商談の進捗などをリアルタイムに把握できず、成果が伸び悩んでいる企業は多いのではないでしょうか。より精度の高い営業活動を行うには、案件管理や顧客管理をサポートするSFAツールの導入がおすすめです。

しかし、数多くあるSFAツールから最適なものを選ぶのは困難な場合もあります。そこで、本記事ではSFAツールのおすすめ15選や概要、機能、選定のポイントなどを紹介します。

SFAツール（営業支援ツール）とは？

SFA（Sales Force Automation）ツールとは、案件管理や顧客管理などを効率化するツールです。主に営業活動における商談から受注までをサポートするため、営業支援ツールとも呼ばれます。

顧客とのコンタクト状況や商談の進捗を共有できる機能のほか、受注獲得時の想定金額などを把握できる機能などがあります。それにより、顧客へのダブルブッキングの防止、正確な引継ぎ情報の入手、目標売上に対する進捗などを把握することができます。

SFAツールの機能

SFAツールは受注獲得に役立つ以下のような機能を備えます。

• 顧客の情報管理
• 案件管理
• 商談管理
• 予算実績管理
• スケジュール・プロセス管理
• 日報管理

各機能の詳細を解説します。

顧客の情報管理

顧客の名刺管理や属性情報を一元管理します。コンタクト状況などを確認することによって、アプローチできていない顧客やターゲットを把握できます。営業担当者の不在時でも一元管理された顧客情報を確認できるため、素早い対応が可能です。

また、退職の引き継ぎの際、次の担当者へスムーズに情報共有ができるなど、業務効率化にも役立ちます。

従来、顧客の名刺は、受け取ったそれぞれの営業担当者が管理していました。しかし、社内で共有されないこともあったため、顧客情報の蓄積が思うように図れず、ダブルブッキングなどのトラブルが生じることもありました。顧客情報の管理や共有が容易になれば、トラブルを防止して効率的な営業活動ができます。

案件管理

案件管理機能とは、顧客や営業担当者、売上金額などの案件情報を管理する機能です。広告やキャンペーンを実施する際など、比較検討材料として活用します。SFAツールによっては、案件シナリオ機能を備えたものもあります。案件シナリオ機能では、過去の案件情報から条件を設定し、受注までの理想的なシナリオを作成できます。

新商品の販売前などターゲットが定まっていない場合、過去の受注案件からニーズや傾向を分析するのに有効です。ツールによって機能は異なるため導入前に確認しておきましょう。

商談管理

商談の進捗情報を管理します。商談後、スマホやパソコン、タブレットなどで新しい情報を記録・更新することによって、進捗情報が容易に共有できます。顧客の購買意欲や商談の温度感などといった、営業担当者のみが認識できる感覚を数値化し、社内のノウハウを蓄積するのに有効です。

営業担当者それぞれが属人化したスキルで商談を実施していると、受注獲得までのプロセスおよびノウハウが可視化できない場合もあります。SFAツールの商談管理機能を活用すれば、商談から受注獲得に至るまでの各プロセスを可視化して自社にノウハウを蓄積できます。

予算実績管理

予算と実績を数値化して管理する機能です。事前に想定した予算と実績の間の差異を可視化します。レポート管理や売上管理、カスタマイズ機能など、情報管理を効率的に行う機能によって業務効率化が実現できます。

加えて、案件ごとの予想受注金額などを設定することによって、エクセルなどで管理していた月間売上予想金額などをリアルタイムで共有し、目標金額までの差額を容易に把握できます。

月末や期末になって売上が足りない、期末までに受注を想定していた案件の保留による予算の未達成など、不測の事態が発生することも少なくありません。予算実績管理機能によって売上や予算が明確になれば、状況に合わせての人員配置やターゲット選定などの施策が策定できます。

スケジュール・プロセス管理

スケジュール・プロセス管理機能によって、営業担当者のスケジュールやプロセスの管理、把握が効率的に行えます。スケジュールやプロセスを数値化し、課題を見つけて改善するのに有効です。

