最終更新日: 2026.10.28
展示会のお礼メール例文8選|一斉送信と個別の書き分け方と送る時期

監修:平野 哲也(株式会社オンリーストーリー 代表取締役)

展示会で集めた名刺にお礼メールを送っても、ほとんど返信が来ずに終わっていないでしょうか。

この記事では、一斉送信と個別送信の線引き、送る時期、場面別の例文、商談につながる一文の作り方までを解説します。

この記事の要約

  • 展示会のお礼メールは、会期の翌営業日までに届くと開封率が大きく変わります。
  • 全員に同じ文面を送るのではなく、ブースでの会話の深さで三段階に分けるのが基本です。
  • お礼だけで終えず、相手が次に何をすればよいかを一行だけ示すと返信が生まれます。

展示会のお礼メールが読まれない理由

名刺の数を集めても、返信につながらないのには理由があります。

三つに整理します。

届くのが遅い

会期が終わると、来場者は次々と別の案内を受け取ります。

翌営業日までに届くかどうかで、開封率は大きく変わります。

一週間後に送ると、どのブースだったか思い出してもらえません。

会期中に当日分を送る運用にすると、間に合います。

誰にでも当てはまる文面になっている

一斉送信の文面は、どうしても抽象的になります。

ブースで話した内容を一行でも入れると、記憶が戻ります。

名刺に走り書きしたメモが、この一行の材料になります。

メモが無い相手には、無理に個別の内容を書きません。

次に何をすればよいか書かれていない

お礼だけのメールは、読まれても行動が生まれません。

資料を見るのか、日程を返すのかを一つだけ示すと反応が出ます。

選択肢を二つ以上出すと、どちらも選ばれません。

相手の負担が軽い行動から提案します。

名刺を三段階に分ける

すべての相手に同じ対応をすると、手間が成果に結びつきません。

分け方の基準を示します。

具体的な相談があった相手

課題や時期の話まで進んだ相手は、最優先で個別に送ります。

会話に出た課題をそのまま件名に入れると、開封されます。

その日のうちに、担当者の名前で送ります。

日程の打診まで一通に入れて構いません。

説明を聞いて興味を示した相手

デモや説明を受けたが、具体的な話には至らなかった層です。

個別の文面にするが、日程の打診はせず資料を案内するにとどめます。

二週間後に、改めて連絡する前提で書きます。

この層をどう扱うかで、翌月の商談数が変わります。

名刺交換だけの相手

通りがかりに名刺を置いていった相手です。

一斉送信で、会社としての挨拶と資料の案内だけ送る形にします。

個別に追わず、定期的な案内の対象にします。

配信を止める方法を必ず書き添えます。

分け方を会期中に決めてしまう

会期が終わってから名刺を仕分けると、記憶が薄れて判断がつきません。

ブースを離れた直後に、名刺へ三段階の印を付ける運用にすると迷いが消えます。

印は丸と三角とバツのような簡単な記号で足ります。

複数人で出展する場合は、記号の意味を事前にそろえておきます。

同行者がいた相手を見落とさない

上司と部下で来場し、名刺を一人分しか置いていかない場合があります。

会話した人数と役職を名刺の裏に書き留めると、後から宛先を補えます。

決める立場の人が同行していたなら、優先度を一段上げます。

本文の宛名に同席者の名前を添えると、社内で共有されやすくなります。

場面別の展示会お礼メール例文

相手の段階ごとに例文を示します。

四つの場面を見ていきます。

具体的な相談があった相手への例文

会話の内容を復元できる形で書きます。

相手が話していた課題の言葉をそのまま使うと、別人への誤送信にも見えません。

日程は三つ出します。

所要時間も添えます。

件名:昨日は拠点ごとの入力のばらつきについてありがとうございました

〇〇株式会社

田中様

昨日は、ビジネスEXPOの弊社ブースにお立ち寄りいただきありがとうございました。

株式会社△△の佐藤でございます。

拠点ごとに入力の粒度がそろわず、集計のたびに手戻りが出ているとのお話が印象に残っております。

同じ課題から導入いただいた事例の資料を添付いたしました。

よろしければ、三十分ほどお時間を頂戴して、貴社の運用に合わせた形をご相談できればと存じます。

十一月十日(月)15時から

十一月十一日(火)10時から

十一月十三日(木)終日

ご都合のよい枠をお知らせくださいませ。

説明を聞いた相手への例文

売り込まず、資料だけを渡します。

次の連絡時期を自分から予告すると、唐突な架電になりません。

日程は打診しません。

短くまとめます。

件名:ビジネスEXPOのご来場の御礼(株式会社△△)

