テレアポで決裁者と繋がってアポを獲得できれば、成約率は高くなります。しかし、決裁者とテレアポで繋がる方法にはどのようなものがあるのか知らない方もいるでしょう。

そこで本記事では、テレアポで決裁者と繋がる方法を3つ説明します。

また、テレアポで決裁者に繋がりやすい時間帯を業種別に紹介しているため、質の高いアポを獲得して成約率を高めたい方は参考にしてください。

テレアポで決裁者とのアポを獲得する方法2つ

テレアポで決裁者とのアポを獲得する方法には、主に2つあります。

【テレアポで決裁者とのアポを獲得する方法】

• 決裁者に電話をかける
• 担当者に決裁者の同席を促す

決裁者に電話をかける

決裁者と電話で話せれば、アポを獲得できる可能性が高くなります。電話で自社サービスについて説明できて、興味を持ってもらえれば、その電話で日程調整をおこなえるからです。

しかし、ターゲット企業に電話をかけて窓口の担当者が電話に出た場合、話を聞いてもらう前に電話を切られてしまう場合があります。営業内容に関わらず、営業電話を断るように窓口の担当者に指示している企業は存在するため、いかにして決裁者と電話で会話するかが課題でしょう。

担当者に決裁者の同席を促す

テレアポで決裁権のない担当者が電話に出たからと言って、決裁者とのアポ獲得を諦める必要はありません。商談の日程調整の際に決裁者の同席を促せば、決裁者が参加するアポを獲得できるからです。

自社の上長も商談に参加する旨を伝えると、スムーズに決裁者アポを獲得できるでしょう。「弊社の上長も同席いたしますので、ご責任者様の同席もお願いできますか」と伝えると、自然な会話の流れで決裁者の同席を促せます。

また、ターゲット企業が抱える課題の緊急性を訴えることで、決裁者の同席を促せる場合もあります。担当者から課題を

ヒアリングして、緊急性の高い課題か判断しましょう。

テレアポで決裁者と繋がる方法3つ

テレアポで決裁者と繋がる方法には、主に3つあります。

【テレアポで決裁者と繋がる方法】

• 責任者を呼んでもらう
• 決裁者がいる部署の直通番号に電話をかける
• 決裁者に繋がりやすい時間帯に電話をかける

責任者を呼んでもらう

テレアポで決裁者以外の人が電話に出た場合、電話の最初で責任者を呼んでもらうようにお願いすると、決裁者と繋がれる可能性があります。

「ご担当者様はいらっしゃいますか」と質問すると、決裁権のない担当者に繋げられる可能性が高くなります。担当者と伝えるのではなく、「ご責任者様はいらっしゃいますか」と質問して、決裁者に繋げてもらいましょう。

なお、どのような責任者をお願いしたいのか具体的に説明すると、スムーズに電話を繋いでもらえます。「営業責任者の方いらっしゃいますか」ではなく、「アポイントの獲得に関するご責任者様いらっしゃいますか」などと質問すると、誰を呼ぶべきか担当者は容易に判断可能です。

電話の窓口担当者に面倒くさい営業電話と思われて切られないためにも、具体的にどのような責任者を呼んで欲しいのか説明しましょう。

決裁者がいる部署の直通番号に電話をかける

決裁者がいる部署の直通番号に電話をかければ、決裁者が電話を取る可能性が高くなります。窓口担当者が電話に出て、決裁者に繋げてもらえずに電話を切られることは少なくなるでしょう。

企業の規模によるものの、中堅企業以上であれば部署ごとに直通番号を設けている企業が多くなっています。アプローチしたい決裁者の所属する部署が判明しているのであれば、該当の部署の直通番号に電話をかけてみましょう。

直通番号は企業のホームページに記載されている場合があります。電話窓口に聞いても回答してもらえる場合があるため、直通番号を手に入れましょう。

決裁者に繋がりやすい時間帯に電話をかける

テレアポで決裁者に繋がるかどうかには、電話をかける時間帯が大きく影響しています。どれだけテレアポの内容が充実しているものであっても、話を聞く決裁者が多忙の時間帯であれば、話は聞いてもらえないでしょう。

決裁者に自社サービスについて知ってもらってアポを獲得するためにも、決裁者が電話に出やすい時間帯に電話をかけてください。

業種によって繋がりやすい時間帯は異なるものの、午前中であれば比較的に電話が繋がりやすくなっています。特に始業から1時間程度までは、決裁者が社内にいる可能性が高く、テレアポにおすすめの時間帯です。

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【業種別】テレアポで決裁者に繋がりやすい時間帯

業種によって、テレアポで決裁者に繋がりやすい時間帯は異なります。企業によって忙しい時間帯は異なるものの、以下に一般的に決裁者に繋がりやすい時間帯をまとめました。

業種	電話が繋がりやすい時間帯
事務所	午前10時頃、午後2～4時頃
飲食	午前11時以前、午後1～5時頃
理美容	午前10時以前、閉店後
医院	午前8時頃、午前12時頃
工場	午後4～5時頃
不動産	午前10時以前、閉店後
寺院	午後4～5時頃
農場	午前11～12時頃
教育	午前11～12時頃

