最終更新日: 2023.09.26

営業活動を効率的におこなうためには必須の営業リスト。作った方が良いとなんとなく思っていても、どのようなメリットがあるのか理解していない方もいるでしょう。

そこで、本記事では営業リストを作成するメリットや作成方法を説明します。

また、営業リストの作成に役立つツールも紹介するため、営業リストの作成を検討している方は参考にしてください。

営業リストとは

営業リストとは、ターゲットとなる見込み客の情報をまとめた一覧表です。ターゲットリストやアタックリストなどとも呼ばれます。

訪問営業やテレアポ営業・メール営業・DM送付などさまざまな場面で活用することが可能です。営業活動をおこなうのであれば、用意しておくべきでしょう。

なお、営業リストに記載する情報には、以下のようなものがあります。

【営業リストに記載する情報】

  • 企業名
  • 代表者名
  • 所在地
  • ホームページのURL
  • 電話番号
  • メールアドレス
  • 担当部署
  • 担当者名

営業リストが必要な理由

営業リストを作成する本来の目的は、受注件数を増やすことです。アプローチできる数が増えたり、受注確度ごとに最適なアプローチができたりするため、受注件数の増加を期待できます。

営業リストの作成方法は複数ありますが、どの方法も手間はかかります。しかし、手間以上に多くのメリットが得られるため、営業活動をするのであれば必ず作っておきましょう。

営業リストを作成しない場合には、以下のような問題が発生する可能性があります。

【営業リストを作成しない場合の問題点】

  • 営業活動がうまくいかずに、メンバーのモチベーションが下がる
  • テレアポの前に毎回電話番号を調べなければならず、1日にアプローチできる数が少ない
  • 複数のメンバーが同じ見込み客にアプローチする

営業リストを作成するメリット

営業リストを作成するメリットは、主に3つあります。

【営業リストを作成するメリット】

  • 蓄積したデータを活用できる
  • 情報共有を円滑におこなえる
  • 業務効率を改善できる

蓄積したデータを活用できる

営業リストを作成すると、データを一箇所に蓄積できるため、社内にあるデータを最大限に活用できます。

営業リストを作成しないと、営業担当者が個人で見込み客に関する情報を管理することもあるでしょう。その場合、見込み客の名刺を持ち込んでしまい、受注確度が高いにも関わらずアプローチが漏れてしまうことがあります。

しかし、営業リストを作成して見込み客の情報を一元で管理すれば、情報の持ち込みによるアプローチ漏れは発生しません。さらには、社内にあるデータを最大限に活用できて、手元にある見込み客の情報が増えるため、より多くの見込み客にアプローチできます。

見込み客の情報を新しく集めなくても、社内に眠っているデータを活用すれば、多くの見込み客にアプローチできるようになるのです。

情報共有を円滑におこなえる

営業リストには自社の担当者や受注確度・進捗を記載するため、情報共有を円滑におこなえます。

営業リストを作成していないと、どの担当者がどの見込み客にアプローチしているのか把握しづらいです。複数の担当者が同じ見込み客にアプローチしてしまうといった非効率な営業活動をおこなってしまいます。

しかし、営業リストを作成すれば、どの担当者がどの見込み客にアプローチしているのか一目で把握することが可能です。重複したアプローチを避けられるだけではなく、進捗報告も簡略化されます。

非効率な営業活動を防げたり、営業プロセスを可視化できたりするため、効率的に営業活動をおこなうのであれば営業リストは必須でしょう。

業務効率を改善できる

営業リストを作成すると、業務効率を改善できます。

営業リストを作成せずにテレアポをおこなう場合、電話をかけるごとにターゲットの情報を調べなければなりません。1日に多くのターゲットにアプローチできる点が魅力のテレアポですが、リサーチ時間を挟むことで、アプローチできる数が減ってしまいます。

しかし、営業リストを作成すれば、電話をかける業務に集中することが可能です。さらには、受注確度が記載されている営業リストであれば、確度に合わせた営業トークをおこなえます。