例えば、テレアポのコール数や商談アポイント獲得数、訪問数、提案商材数、受注数など営業担当者の行動、結果をすべて数値化できることにより、電話対応や提案方法などの課題を発見できます。

テレアポの数は多いが商談アポイントを獲得できていない営業担当者の場合、電話対応や提案方法に問題がある可能性もあります。その場合はスクリプトを活用して改善するなど、課題を見つけて効果的な営業方法に改善できます。

日報管理

SFAツールに保存・共有された情報を活用して、日報管理を効率的に行います。それぞれの営業担当者が過去に作成した日報や取引先の企業との接触情報など、蓄積された情報の活用によって、日報作成の効率化が可能です。

営業先企業の情報を日報にまとめる際、リンク化された企業情報などを引用することによって、ホームページやパンフレットを調べる手間が省けます。

また、スマホやパソコン、タブレットなどに対応したSFAツールであれば、日報をいつでもどこでも記入や閲覧ができるため、隙間時間を活用して日報作成ができます。

SFAやCRM、MAの違い

SFAやCRM（Customer Relationship Management）、MA（Marketing Automation）は混同しやすいツールですが、それぞれ異なるプロセスに対して異なる機能、目的を持ちます。各ツールの違いは以下の表で確認してください。

【SFA・CRM・MAツールの違い】

	プロセス	機能	概要・目的
SFA	商談〜受注	・案件・商談情報管理 ・予算実績管理 ・スケジュール・プロセス管理 ・日報管理など	・営業活動の支援 ・受注
CRM	受注〜リピート	・顧客管理 ・顧客分析 ・営業進捗管理 ・プロモーション管理	・顧客関係管理 ・LVT（顧客満足度）の最大化 ・アップセル ・クロスセル
MA	市場分析〜商談アポイント獲得	・リード（見込み顧客）管理 ・広告キャンペーン管理 ・メール配信 ・スコアリング ・ウェブ解析 ・フォーム作成	・マーケティング（営業戦略）支援 ・リード獲得 ・商談アポイント獲得

SFAとCRMは共通する機能もあります。ただし、プロセスや目的に応じてそれぞれ特化した機能が異なります。

SFAは、商談から受注獲得を目的として案件や商談ごとの顧客情報を管理する一方、CRMは、商談獲得後のLVT（顧客満足度）の最大化を目的とし、顧客のニーズを把握して商品を紹介したり、不満を解消したりします。

SFAツールを選定する5つポイント

数多くある中から自社に最適なSFAツールを選定するのは困難です。選定の際は以下5つのポイントについて確認しておきましょう。

1. コストパフォーマンス
2. 機能性と操作性
3. 他ツールとの連携性
4. サポート体制
5. 導入実績

それぞれのポイントについて解説します。

1.コストパフォーマンス

SFAツールの導入にかかる初期費用やランニングコストを確認します。ツールごとにかかる費用は異なるため、安く抑えたい場合には必ず確認しましょう。SFA導入時の初期費用や1ヶ月当たりの月額費用、ユーザー数や追加オプションによってカスタマイズ費用などがかかります。

また、サポートを受ける場合、費用が発生するツールや初期費用がかかるツールもあります。初期費用がかからない場合、月額費用が割高に設定されていることもあるため、事前に確認が必要です。

初期費用や月額費用、自社のユーザー数、使用するオプション機能などを考慮して、トータル費用で検討します。

2.機能性と操作性

SFAツールに搭載されている機能や操作性を確認します。ツールによって搭載されている機能や精度、操作のしやすさは異なります。企業の取扱サービスや製品に最適で受注獲得に有効な機能と、直感的なインターフェースで高い操作性を備えたツールなら、SFAツールの未経験者にも使いやすいでしょう。

これまで営業ツールを導入した経験がない企業は、導入によって業務効率が下がる可能性もあります。顧客情報や案件情報、スケジュール・プロセス管理、日報作成など、複数の機能を上手く使いこなせず操作に手間取ることも少なくないため、事前に使いやすさを確認すると良いでしょう。

