最終更新日: 2026.09.22
インサイドセールスでのKPI例|適切な目標設定と運用方法

インサイドセールスのKPI例を、売上関連・活動関連・効果測定の3つに分けて紹介。現状分析やSMART原則による目標設定の方法、モニタリングから評価までの運用手順、改善のアクションも解説します。

監修:平野 哲也(株式会社オンリーストーリー 代表取締役)

KPIが適切に設定されていないと、正しいPDCAサイクルを回すことはできません。

インサイドセールスで使うKPIと運用方法を整理します。

この記事の要約

  • KPIは新規取引数などの売上関連、コール数などの活動関連に分けられます。
  • コンバージョン率や平均取引期間などの指標で、活動の効果を測定していきます。
  • 目標は現状分析とSMART原則で設定し、定期的なモニタリングで見直します。

インサイドセールスでのKPI例

インサイドセールスでのKPIは、主に以下の3つのカテゴリに分類されます

売上関連KPI

  1. 新規取引数
    新規取引数は、一定期間内に獲得した新規顧客数を示します。インサイドセールスの効果を測るためには、新規顧客獲得が重要な指標となります
  2. 平均取引額
    平均取引額は、一定期間内に獲得した取引額を取引数で割ったものです。インサイドセールスにおいて、顧客一人当たりの売上を把握することが重要です。
  3. 売上成長率
    売上成長率は、一定期間内の売上を前期と比較した増減率です。インサイドセールスのパフォーマンスを評価する際、売上成長率が高いほど、営業活動が効果的であると言えます。

活動関連KPI

  1. コール数
    コール数は、一定期間内に発信した電話の回数です。コール数が多いほど、アポイントメントや商談のチャンスが増えます。
  2. アポイントメント数
    アポイントメント数は、一定期間内に設定されたアポイントメントの数です。アポイントメント数が増えることで、商談や成約につながる可能性が高まります
  3. 商談数
    商談数は、一定期間内に実施した商談の回数です。インサイドセールスの効果を測るためには、商談数を追跡することが重要です。

効果測定KPI

  1. コンバージョン率
    コンバージョン率は、アポイントメントや商談から成約に至るまでの割合を示します。高いコンバージョン率は、営業活動が効果的であることを意味します。
  2. 平均取引期間
    平均取引期間は、商談開始から成約までの平均日数です。短い取引期間は、インサイドセールスがスムーズに進んでいることを示します。

適切な目標設定方法

インサイドセールスでのKPI設定には、以下のポイントに注意してください

  1. 現状分析
    現状の営業活動のデータを分析し、どのKPIが改善の余地があるかを把握します。
  2. SMART原則に従う
    目標は、具体的(Specific)、測定可能(Measurable)、達成可能(Attainable)、現実的(Realistic)、期限を設定した(Time-bound)であることが望ましいです。
  3. チームとのコミュニケーション
    KPI設定は、チーム全員が理解し、共有できるように適切なコミュニケーションを行います。

KPI運用方法

KPI運用には、以下のステップがあります

  1. 定期的なモニタリング
    KPIの進捗状況を定期的にチェックし、達成可能性を確認します。
  2. 改善施策の実行
    KPI達成に向けて、必要な改善施策を実行します。
  3. 結果の評価とフィードバック
    改善施策の効果を評価し、次の目標設定や施策にフィードバックします。

インサイドセールスにおけるKPI改善のためのアクション

インサイドセールスにおいてKPIを改善するためには、具体的に以下のような問題点を抱えていると考えられます

  • 顧客との関係構築が進んでいない
  • 営業のリソースが足りていない
  • 商材のターゲティングを誤っている

顧客との関係構築が進んでいない

営業活動においては、顧客との関係構築を進めることが何より重要です。

もし、顧客との接点はあるにもかかわらず、思うように商談につながらないのであれば、顧客との関係構築がうまくいっていない可能性があります。

顧客が商品やサービスを検討している段階であれば、メルマガに登録してもらい情報を発信したり、詳細な内容が記されたホワイトペーパーを渡すことで、購入意欲を高める必要があるでしょう。