営業リストの作成方法

営業リストの作成方法は、主に4つあります。

【営業リストの作成方法】

  • 社内で保有している名刺を活用する
  • インターネットで検索する
  • イベントに参加する
  • 営業リストを購入する

社内で保有している名刺を活用する

社内で保有している名刺を活用すれば、営業リストを作成できます。

商談やイベントなど、営業マンであれば営業活動で名刺をもらうことがあるでしょう。営業マンから名刺を集めて、エクセルやツールなどに入力すれば、営業リストを作成できます。

営業マンから集めた名刺の中には、一度も活用されずに放置されているものがあるかもしれません。アプローチできるものがないか確認してみましょう。

社内で保有している名刺を活用する方法は、新規で情報を集める手間が省けるうえに、一度接触しているためアプローチしやすい点が魅力です。

インターネットで検索する

エリアや業種といった見込み客の条件を指定して、インターネットで検索して情報を集めれば、営業リストを作成できます。

手動で検索しなければならないため、手間と時間がかかってしまう点が懸念点です。しかし、無料で営業リストを作成できる点は魅力でしょう。

なお、インターネットで情報を集める方法には、以下のようなものがあります。

【インターネットで情報を集める方法】

  • 国税庁の法人番号公表サイトを利用する
  • SNSの発信内容や頻度を確認する
  • 業界団体ホームページを確認する

イベントに参加する

名刺など顧客情報を獲得するために、イベントに参加するといった方法があります。

ターゲットが参加しそうな展示会に出展すると、見込み客の情報を獲得することが可能です。営業リストに記載できる情報を獲得できるだけではなく、イベントで商談までおこなえる場合もあります。

出展費用やブース設立費用など、イベントの参加には費用がかかります。しかし、ターゲットと直接コミュニケーションが取れるため、質の高い営業リストを作成できる点が魅力です。

営業リストを購入する

営業リストを購入して入手する方法は、営業リストを作成する方法の中で最も効率的な方法でしょう。

他の作成方法では、見込み客の情報を入手する過程で時間がかかります。さらには、集めた情報をツールやエクセルに一つずつ入力する過程でも時間がかかるため、完成までには多くの時間がかかってしまうのです。

しかし、営業リストを購入すれば既に完成したものが手に入り、作成時間を大幅に削減できます。浮いた時間を商談の準備に充てれば、商談の成功率は上がるでしょう。

営業リストの購入には費用がかかってしまうものの、営業マンにかかる負担を軽減できる点が魅力です。

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営業リストの作成に役立つツール

営業リストの作成にツールを活用すれば、手動で作成するよりも効率的に作成できます。インターネット上から指定の条件に該当するターゲット情報を抽出できるからです。

数ある作成ツールの中からおすすめのツールを4つ紹介します。

【営業リストの作成に役立つツール】

  • HRogリスト
  • ソーシャル企業情報
  • Urizo
  • ListA

HRogリスト

画像出典:株式会社フロッグ

「HRogリスト(フロッグリスト)」は、株式会社フロッグが提供している営業リスト作成ツールで、人材業界に特化しています。

インターネット上にある100以上の求人サイトから最新の求人情報を収集して、営業リストを作成してくれます。毎週データを取得するため、情報の鮮度が高い点が特徴です。

また、提供サービスを「リスト作成ツール」と「リスト納品」から選べる点も魅力です。リスト作成ツールであれば自分で簡単にリストを作成できて、リスト納品であれば要望に合わせたリストをエキスパートスタッフが納品してくれます。

初期費用(税込)10万円
月額費用(税込)3万円~
公式ホームページhttps://list.hrog.net/

ソーシャル企業情報

画像出典:トライベック株式会社

「ソーシャル企業情報」は、トライベック株式会社が提供している営業リスト作成ツールです。

初期費用が無料なうえに、月額7,700円(税込)と安価な料金で利用できる点が魅力でしょう。費用を抑えてツールを利用したい人におすすめです。

また、業種やエリアの他にさまざまな条件で絞り込める点も魅力です。従業員規模や資本金規模・年商規模など多くの条件を指定できるため、制度の高いリストを作成できます。

初期費用(税込)
月額費用(税込)7,700円(スタンダードプラン)10,780円(プレミアムプラン)16,280円(プラチナプラン)
公式ホームページhttps://skj.bizocean.jp/