スマホやタブレットで使用可能か

スマホやタブレット操作に対応しているかを確かめておきます。フィールドセールスの営業担当者は、営業先を訪問し商談するなどオフィス外で活動することが多くあります。SFAツールがスマホやタブレットで使用できれば、商談前に営業先の決裁者を確認でき、商談後には報告がスムーズに行えます。

パソコンを持ち運ばず、空いた時間を有効活用して日報などの作成できるなどの業務効率化にもつながります。

3.他ツールとの連携性

他のツールと連携できるかを確かめておきます。導入済みのMAツールや名刺管理ツール、コミュニケーションツール、会計ツールなどと連携することによって、営業活動が効率化できます。複数の部署で異なるツールを導入している企業の場合、ツールの連携ができず情報の齟齬や業務の不効率が起こることも少なくありません。

SFAツールと会計ツールの連携ができなければ、営業と経理の間で請求処理が複雑になります。SFAツールの導入前には利用中のツールと連携できるか確かめ、連携できなければ他のツールを検討する、もしくは既存のツールを変更して対応しましょう。

4.サポート体制

SFAツールを導入する企業に対し、どのようなサポートを実施しているのかを確認します。初めて扱うツールは慣れるまでに時間がかかるため、サポート機能の有無が重要です。機能や初期設定、活用方法を説明する稼働サポートや不具合やトラブルに対応する保守サポート、システムのアップデートなど、サポートの範囲を確認しておくと導入後にも安心できます。

サポートには別途費用が必要な場合もあるため、事前に確認しておきます。

5.導入実績

これまでどのような企業にどれだけ導入してきたか、実績を確認します。導入した企業数だけでなく同業種の導入実績があれば、SFAツールの活用による業績向上につながる可能性が高まります。多くの企業に導入されたSFAのデータベースには、顧客情報やニーズ、課題など豊富な情報が蓄積されます。

蓄積されたデータの活用によって各顧客のニーズや課題を明確に把握できます。適切な提案や対応を繰り返すことによって受注獲得につながるでしょう。

おすすめのSFAツール15選

この項目では、15のおすすめSFAツールを紹介します。以下の表では各ツールの主な機能をまとめました。ぜひ参考にしてください。

【SFAツール比較表】

	顧客管理	案件管理	行動管理	日報管理	スケジュール管理	名刺管理	通知管理	メール一括配信	データ分析レポート
Senses	◯	◯	◯	◯	◯	◯	◯	◯	◯
MicrosoftDynamics365	◯	◯	◯	×	◯	×	×	×	◯
SalesCloud	◯	◯	◯	◯	◯	◯	◯	◯	◯
eセールスマネジャー	◯	◯	◯	◯	◯	◯	×	△外部連携が必要	◯
ZohoCRM	◯	◯	◯	×	△Appleカレンダーとの連携が必要	×	×	◯	◯
kintone	◯	◯	◯	◯	◯	◯	◯	◯	◯
cyzen	◯	×	◯	×	◯	×	×	×	×
SalesForceAssistant	◯	◯	◯	×	×	◯	◯	×	×
KnowledgeSuite	◯	◯	◯	◯	◯	◯	◯	◯	◯
UPWARD	◯	×	◯	◯	◯	×	×	×	◯
Sales Hub（HubSpot）	◯	◯	◯	×	×	×	◯	◯外部連携可能	◯
BizMagic	◯	◯	◯	◯	×	×	◯	×	◯
Sansan	◯	◯	×	×	×	◯	◯	◯	×
JUST.SFA	◯	◯	◯	×	◯	×	◯	×	◯
WaWaFrontier	◯	◯	◯	◯	◯	×	×	×	◯

