるため、できるだけ1つに絞ることが適切です。
KPI(Key Performance Indicator)とは、企業目標を達成するために必要なプロセスが、適切に実施されているのか確認するために設定する指標です。メール営業でKPIを設定しない場合、効果測定を行えないため、非効率な営業活動を続けてしまいます。
メール営業では、以下のKPIを設定することが多いです。
メール営業では到達数や開封数、クリック数以外に、配信数もKPIとして設定されます。配信数が多ければよいというわけではないものの、一定の成果を上げるためには、ある程度の配信数が必要となります。そのため、メール営業を行う場合は配信数もKPIとして設計するとよいでしょう。
営業メールでは、相手にとって有益な情報を明記することが重要です。相手には日々数多くのメールが届くため、送ったからといって必ず読んでもらえるとは限りません。ベネフィットがないと判断された際には読むのを中断されたり、流し読みされたりしてしまい、成果にはつながりにくくなります。そのため、営業メールは冒頭でベネフィットを簡潔に伝えましょう。
営業メールを作成する際の注意点を3つ、紹介します。
営業メールに資料を添付する場合、容量の大きなファイルは圧縮しましょう。容量の大きなファイルを添付すると、相手がファイルを開けなかったり、送信に時間がかかったりします。相手に迷惑をかけてしまう可能性もあるため、軽量化する配慮が必要です。3MBを超えるものは、ZIPファイルなどに圧縮してから添付しましょう。
「メール営業のゴールは、送信ではなく、アポイントの獲得や成約です。メール営業の成功には件名や文章を適切に作成することが重要であるものの、多くの時間をかけたからといって必ず成果につながるとは限りません。
メールの作成に時間をかけ過ぎてしまうと、他の業務にかけられる時間が減ってしまいます。テンプレートやメール配信ツールを活用して、効率よく作成することが重要です。
営業メールに返信があった際には、できるだけ迅速に対応しましょう。長い間返信せずに放置してしまうと、その間に相手が興味を失ったり、自社に対する印象が悪くなったりするからです。迅速に返信できない場合は、相手に理由を伝えて、放置する状態が続かないようにしましょう。
営業メールは、シーンごとに内容を使い分ける必要があります。ベネフィットが提示されていなかったり、読みにくかったりすると、最後まで読んでもらえないため、いい加減にメールを作成してはいけません。
本記事ではBtoBとBtoCに分けて、営業メールの例文を紹介しました。必要に応じて内容を調整して、作成時の参考にしてください。ただし、読んでもらうためには開封してもらう必要があるため、読みたくなるような件名をつけることも重要です。文字数や内容に注意して、件名をつけましょう。
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