Urizo

画像出典:株式会社セールスサポート

「Urizo(ウリゾウ)」は、株式会社セールスサポートが提供している営業リスト作成ツールです。

iタウンページやハローワーク・楽天など多くのサイトから企業情報を収集して、営業リストを作成できます。ツールの品質の高さから、55,000社以上の導入実績を誇っています。

また、プランによっては企業情報1件あたりの獲得費用が1円以下であり、低コストで企業情報を取得できる点も魅力です。低額で高品質な営業リストを作成できます。

初期費用(税込)5,500円
月額費用(税込)6,578円(ベーシック) 10,978円(スタンダード)19,580円(プレミアム)39,820円(スーパープレミアム)
公式ホームページhttps://urizo.jp/

ListA

画像出典:エコノス株式会社

「ListA(リスタ)」は、エコノス株式会社が提供する営業リスト作成ツールです。

最大3つのフリーキーワードで顧客情報を検索できるため、顧客情報をこだわって抽出できます。インターネットに記載されている1,000万以上の企業情報から自社に適した情報で営業リストを作成することが可能です。

また、企業情報の出所が明確であることから、安心して利用できる点も魅力です。初期費用は無料で月額11,000円(税込)と安価な価格設定でありながらも、信憑性の高い営業リストが完成します。

初期費用(税込)
月額費用(税込)11,000円(ライト)22,000円(スタンダード)33,000円(プロフェッショナル)44,000円(エンタープライズ)22,000円(リスタDB)
公式ホームページhttps://www.econos.jp/products/lista.php

営業リストを作成するコツ

質の高い営業リストを作成するコツは、主に2つあります。

【営業リストを作成するコツ】

  • 最新情報を記載する
  • ターゲット企業を多く含める

最新情報を記載する

営業リストを作成する際は、顧客情報が最新のものか確認してください。

社内で眠っていた名刺の情報を営業リストに活用することもあるでしょう。しかし、名刺を受け取ってから現在に至るまでの間に、会社の所在地や電話番号などが変更している可能性があります。

古い情報と新しい情報が混在している営業リストを作成した場合、営業リストに記載されている電話番号に電話したらつながらないなんてことが起こります。新しい電話番号を調べる時間がかかってしまうため、営業リストを作成しているにも関わらず非効率な営業活動となってしまうのです。

営業リストを作成する際は、最新情報か確認して記載しましょう。作成後に情報が更新された場合は、営業リストの更新が必要です。

ターゲット企業を多く含める

営業リストを作成する場合、ターゲット企業を多く含んだリストを作成しましょう。

営業リストを購入したり、作成ツールでインターネット上から顧客情報を抽出したりする場合、ターゲット企業でない企業が含まれることがあります。ターゲット企業が少ない営業リストを使用する場合、サービスを紹介しても受注につながらない可能性が高く、営業効率は下がってしまいます。

営業リストを購入する場合はターゲット像を明確に伝えて、作成ツールを活用する場合は適切なキーワードや条件で絞ることで、質の高い営業リストを作成しましょう。

まとめ

効率的な営業活動には、営業リストの作成は欠かせません。蓄積したデータを活用できたり、情報共有を円滑におこなえたりするメリットもあるため、営業活動をおこなうのであれば作成しておきましょう。

作成方法は複数あり、それぞれ魅力は異なります。手間や時間・費用などからどの方法を選ぶか検討してみてください。

最後に、当社オンリーストーリーでは決裁者限定のマッチングサービス「チラCEO」を提供しています。4,000社以上の企業で導入されており、すべての企業は独自審査を通過しています。

「手軽に品質の高い商談をおこないたい」と考えている方は、「チラCEO」の導入を検討してみてはいかがでしょうか。


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