各SFAツールの特徴や機能、料金など詳しく解説します。記載している料金はすべて税込みです。

1.Senses

Sensesは、マーケティングから顧客管理まで営業のプロセス全般の課題を幅広く網羅し解決に導くツールです。リードの創出やリアルタイムの案件共有、適切な顧客フォローなど効率的に実行する多様な機能があります。

キャンペーンメールやお問合せフォームが簡単に作成できる機能や、顧客と交換した名刺情報をモバイルアプリから一瞬で文字変換する機能などマーケティングに便利な機能で、営業を幅広くサポートします。

リードを獲得し案件を創出するインサイドセールスでは、蓄積したSensesのデータベースを活用し、業界情報や取引先の情報収集、ニュース、プレスリリースなど最新情報も確認できます。

AI機能は、過去の案件情報から各案件の受注角度、契約金額、契約予定日などをリスク分析して類似案件を提示するなどのアドバイスをしてくれます。登録情報から候補を自動抽出したり、手書きメモや名刺スキャンからの自動入力もAIにより容易に行えるため、便利です。

専任の技術担当者が不在の企業でも、直感的に使いやすい管理画面なため、個人のタスクだけでなく、営業活動全体を効率化し可視化できます。

料金プランは3種類あります。

• スターター：月額30,250円〜
• グロース：月額12万1,000円〜
• エンタープライズ：月額36万3,000円〜
• 初期費用無料

2.Microsoft Dynamics 365

Microsoft Dynamics 365は、SFAとCRM、双方の機能を備えたツールです。リードの獲得から受注、アフターフォローまでを支援するさまざまな機能を備えます。

複数に分散している情報の統合やデータベース活用してのキャンペーンの実施など、マーケティング管理が行えるだけでなく、リードのスコアリングや予測分析機能によってターゲットを絞り、ベストなタイミングで最適なアプローチをするインサイドセールスに有効な機能も完備します。

営業戦略の策定から進捗管理や経費管理などの便利な機能以外に、新たな人材の獲得や育成をサポートする人材管理機能があります。人材マスタ管理やトレーニング管理、パフォーマンス管理などの機能によって、人材育成サポートも可能です。

料金体系は使用する機能ごとに異なり、さらに初回と2回目以降からで料金設定が異なります。顧客情報管理機能の場合は以下の通りです。

• 1つ目：月額16万3,070円
• 2つ目：月額10万8,720円
• 初期費用無料

アクセスと閲覧だけなど機能を絞って使用する場合、Team Members登録で低価格で利用できます。

3.Sales Cloud

セールスフォースが提供するSales Cloudは、CRMとSFAの機能を兼ね備えたツールです。インサイドセールスやフィールドセールスの業務をデータ活用により効率化し、コスト削減を実現します。

顧客管理機能は、取引先の基本情報や責任者の情報を法人と個人で区分けできることに加えて、商談情報や問合せ履歴などを紐づけて管理することによって、購買意欲が高まったタイミングで効果的にアプローチできます。

案件管理機能では、詳細を組織内で共有し、リアルタイムな情報をすぐに確認できます。経営や営業に関する判断のスピードアップに有効な機能です。

ダウンロードされた資料やWebサイトの履歴情報を活用して、リードとして管理するなどインサイドセールスに役立つ機能もあります。営業を可視化し外出先での顧客情報の確認や商談状況の把握がスムーズです。

料金プランは4つあります。

• エッセンシャル：月額3,300円
• プロフェッショナル：月額9,900円
• エンタープライズ：月額19,800円
• アンリミテッド：月額39,600円
• 初期費用無料

4.eセールスマネジャー

eセールスマネージャーは、案件管理工数の削減と生産性の向上を支援するマネジメントやフィールドセールス向けのSFAツールです。

一度活用するだけで活動報告などさまざまな情報が帳票に反映される機能があり、営業担当者の入力や資料の作成などの負担を軽減できます。外出先でも、スマホで最新情報を入力し情報を見える化するなど業務の効率化によって、営業担当者が顧客対応というコア業務に集中できます。