また、顧客との関係構築を一から考え直したいのであれば、顧客から直接商品やサービスに関する不安や不満点、課題を尋ねることもできます。

アンケートやお問い合わせフォームを活用し、顧客が考えていることを集約することも可能です

営業のリソースがが足りていない

営業のリソースが不足していることも、インサイドセールスの効率を下げる要因となります

単純に架電数が足りていない場合は、企業を調べるための業務に時間がかかっている場合や、そもそも架電にあてる人員が不足している場合などがあります。

営業リソースが足りていない場合、せっかく良い商品やサービスを持っていても、機会損失を出し続けることになってしまいます。

こうした状況を避けるためには、営業代行サービスに外注することをおすすめします。

以下の記事では、営業代行サービスの選び方について詳しく解説しています。

商材のターゲティングを誤っている

自社の商材のターゲティングが誤っている場合、いくら営業活動を進めても相手に訴求することができず、セールスの効率を落としてしまいます。

分析した結果ターゲティングが誤っていると判断できる場合、すぐにアプローチする顧客の属性を見直し、再度営業リストを作り直す必要があるでしょう。

インサイドセールスのKPI設定は成功の決め手

インサイドセールスでのKPI設定は、営業活動を効果的に行うために重要です

本記事では、「インサイドセールス KPI」の具体的な例を紹介し、適切な目標設定と運用方法について解説しました。

売上関連KPI、活動関連KPI、効果測定KPIの3つのカテゴリに分類されるKPIを理解し、現状分析を行い、SMART原則に従って目標を設定しましょう。

さらに、チームとのコミュニケーションを大切にし、定期的なモニタリングと改善施策の実行を行い、結果を評価してフィードバックを行うことで、インサイドセールスの効果を最大限に引き出すことができます。

この知識を活用し、インサイドセールス活動を効果的に展開していきましょう。

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よくある質問

Q. インサイドセールスのKPIには何を置きますか

A. コール数やアポイント数などの活動量、商談化率やコンバージョン率などの効果、新規取引数などの売上指標です。

段階ごとに指標を置くことで、どこで商談化が止まっているかを見つけやすくなります。

Q. どのKPIから始めればよいですか

A. 現状の数値を把握したうえで、最も改善したい段階に対応する指標から設定します。

多すぎると管理が回りません。

運用が定着してから、必要に応じて指標を追加していきましょう。

Q. SMART原則とは何ですか

A. 具体的、測定可能、達成可能、関連性がある、期限があるという5つの条件で目標を設定する考え方です。

この条件に沿って目標を立てると、達成の度合いを客観的に判断しやすくなります。

Q. KPIはどのくらいの頻度で見直しますか

A. 週次や月次でモニタリングし、改善施策を試したうえで評価します。

前提が変わったときにも見直します。

見直しの際は、数値だけでなく現場の声もあわせて確認しましょう。

この記事の監修者

平野哲也

平野 哲也(ひらの てつや)

株式会社オンリーストーリー 代表取締役

BtoB営業と決裁者マッチングの領域に12年間携わり、決裁者同士をつなぐマッチングサービスを運営。

累計26億円の資金調達を実施し、「ベストベンチャー100」にも選出されている。

「つよいい会社をつくる」を掲げ、経営の中でのしくじりや営業の現場で得た知見を発信中。

ENICXO
メッセージアイコン オンリーストーリー代表 平野からのメッセージ
オンリーストーリーでは、これまで10年以上にわたり、
BtoB営業における「集客の課題」と真剣に向き合ってきました。

経営者同士が信頼でつながるマッチングプラットフォームや、
想いを届ける手書きの手紙など、独自の形で支援を続けています。

そして最近では、経営者同士を直接つなぐ「顧問&コミュニティサービス」も新たにスタートしました。

私たちが大切にしているのは、単なるマッチングツールの提供ではなく、
一社一社の課題に寄り添い、"本当に意味のある出会い"をつくることです。

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