なお、業種によって繁忙期が異なります。上記の時間帯にかけたとしても、繁忙期のテレアポは話を聞いてもらえない可能性が高くなっています。ターゲット企業に迷惑がられないためにも、忙しい時期を事前に調べて把握しておきましょう。

テレアポを成功させるコツ

テレアポを成功させるためには、営業のトークスキルも重要です。電話が繋がりやすい時間帯と併せて、テレアポを成功させるコツを把握しておきましょう。

【テレアポを成功させるコツ】

• セールス感の出る言葉は避ける

案内や販売といったセールス感のある単語は警戒されやすいため、提案や確認といったセールス感の出にくい単語を使用する

• 断られる理由を作らない

「今お時間よろしいでしょうか」と質問するのではなく「お忙しいところ失礼します」と言い切ることで、相手に断る理由を与えない

• メリットは10秒で伝える

挨拶が終わって本題に入る前に、話を聞くメリットを提示することで、興味を持ってもらう。専門用語を避けて説明すると、伝わりやすい

• 落ち着いたトーンを意識する

無理に明るい声を出すと、不自然な作り声になる可能性がある。落ち着いたトーンで話すと、自信がある印象を与えられる

• 訪問日時は選択肢を提示する

「〇日の午前と午後ならどちらがよろしいですか」と2つの選択肢を提示することで、相手に日程調整の手間をかけない

• 断られる度に落ち込まない

テレアポの平均成功率は約0.1～2%であるため、断られて当たり前という気持ちで前向きに営業する

ちなみに、以下の記事でテレアポを成功させるコツについて解説しています。アポ獲得率を高める事前準備についても紹介しているため、アポ獲得率を高めたい方はぜひ併せてご覧ください。

テレアポを成功させるコツ｜アポ獲得率を高める事前準備やコツを紹介

テレアポ以外で決裁者とのアポを獲得する方法3つ

テレアポ以外で決裁者とのアポを獲得する方法は、主に3つあります。

【テレアポ以外で決裁者とのアポを獲得する方法】

• 問い合わせフォームに連絡する
• 決裁者のアポ獲得が得意な営業代行会社に依頼する
• 決裁者専用のマッチングサービスを利用する

問い合わせフォームに連絡する

問い合わせフォームへの連絡は、決裁者とのアポ獲得に効果的です。問い合わせフォームに届くメールは決裁者も確認している場合があり、メールが決裁者の目に留まれば、アポ獲得に繋がるからです。

メールで企業に連絡する場合、他のメールに埋もれて開封されない可能性があります。ターゲット企業にとって魅力的な内容がメールに書かれていたとしても、開封されなければアポは獲得できません。

それに対し、問い合わせフォームに届くメールは、一般的なメールよりも開封率が高くなっています。企業のホームページにアクセスして問い合わせフォームからメールを送らなければならず、メール営業より手間がかかるものの、アポ獲得に効果的な営業手法と言えるでしょう。

決裁者のアポ獲得が得意な営業代行会社に依頼する

営業代行サービスとは、自社に代わって営業活動を代行してくれるサービスです。代行を依頼できる業務内容は、アポ獲得だけではなく、商談なども含まれます。

さまざまな営業代行会社からサービスが提供されていますが、その中には決裁者のアポ獲得を得意としているサービスもあります。営業代行会社のスタッフは高い営業スキルを持っているため、自社の営業マンではアプローチが難しい企業のアポ獲得も可能です。

また、即戦力となる人材を確保できる点も魅力でしょう。自社で営業マンを決裁者のアポ獲得ができるように育成する必要がなく、育成にかかる時間や手間を削減できます。

決裁者専用のマッチングサービスを利用する

決裁者専用のマッチングサービスとは、言葉通り、決裁者のみが登録できるビジネスマッチングサービスです。顧客となる企業を探せるだけではなく、提携先も探せます。

条件を絞って、自社のニーズにマッチした企業にアプローチすることが可能です。また、マッチングサービスのスタッフが自社にふさわしい企業の決裁者を紹介してくれたり、自社サービスを決裁者に紹介できるオンラインイベントに参加できたりします。

決裁者と商談をおこないたい人が登録しているため、マッチしてすぐに商談をおこなえる点が魅力。少ない労力で決裁者と繋がりたいという方に向いているサービスです。

まとめ

商談の成約率を高めるためには、質の高いアポを獲得する必要があります。そのためにも、テレアポで決裁者と繋がって、商談では決裁者にとって魅力的な提案をおこないましょう。

また、テレアポで決裁者と繋がれなかった場合は、電話に出た担当者に責任者である決裁者の同行を促すことがおすすめです。自社の上長も商談に参加する旨を伝えれば、相手企業の決裁者も商談に参加するでしょう。

ぜひ本記事で紹介した、テレアポが繋がりやすい時間帯を参考にして、テレアポで決裁者と効率的に繋がりましょう。

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決済者同士でマッチングできるため、社内確認が少なく、スピーディーに商談に進めるといった魅力があります。

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