管理職は、リアルタイムで更新された商談情報や人脈情報などを確認できることに加えて、部下の仕事も把握できます。部下に的確なアドバイスを行い、最新の情報から最適なタイミングで経営戦略を立案できます。

MAツールやWeb会議ツール、会計ツールなどさまざまなツールとの連携も可能です。これまで統一されていなかったマーケティングデータを一元化して業務を自動化します。

eセールスマネージャーには3つの料金プランがあります。

• スタンダード：月額12,100円
• ナレッジシェア：月額6,600円
• スケジュールシェア：月額3,300円
• 初期費用無料

5.Zoho CRM

Zoho CRMは、顧客とのファーストコンタクトから受注までの間に生じる多様なニーズに対応できるよう、CRMとSFA両方の機能を備えたツールです。

タブの作成やカスタマイズ、項目の追加やセクションでの分類、レイアウトの新規作成や複製コピー、ホーム画面のカスタマイズ、タブのビュー設定、メールテンプレートなど様々な機能と使いやすいインターフェイスで営業活動を効率化します。

営業フォローのメール送信、データの更新アップデートなど、業務を自動で処理するワークフロー機能や、受注までのプロセスを設計し営業活動の品質をコントロールする優れた案件管理機能があります。それに加えて、メール、電話、チャット、SNSなど複数の媒体のやり取りを1つの場所に集約するマルチチャネル機能が備わり、スピーディな情報共有が可能です。

また、Zoho CRMのAI機能は、これまでのパターンに基づいて営業成績の分析や最適な連絡時間などを提案してくれます。データベースにはモバイルアプリからアクセスでき、外出先でも近くにいるリードを検索して営業方法を効率化できます。

Zoho CRMには4つの料金プランがあります。

• スタンダード：月額料金1,848円
• プロフェッショナル：月額料金3,036円
• エンタープライズ：月額料金5,280円
• アルティメット：月額料金6,864円
• 初期費用無料

6.kintone

kintoneは、企業の課題や業務担当者の悩みを用途別に一元管理するSFAツールです。仕事で使えるアプリを、ドラッグ&ドロップで簡単にカスタマイズして作成できます。チームやプロジェクトごとにコミュニケーションもスムーズに行え、案件ごとに紐づけてコメントをやり取りすることによって情報共有の効率化が図れます。

他に、蓄積したデータを閲覧、検索して日報作成や案件管理や問合せ管理、タスク管理、交通費申請など、幅広い機能を使用できます。さまざまな業務管理ツールを使うことにより情報の齟齬や不効率が起こることもあるなか、kintoneのカスタマイズしたアプリで営業を見える化することによってスムーズな業務の進行ができます。

kintoneの料金プランは以下の2つです。

• スタンダードコース：月額1,650円
• ライトコース：月額料金858円
• 初期費用無料

7.cyzen

汎用性の高い機能を揃えたcyzenは、スマホの機能で営業現場を見える化し、どこで何が起きているかを正確に把握できるSFAツールです。パフォーマンスや活動の記録と共有、営業先の住所や訪問履歴の保存、報告書、コミュニケーションなどに役立つ幅広い機能で営業活動を支援します。

パフォーマンス機能では、取得したデータの集計やランキングやグラフでの可視化、訪問件数や報告書内の数値化など、取得したデータを基に最適な営業戦略に役立つ情報をわかりやすく表示できます。アプリでいつでもスマートフォンから手軽に確認できるため、商談前の顧客情報の確認や商談後の報告もスムーズに行えます。

cyzenの料金プランは以下の2つです。

• スタータープラン：月額料金3,850円
• プロフェッショナルプラン：月額料金4,400円
• 初期費用無料

8.Sales Force Assistant

Sales Force Assistantは、AIが現場の営業活動を補助し、顧客情報管理から受注獲得に必要な戦略の策定まで効率的にサポートするSFAツールです。

顧客管理や商談管理、案件管理、クレーム管理、訪問計画管理などの情報を、一日一覧の日報を確認することによってスムーズに把握できます。

各データを基にAIが必要な情報を提供するアシスタント機能では、各営業担当者に専属のアシスタントとしてAI秘書が付き、業務効率化やモチベーションの向上、システム活用の補助などを行ってくれます。営業に必要な情報をリアルタイムで把握し、営業担当者の業務品質の向上につながります。