〇〇株式会社

鈴木様

先日は弊社ブースにお越しいただき、誠にありがとうございました。

株式会社△△の佐藤と申します。

ご説明いたしました商談管理の画面につきまして、機能の一覧と料金をまとめた資料を添付いたします。

社内でご検討される際に、そのままお使いいただける体裁にしております。

十一月下旬にあらためてご状況を伺えればと存じますので、その際はよろしくお願い申し上げます。

ご不明な点がございましたら、いつでもお申し付けください。

名刺交換だけの相手への一斉送信例文

会社としての挨拶にとどめます。

個人名を宛名に使わず、各位とすると、誤記が起きません。

内容は資料の案内だけにします。

配信停止の案内を入れます。

件名:ビジネスEXPOご来場の御礼と資料のご案内

各位

このたびはビジネスEXPO2026にご来場いただき、誠にありがとうございました。

株式会社△△でございます。

会場でご紹介いたしました商談管理ツールにつきまして、概要資料をご用意しております。

下記より、ご登録なしでご覧いただけます。

資料 https://example.co.jp/document

今後の展示会やセミナーのご案内をご不要の場合は、本メールにその旨ご返信くださいませ。

引き続きよろしくお願い申し上げます。

出展側として招待に応じてもらった相手への例文

取引先を自社ブースへ招いた場合の文面です。

来場いただいた時間への配慮を先に書くと、営業色が薄まります。

商談の話は後半に回します。

別件の進捗があれば、あわせて触れます。

件名:ご多用のところご来場いただきありがとうございました

〇〇株式会社

山田様

平素より大変お世話になっております。

株式会社△△の佐藤です。

会期中のご多用な時間を割いて弊社ブースへお越しいただき、心より御礼申し上げます。

新しく展示しておりました分析の画面について、現場の方から見たご意見をいただけたことも大変ありがたく存じました。

別途進めております保守の更新につきましては、今週中に書面をお送りいたします。

今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

一斉送信で気をつけること

人数が多いほど、事故の影響も大きくなります。

三点を確認します。

宛先の扱いを間違えない

宛先を並べて送ると、他社に取引先の一覧が見えます。

配信の仕組みを使うか、一件ずつ送る形にするのが前提です。

手作業で送る場合は、宛先欄を毎回空にしてから入力します。

テスト送信を自分宛に行ってから配信します。

展示会の名称と日付を入れる

複数の展示会に出ている相手には、どれのことか分かりません。

展示会名と会期を本文の冒頭に書くと、記憶が戻ります。

ブースの番号まで書くと、さらに特定しやすくなります。

社名だけでは思い出してもらえません。

受け取りたくない人への配慮を書く

名刺交換は、案内の承諾とは別です。

配信を止める方法を本文の末尾に書くと、苦情になりません。

返信で止められる形にすると、手間が最小になります。

止めた相手は、確実に名簿から外します。

件名の長さを三十字前後に収める

受信箱では、件名の後半が切れて表示されます。

展示会名と用件を前半に置き、社名は末尾に回すと要点が残ります。

記号を多く使うと、迷惑メールとして扱われやすくなります。

全角と半角が混ざらないよう、表記をそろえます。

添付ではなくリンクで資料を渡す

重い添付は、受信側の制限で届かないことがあります。

資料は閲覧用のリンクにして、登録を求めない形にすると開かれます。

リンク先は、スマートフォンでも読める体裁にします。

誰が開いたかを記録できる仕組みがあれば、次の連絡の判断材料になります。

送る時期と二通目の設計

一通で終わらせると、大半が反応のないまま流れます。

時期の組み立て方を示します。

一通目は翌営業日までに

会期中の記憶が残っているうちに届けます。

最終日の夜までに下書きを完成させておくと、翌朝に出せます。

名刺のデータ化が間に合わない場合は、相談があった相手だけ先に送ります。

残りは三営業日以内に送ります。

二通目は二週間後に用件を変えて

同じ内容を再送しても、開かれません。

二通目は事例や調査など、別の情報を持って送ると口実になります。

一通目で反応がなかった理由は分かりません。

三通送って反応がなければ、定期の案内に切り替えます。

架電は二通目のあとに

いきなり電話をかけると、警戒されます。

二通送ったあとで、内容に触れながら架電すると会話が成立します。

電話では、資料の感想を尋ねる形から入ります。

つながらない相手を追い続けないことも必要です。

展示会の成果を商談に変える

名刺の枚数ではなく、会った相手の立場が成果を決めます。

三つの観点で見直します。

決める人が来ていたかを確かめる

展示会には、情報収集の担当者が多く来場します。

名刺の役職を集計し、決裁に関わる層の比率を出すと、出展の評価が変わります。

枚数が多くても、担当者ばかりでは商談になりません。