Sales Force Assistantには、アプリをインストールして使うパッケージ版と、月額課金型でサービスを利用するクラウド版があり、それぞれ料金が異なります。

• パッケージ版：22万円〜
• クラウド版：月額料金3,850円
• 初期費用5万5,000円

9.Knowledge Suite

Knowledge Suiteは、SFAやCRM、グループウェアなどさまざまなアプリケーションとの連携により、情報共有や顧客情報の管理などの効率的な運用を行えるSFAツールです。ユーザー数は無制限で利用機能を段階的に増やしても追加料金がかからないため、低コストで運用できます。

紙の名刺を素早くデータ化するだけでなく、オンラインで交換した名刺をSFA・CRMに保存し活用できます。また、紙に書いたメモのデータ化にも対応しています。

他にも、蓄積した顧客情報を検索し企業に合うフォーマットを設定して、報告書を簡単に作成する機能で日報作成の負担が軽減できます。移動中のスケジュールや訪問先の順番や場所、商談前の顧客および案件情報などの確認機能によって高い営業の質を実現します。スマホでも情報の入力や確認ができるため、業務効率化が可能です。

Knowledge Suiteの料金プランは3つあります。

• グループウェア：月額料金11,000円
• SFAスタンダード：月額料金55,000円
• SFAプロフェッショナル：月額料金88,000円
• 初期費用無料

10.UPWARD

UPWARDは、営業組織の強化や顧客接点の最適化、モバイルワークの推進を支援するSFAツールです。強みは、フィールドセールスの営業担当者を支援する機能の豊富さです。

営業担当者の営業現場での操作を想定し、色分けされた地図でのアプローチ先の確認やスケジュール登録、移動手段に合わせての最短訪問ルートの作成などの機能があります。また、直感的なインターフェースで操作しやすいです。モバイルアプリも利用でき、外出先でも顧客情報などを確認できます。

商談先や滞在先を位置情報から自動検知し、活動時間をCRMへ記録できます。商談前後の確認・入力作業やリアルタイムな情報共有がスムーズに行えます。自動検知機能は、特許を取得しています。集計されたデータを基に営業課題を見つけて、最適な営業へブラッシュアップも可能です。

UPWARDには3つの料金プランがあります。

• エッセンシャル：月額料金4,180円
• スタンダード：月額料金8,580円
• エンタープライズ：月額料金：14,080円
• 初期費用：11万円

11.Sales Hub（HubSpot）

Sales Hubは、営業活動を一元管理し効率化するHubSpot構成製品の1つです。多様な機能で集めた情報を1つのプラットフォームに統合して営業活動の摩擦を減らし、質の高い営業をサポートします。

効果の高いメールをテンプレート化し、各顧客の特徴に合う内容を作成してチームで共有したり、顧客によって開封されたメールを検知しすぐに通知が届いたりするなど、インサイドセールスにも有効な機能を備えています。こうした機能によって、顧客の購買意欲が高まったタイミングでフォローアップし、受注獲得につなげます。

他にも、営業資料などを手軽に保存共有できるドキュメント管理機能や、顧客との通話内容を記録して分析するコミュニケーションインテリジェンス機能など多数の機能で営業活動全般をサポートします。

料金プランは次の3つです。

• スターター：月額料金5,940円
• プロフェッショナル：月額料金105,600円
• エンタープライズ：月額料金475,200円
• 初期費用無料

12.BizMagic

BizMagicは、顧客情報や接点記録、気づかせ機能を中心としたシンプルな設計のため、これまでツールを使ったことがない人にも使いやすいSFAツールです。顧客情報や接点記録、日報作成、気付かせ機能、メール機能などが通常プランに備わっています。使い慣れるごとに、必要なオプションを 1つずつ追加して段階的に利用できる機能を増やせます。

オプションを追加すれば、グループウェアや案件、導入物件、顧客の声​、ワークフロー、見積などの機能が使用可能です。

気付かせ機能では、営業担当者の情報活用を促進します。顧客のクレーム情報や提案中の案件の進捗状況に加えて、最終接点日、リプレイス時期などの最新情報が確認できます。こうした機能によって、情報の漏れや忘れを防止します

BizMagicの料金プランは、料金プランは、アプリをインストールして使うオンプレミス版と、月額課金型でサービスを利用するクラウド版の2つです。

• オンプレミス版：27,500円
• クラウド版：月額料金2,200円
• 初期費用：63,800円

13.Sansan

営業のデジタル化を促進するSansanは、企業データベースと接点データベースを組み合わせて、個人や組織の営業力を強化します。企業情報や接点情報の活用、高精度な顧客分析によるターゲット選定によって効果的な営業戦略を立案し、営業成果の最大化を支援します。

帝国データバンクの企業情報が標準搭載されたデータベースを使い、市場のニーズを把握し顧客の理解を深め、新規顧客のターゲティングに有効活用できます。また、役員情報や決裁者の最新情報を確認することができるため、確度の高い商談が実施可能です。企業の情報は、CSVファイル形式でダウンロードできます。

新規顧客の開拓や既存顧客のアップセル・クロスセルなどに効果的な営業施策をサポートできます。

料金は、問合せが必要です。

14.JUST.SFA

JUST.SFAは、自社に最適なSFAをカスタマイズし、個人と組織の成長を支援します。顧客や案件、活動、プロセスなどの基本的な管理機能に加えて、集計・分析、レポーティング、帳票出力、スケジュール管理などの機能で、営業活動を効率化します。

営業活動に必要な情報をまとめて画面に表示し、直感的な操作で情報収集にかける時間を大幅に削減します。商談結果の入力や日報の作成などが行いやすいため、入力漏れやミスを軽減できます。

営業担当者が活動報告を入力するとリアルタイムに情報が反映され、面倒な集計の手間を省いて最新の情報を基にした精度の高い分析が可能です。顧客のニーズや課題にすぐに気づけるため、営業活動の成果の向上につながります

料金は、問合せが必要です。

15.WaWaFrontier

WaWaFrontierは、顧客情報の共有をシステムによって効率化し、個人営業から組織営業への転換を支援するSFAツールです。各営業担当者に留まりがちな情報をスムーズに共有し、属人化した営業の改善をサポートします。

グループウェアサービスをメインに、営業日報、ワークフローなどさまざまな機能を連携でき、ニーズに合わせてカスタマイズできます。日報の登録は、別システムでSFAを立ち上げる必要はなく、グループウェアからできます。グループウェアとSFAを連携することによって日々の業務負担をさらに軽減できます。

コメント機能や簡易日報入力機能、依頼機能、日報照会、CSV取込・出力機能、案件照会、顧客照会など、シンプルな機能で使いやすいため、初めての方におすすめです。

料金プランは次の2つです。

• WaWaFrontier light（簡易日報管理）：月額料金3,850円
• WaWaFrontier（日報管理）：月額料金4,950円
• 初期費用無料

自社に合ったSFAツールを活用し業務効率化や質の高い営業を実現しよう

SFAの導入によって、案件管理や顧客管理などの効率化に加えて、購買意欲が高まった顧客に対して最適な営業が実施できます。

SFAツールの中には、商談から受注までのサポートだけでなく、マーケティング支援をする機能を備えた製品もあります。そのため、ツールを1つ導入することによって営業活動全般の質の向上にもつながります。AI機能を搭載したSFAツールであれば、手間や労力を軽減しスムーズな業務の進行が可能です。SFAツールに迷った場合はぜひ、おすすめのツール紹介を参考にしてください。