次回の出展判断は、この比率で決めます。

ブースでの会話を記録する仕組みを作る

記憶に頼ると、翌日には半分が消えます。

名刺の裏に課題と時期だけを書き留める運用にそろえます。

会期後にまとめて入力すると、必ず抜けます。

書く項目を二つに絞ると、現場でも続きます。

決裁者と直接つながる場を併用する

オンリーストーリーが運営する決裁者マッチングは、審査を通過した企業の決裁者同士が直接つながれる仕組みです。

展示会のように、誰が来るかを選べない前提とは逆の進め方ができます。

出展費用と比べて、商談あたりの費用を見直す材料になります。

一方で、単価の低い商材や、担当者の判断で決まる商材では効果が出にくい傾向があります。

送ったあとに社内でやること

お礼を出して終わりにすると、翌月には誰も覚えていません。

会期後の数日でやることを決めておきます。

返信の有無を名簿に戻す

返信が来た相手と来ない相手を分けないと、二通目の設計ができません。

返信の有無と内容の要点を、名刺の記録と同じ場所に残すと次が組めます。

担当者が複数いる場合は、誰が送ったかも記録します。

返信が来た相手は、その日のうちに次の担当へ引き継ぎます。

出展の費用と商談数を突き合わせる

枚数ではなく、商談につながった件数で評価します。

出展費用を、生まれた商談の数で割った金額を出すと、次回の判断材料になります。

一回の展示会で結論を出さず、二回分を並べて比べます。

同じ費用を別の手段に充てた場合と比較します。

反応がなかった層を別の導線に移す

三通送って反応がない相手を、営業が追い続けるのは非効率です。

定期的な案内の対象に移し、担当者の時間を空けると全体の成果が上がります。

移したあとも、問い合わせがあればすぐ戻します。

名簿から外す基準も、あわせて決めておきます。

まとめ

展示会のお礼は、会期の翌営業日までに届けられるかどうかで開封率が大きく変わります。

名刺は、具体的な相談があった相手、説明を聞いた相手、交換だけの相手の三段階に分けてください。

相談があった相手には、会話に出た課題の言葉をそのまま件名に入れて個別に送ります。

説明を聞いた相手には日程を打診せず、資料の案内と次の連絡時期の予告にとどめます。

一斉送信では、展示会名と会期を冒頭に書き、配信を止める方法を末尾に添えます。

二通目は二週間後に、事例など別の情報を持って送ると口実になります。

そのうえで名刺の枚数のわりに商談が増えないなら、来場者の役職の比率を数えてみてください。


よくある質問

Q. 展示会のお礼メールはいつ送りますか

A. 会期の翌営業日までに届くように送ります。

文面は最終日の夜までに用意しておくと、朝一番に配信できます。

名刺のデータ化が間に合わない場合は、相談のあった相手だけ先に送ってください。

Q. 全員に同じ文面を送ってもよいですか

A. 会話の深さで三段階に分けるのが基本です。

具体的な相談があった相手には個別に、名刺交換だけの相手には一斉送信で構いません。

説明を聞いた相手は個別の文面にしつつ、日程の打診は控えてください。

Q. 一斉送信で注意することは何ですか

A. 宛先が他社に見えない形で送ることが前提になります。

配信の仕組みを使うか、一件ずつ送る形にしてください。

展示会名と会期を冒頭に書き、配信を止める方法を末尾に添えます。

Q. 返信が来ないときはどうしますか

A. 二週間後に、事例や調査など別の情報を持って二通目を送ります。

同じ内容を再送しても開かれません。

三通送って反応がなければ、定期の案内に切り替えてください。

この記事の監修者

平野哲也

平野 哲也(ひらの てつや)

株式会社オンリーストーリー 代表取締役

BtoB営業と決裁者マッチングの領域に12年間携わり、決裁者同士をつなぐマッチングサービスを運営。

累計26億円の資金調達を実施し、「ベストベンチャー100」にも選出されている。

「つよいい会社をつくる」を掲げ、経営の中でのしくじりや営業の現場で得た知見を発信中。

ENICXO
メッセージアイコン オンリーストーリー代表 平野からのメッセージ
オンリーストーリーでは、これまで10年以上にわたり、
BtoB営業における「集客の課題」と真剣に向き合ってきました。

経営者同士が信頼でつながるマッチングプラットフォームや、
想いを届ける手書きの手紙など、独自の形で支援を続けています。

そして最近では、経営者同士を直接つなぐ「顧問&コミュニティサービス」も新たにスタートしました。

私たちが大切にしているのは、単なるマッチングツールの提供ではなく、
一社一社の課題に寄り添い、"本当に意味のある出会い"をつくることです。

もしBtoB集客でお悩みの決裁者の方がいらっしゃいましたら、
まずはお気軽に、代表の私とお話してみませんか?

▼この下から、直接日程をご予約いただけます。

お問い合わせさぁ、良質なビジネスマッチングを今すぐ体験

お電話でのお問い合わせ
03-6821-7872 (平日10:00〜19:00)
よくあるご質問